高木慶子さんのすばらしい本『「ありがとう」といって死のう』 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。



『今日苦しんだことが、
明日、誰かを救うかもしれない』

....名言やなぁ...と思います(涙)。

先日 1年遅れで投稿してた、
去年読んだ本の
ベストセレクションにも選んでいた、この本。




高木慶子さんの『「ありがとう」といって死のう』
幻冬舎






去年、
インスタ繋がりの女性から教えてもらって読んで
すごくよかったので😢
自分用に買ったんだけど
読みたい人のために販売することにしました。
800円(郵送の場合は900円+送料)


私にはすごく感動する本だったけど
《今 すっごく人生楽しくて仕方ない》
というような人が読んでも、
そんなに感動しないかもしれない。

(そもそも そんな人は このような本には手が伸びないか💦)

今、つらい苦しい日々を生きてる人、
または身近にいる つらい人のために読みたい、という人に読んでほしい。

そしてもちろん、自分や誰かの死と向き合おうとしてる人にも。

私がとくに励みになったのは.....

『なりたい自分になれない。
でも、それでいいのです』

『なりたい自分にはなれなかった。
理想の生き方はできなかった。
でも、それが自分という人間だったんだ。
それでいいのではないでしょうか。

「ああ、すごいな。世の中にはあんな人もいるのか」と感動する。
少しでも近づいてみたいなと努力する。

なりたい自分になれなかったことよりも、
そうした感情を持てたことの方が
ずっとずっと大事なことだと私は思います。』

『なりたい自分になれなかった。
でも、それでいい。
少しでもなろうとしたことを
認めてあげよう。
愛してあげよう』 

.....この部分。泣けた😢

私も、なりたい自分像には程遠く、
憧れの女性には程遠く、
《こんなはずじゃなかったのに...》の日々だけど、高木慶子さんのこの文章がなぐさめとなった。

そして

『どんなに苦しい状況にあっても
悲しみから目を逸らしてはいけないと思います。
悲しみから目を逸らしてしまうと
立ち直るのがかえって遅くなってしまいます。

悲しみは忘れようとしても忘れられるものではありません。
ずっと心の中に残ります。
だからこそ、あえて悲しみに向き合う。
向き合うことによって、悲しみから自分を解放することができます。』
にも、共感する...。

そして

『苦しんだことは必ずどこかで輝きます。
死の時にこそ輝くのです。』

『つらい時を生きた経験が、
最後は希望に変わる。
苦しみは死の瞬間に輝く』 

と 断言されていて、励みになる。
名言だなと思う。

実際に高木シスターが
終末医療で関わった人たちの実話が書かれているのだけど
私がとくに心に残ったのは、
長年付き合った人に裏切られ、
心に深い傷を負い、病んでしまい、
最後はがんで、
両親より早くに逝ってしまった女性の話。
でも、最後、
悲しくて仕方ないはずのお父様の言葉が
すばらしい...(涙)

冒頭の言葉、もう一度.....

『今日苦しんだことが、
明日、誰かを救うかもしれない』

『』内 すべて
高木慶子『「ありがとう」といって死のう』より
(幻冬舎)


※ 冬季は、雪や雨、強風など悪天候の時は
予告なく休ませていただくことがあります。
(そうでなくても 冬は命がけで店まで行ってます
自転車で🚲️)
どうかご了承下さい🙇

何があっても 最後に すべてに「ありがとう」と
言って旅立てたら、いいですね...
さらに、高木シスターのような人が
そばにいてくれたら いいだろうなぁ...。


★緑の小道、店舗存続のための
募金のお呼びかけをしております。
よろしくお願いいたします🙇

グリーフ関連の本、他にも─
2年前や去年にはもっといろいろ紹介してました。
ご興味おありの方には
ブログテーマ「本の紹介」のところから
探していただけたらと思います。

この本もまだ残ってますが
本当によかったです。
(必ずしも全体がグリーフ関連の内容ではないですが)

こちらもよろしくお願いします🙇‍♀️







#高木慶子 #シスター #高木シスター 
#ありがとうといって死のう #ありがとう 
#上智大学グリーフケア研究所
#グリーフ #グリーフケア #死別 #死別の悲しみ
#死別の苦しみ #悲しみ #苦しみ #死
#向き合う #幻冬舎 #希望 #なりたい自分
#認めてあげる #感動する #愛する
#本と雑貨 #緑の小道 #古本屋 #富田林
#富田林寺内町 #寺内町 #じないまち
#緑の小道2023年12月
https://www.instagram.com/p/C1FRtG7JHyc/?igsh=cTl5dHoydTRybWJ2