「ドラえもん」の英訳版、DORAEMON Vol.1から。
ジャイアンの紹介に続いてスネ夫の紹介。
スネ夫はSNEECHとなっている。英語でSから始まる語は比較的ネガティブなイメージの語が多くキャラクター名なんかでもSはじまりのキャラクターはあまりいいイメージがないやつが多い。
古くはシェイクスピアの『ヴェニスの商人』にでてくるシャイロック(Shylock)はケチな高利貸し。
チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』にでてくるスクルージは、「冷酷無慈悲、エゴイスト、守銭奴、人間の心の暖かみや愛情などとはまったく無縁の日々を送っている人物」(ウィキペディアより)。
あとは、ハリー・ポッターのSeverus Snapeとかもそうですね。
というわけで、スネ夫も金持ちなくせにケチで嫌な奴ということで、SNEECHは英語圏でもキャラクターに合った名前なんじゃないかと想像します。
スネ夫の紹介はThe neighborhood rich kid. Loves showing off his stuffとなっている。
neighborhoodというと「近所」という訳語がすぐに思いつくが、英辞郎を見てみると…
〔ある特定の特色を有する〕地区、地域、区域
都市・町の中の一つの〕地域、区域
という意味がある。neiborhood rich kidは、日常的な日本語で言うなら「町の金持ち」という感じが近いかと。
show offは「見せびらかす」なので「モノを見せびらかす/自慢が大好き」。
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