「三味線、猫まっしぐら」を読んでくださってありがとうございます。
12月の初めから試験放送的にこのブログを続けてきましたが、本格的にこちらで始めました。
引き続きよろしくお願いします。
ふう香
「三味線、猫まっしぐら」を読んでくださってありがとうございます。
12月の初めから試験放送的にこのブログを続けてきましたが、本格的にこちらで始めました。
引き続きよろしくお願いします。
ふう香
きょうは新居の鍵をもらう日です。
きのうやったぎっくり背中で
少し体が痛いんですが、
頑張って新居まで行きました。
本日、銀行融資が実行され、
工務店へ代金が支払われます。
それと引き換えに自宅の引渡しというわけです。
まだおうちには何も家具がないので、
キッチンに備えつけた台の上で
書類の説明やらサインやら押印をして
いよいよ新居の鍵を渡されました。
ちゃりん!(鍵の音)
といっても、まだ一週間ぐらいは
微調整のため人が出入りするので
鍵は工務店と我が家の共用ですが。
ことしは家づくりに奔走しました。
人もお金も時間も、
自分史上最大限に煩わせた日々。
鍵をもらって、また一つ節目を迎えました。
この家のテーマはただ一つ、「反省しない」です。
一生懸命考えたつもりでも、
「何でこうしちゃったんだろう!」という
場面が出てくると思うんですが、
反省しないことにしています。
つい反省したり後悔したりしてしまうんですが、
そこはせずに、「どうすればよくなるか」に
意識を向けたいと思います。
家を建てるのは大変ですが、
とてもおもしろい経験でした。
「あれ?この部屋、エアコンの位置が・・・」
工務店の人が帰った後で夫が言いました。
何と、リビングなんですが、
エアコンの位置を余り考慮せず設計したため、
エアコン予定位置に取りつけると
間接照明ともろに
ぶつかってしまうのです。
何という初歩的ミス!
これからもいろいろあるだろうなと
少し覚悟をしたのでした。
・・・右か左か、それが問題だ・・・
イデオロギーの話ではありません、
利き手の問題です。
私は左利きで、
筆とお箸以外は左手を使います。
子供のころは左利きは「ぎっちょ」と
言われていました。
それがピンクレディーが登場して(年がわかるね・・)
「サウスポー」という特別感あるものに昇格。
バレーボールをやっていたので
サウスポーなんだから頑張れと言われるようになりました。
しかし、何だかんだ言っても世の中は右手優位で、
和の世界もしかり。
お習字を習っていましたが、
筆は右手で持っていました。
当然利き手ではないので、
思った字が書けません。
踊りもお扇子を主に持つのは右手で、
くるくる回したりするので
慣れるまで大変でした。
さて、三味線はどうでしょうか。
私が三味線を始めたとき
真っ先に先生に尋ねたのも
「左利きだけれど大丈夫でしょうか?」でした。
答えは「利き手は問題ないです」
というわけで、安心して?
先生と同じように
右手で撥を持ち左手で糸を押さえるスタイルで
始めました。
やっていくうちに、
利き手は余り関係ないこともわかりました。
利き手じゃないからできないのか、
お稽古が足りないからできないのか
はっきりしない。
例えば、薬指のハジキ(糸に指を引っ掛けて弾く奏法)は
なかなかうまくできませんでした。
利き手でやっているのに!
お稽古を重ねると力が入るようになりました。
これから始める人で
利き手のことを心配している人がいたら
「三味線は余り関係ない」と
言ってあげたいです。
突然ですが、けさ私はぎっくり背中になってしまいました。
別に特別なことをしていたわけではなく、
洗面所にて、着替えようとしたその瞬間!!!
これは誰かが言ってた「ぎっくり背中」か?
ああーー、やってしまった!
余りの痛みに、考えることも、
息をすることさえできない!
きのうブログを書いて、すぐ寝てしまいました。(9時過ぎ)
そうしたら、朝、夫が「この人知ってる?」と
録画を見せてくれました。
テレビっ子の夫は、
私のマイブームをリサーチして
時々録画しておいてくれるのでした。
夫よ、よくやった!笑
news zeroに出るとは知らずにブログ書いていました。
すごいタイミングだー!
左上に「人々を魅了する伝統話芸 人気講談師・神田松之丞(35)」と
書いてあります。
そもそも、なぜ三味線を始めたかというと、
私は日本舞踊を習っていて
(子供のころからじゃないよ)
踊りの先生が
「踊りやるなら、三味線もやった方がいいわよ」と
勧めるので
軽い気持ちで、踊りにプラスになればいいな
ぐらいのノリで始めました。
踊りの音楽は、古典なら大抵、長唄です。
長唄は、名前のとおり長い。
全体も長いけれど、
歌詞もさくさく進みません。
例えば「ひとりごと」という単語一つとっても
「ひぃぃーーとおぉぉりいぃぃぃーーーごおおーーーーとおぉぉーー」と
長く引っ張って
何歌ってんだかわからない。
人によって伸ばす長さも微妙に違うので、
唄に合わせて踊っていると
狂ってきてしまう。
反対に、三味線は一定だから
三味線に合わせて踊ること。
それには、三味線の音をよく聴くこと。
踊りの先生がこうおっしゃるので、
もっともだなと思うのと
三味線に少し興味があったので
気になっていました。
でも、すぐに始めたわけじゃなく、
2年ぐらい温めていたような気がします。
私が初めて三味線を触ったのは
2015年の1月のことでした。
子供のときから三味線をやっている人は
初めて三味線を触った日なんて
覚えていないと思うんですが。
大人は一々「初めて」があります。
初めて三味線に触った日
初めてバチを持った日
初めて弾いた日・・・まだまだあるで。
最初に行ったのは、
渋谷の「ミュージックアベニュー」という
楽器レッスン専門のところで
「体験レッスン」でした。
「三味線の弾き方は、主に3つあります。
上から下に弾く
下から上に弾く「スクイ」、
引っ掛けるようにして弾く「ハジキ」です。」
先生の説明を聞き、実演つきで見て、
心底びっくり!
私は「上から下に弾くだけ」だと思っていたのでした!
当時でもう日本舞踊は8年ぐらいやっていて、
三味線の音をずっと聞いていたのに
弾き方なんて考えたこともありませんでした。
そんなにびっくりしなくていいじゃないかと
今では思うんですが、
中世の人が「地球が太陽の周りを回っている」と
聞かされたぐらい驚きました。
まさに天動説から地動説!
自分の前提が覆されたショックで
「無理!できません!
冷やかしでした、済みませんでした!」と
尻尾巻いて帰りたくなった記憶が・・
そのときは、結局、
仕事やら日程の問題で
通うことはありませんでした。
今の師匠に会って
ちゃんと始めるまで
1年以上が経過してしまいました。