以前、ダイソーのブロックおもちゃ「組立キット」をレビューしましたが、今回は別の種類のブロックおもちゃ「プチブロック」をプラモ的視点から紹介します。

 

 

模型雑誌の作例などでブロックおもちゃをプラモの改造に使っているのを見かけたことがあったので、試しに買ってみました。

 

ダイソーのプチブロックは1マスがだいたい4mm×4mm×3.5mmの小さいブロックで他社の類似のブロックおもちゃとの互換性は無いみたいですが、種類は動物,ロボット,乗り物,ファンタジー系等たくさんあります。

110円の1セットにパーツが100ピースくらい入っています。こちらのサイトにセット毎のパーツリスト等がとても詳しく整理されていて、参考になります。

材質はABS樹脂なので、ABS樹脂製のプラモと同様に切ったり瞬間接着剤で接着することもできました(余剰パーツ(黒)で実験済み)。

 

これ↓は「タヌキ」のセットを組み立てたものです。

プラモデルへの使い方としては、例えばオプション装備や装甲などの着脱部分に1×2や2×2マスのブロックを使うと、ブロックなので適度な強度がある付け外しができそうです。

ちなみに、上のタヌキのセットだと黒い1×2のブロックが14個入っています。

他にも、ボールジョイントがたくさん使われているセットもあって、「ジェット」セットには黒いボールジョイントが11組入っていました。ボールジョイントのサイズは1種類で、ボールの径は約4㎜,受け部分の外径は約5.5㎜です。

試してみたところ、ホビーベースの「関節技ボールジョイントミニ」の中サイズと互換性がありそうです(ご利用は自己責任で)。下の画像のグレーのパーツは関節技のボールジョイントです。

ブロックで可動フレーム的な物を作って、モナカキットを被せる...なんてことができないかなぁなどと妄想が膨らみます。

他のパーツもブロックの特性である、単位長さが一定なところや直方体(各角が直角)であるところ,パーツ同士を組み合わせていろいろな形が作れることを生かせば、適材適所でいろいろ使えそうです。

 

今後、プラモデルで使える所があったら使ってみたいと思います。

 

 

 

 

《プチブロックで遊んでみた》

ボールジョイント目的で買った「ジェット」ですが、パーツ取りだけではもったいないので組み立ててみました。

ロボット形態はそれなりですが、飛行機形態は可動部がロックされるようになっていてなかなかよくできています。手のひらサイズでこの変形は楽しいです。(下の写真内のスタンドは他のセットの物を使っています)

 

 

「タヌキ」と「ジェット」はパーツ取り目的で買ったのですが、幻獣シリーズの「フェニックス」と「フェンリル」は普通に造形がかっこよかったので、ついでに買ってしまいました。

 

「フェニックス」はゴールドとクリアーの部分が多く見映えがします。

説明書どおりだとこういう↓ポーズですが、

関節を動かしてお腹にスタンドを接続すれば、空を飛んでいるポーズにもなります。

上の「ジェット」の飛行機形態の写真で使ったスタンドは「フェニックス」の物で、スタンドもブロックで組み立てるようになっています。

 

「闇夜のフェンリル隊」でおなじみ(?)の「フェンリル」は少ないパーツ構成で精悍な姿が再現されていて良い物です。

 

プチブロックは対象年齢が12歳以上で、少し大人向けに設定されています。パーツが細かいから安全のために対象年齢が高いのかもしれませんが、組み立て説明書がパーツの配置図のような形式になっていて、どこからパーツを組むか順番を考えなければならないので、大人でもちょっと難しかったです。

 

 

以上、ダイソーのプチブロックのご紹介でした。