「比べない」生き方のために…NO.11
気が付かずやってない?言われた方は傷つく言葉
比べてはいけない、、、と分かっていても
気づけば比べている、ということ
あるかと思います。
今日、お伝えする事例もそのひとつ。
……と言いますか、
「良いこと」と思って言ってしまっている人も多いかもしれません。
それは、
「○○さんのように・・・」という言葉です。
例えば
「お姉ちゃんのように、宿題は先にしなさい」
「お兄ちゃんみたいに、朝ご飯はしっかり食べなさい」
「クラスの○○さんのように、お友達には親切にしましょう」
「ゲームばかりしていないで、友達の△△君みたいに、
お外でもっと遊べば・・・」等など。
親は、より分かりやすく説明しようと
「例え」として、きょうだいや友達の行動を挙げているのですが、
言われた子どもの方は、結構
嫌な気分になるものです。
言われた方は
「ワタシはお姉ちゃんとは違うの」
「ボクはお兄ちゃんとは違う!」
「○○さんみたいには、自分にはできない」
「△△君は、公園で一緒に遊ぶお兄ちゃんがいるから、外で遊べるんだ」
等、親に頻発する気持ちがわいてくるでしょう。
確かに
「自分は○○さんとは違う」と感じるでしょうし、
条件や環境が違う中で、例えを出しても意味がありません。
そのようなときは
「宿題を先にした方が、気にせず遊べるわよ」
「朝ご飯をいっぱい食べると、午前中しっかり先生の話を聞けるよ」
「お友達に親切にすれば、自分の心がポカポカするよ」
「お外で遊ぶと体をいっぱい動かせて、楽しいわよ、夕ご飯がより美味しくなるよ」
など言い方を工夫してみてくださいね。
どれだけ言ってもやらない子が、自分からできる子に変わる!」
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家庭教育協会「子育ち親育ち」代表 田宮由美