風が来たと

思っている間に

風が去った


あっけにとられているうちに

次の風が来る

次の風が来る


言葉のかごに

閉じ込めた風は

開いてみれば

ただの空


風はわざわざ

僕らの肌に触れ

去っていく

僕らを感じるだけの

体にして


風が来た

その言葉が来る前に

去っていく

次の風が来る