そもそも、なぜ三味線を始めたかというと、
私は日本舞踊を習っていて
(子供のころからじゃないよ)
踊りの先生が
「踊りやるなら、三味線もやった方がいいわよ」と
勧めるので
軽い気持ちで、踊りにプラスになればいいな
ぐらいのノリで始めました。
踊りの音楽は、古典なら大抵、長唄です。
長唄は、名前のとおり長い。
全体も長いけれど、
歌詞もさくさく進みません。
例えば「ひとりごと」という単語一つとっても
「ひぃぃーーとおぉぉりいぃぃぃーーーごおおーーーーとおぉぉーー」と
長く引っ張って
何歌ってんだかわからない。
人によって伸ばす長さも微妙に違うので、
唄に合わせて踊っていると
狂ってきてしまう。
反対に、三味線は一定だから
三味線に合わせて踊ること。
それには、三味線の音をよく聴くこと。
踊りの先生がこうおっしゃるので、
もっともだなと思うのと
三味線に少し興味があったので
気になっていました。
でも、すぐに始めたわけじゃなく、
2年ぐらい温めていたような気がします。