この記事は3490文字です。(読破予想時間:約8分18秒)
昨日の記事に、自作自演で人気の粉飾決済の様な事をして、ネットで叩かれてた、昔の知り合いのバンドがいたって話
を書いたが、ちょっとその話を広げてみたい。
その話を広げる前に少しだけ触れておきたい事がある。
ネットなんかない時代に僕がそれまでに知り合ったミュージシャンの中に、案外たくさん自称プロミュージシャンがいた。
でも、間違いなく奴らは仕事として音楽で稼いだ事なんかないと言うのはすぐに分かる。
真実味を持たせようと説明すればする程、本当にその世界で飯を食っている人間にはそのほころびが見えてくる。
何と悲しい奴らなのだろう。
過去に何度もそんな事を思った。
それと同じで、ネットの世の中になっても、ちょっと自信があるのか何だか知らないが、身内にちやほやされて勘違いでもしてしまったのか、普通のどこにでも転がっているアマチュアバンドなのに、自分達をメジャーアーティストと勘違いさせる様なキャッチコピーを駆使して、大きく見せようとする連中が後を断たない。
物凄く微妙な表現で、これは嘘ではないのでOKとでも言いたげに感じてならない。
これでは、昔流行った「消防署の方から来ました」と言って、消防署から来たかの様に思わせて消化器を買わせる詐欺師と変わらない。
自作自演の内容についてはこれからおいおい詳しく話す事にするが、おそらく、自作自演をしているバンドは、自分達だけはバレないと思っているのだろう。
けど、昔の友人の件があって、そこから派生した話を読んだり、リンクを踏んだりして同じ様な事をして、同じ様に叩かれてるバンドの事を読んでみたりしたのだが、そこで、一部のネットユーザーの賢さに関心させられる事になった。
成る程、こういう風にして、真実が浮き彫りになるのかと、凄く納得した。
こりゃ、バレるわ。
正直、そう思った。
流石に、昔の知り合いの具体的な話は気が引けるので、その時あちこちで読んだバンドのごく一般的な共通した話だけにさせて貰う。
まず、最初にとあるバンドが叩かれるきっかけになったのが、国内でも有名な音楽フェスへの出場権をかけた投票への不正疑惑だった。
そんな有名なフェスの投票で、見た事も聞いた事もないバンド名が、いきなり投票上位に出て来たら、誰でも注目するのは当たり前だろう。
でも、その中に大物ミュージシャンがいる訳でもなく、バンド名のみならず、メンバー全員がほぼ無名なのである。
所属事務所もどこか分からず、レコード会社も聞いた事がないと、小さな波紋が立ち始めた。
当然、その大イベントに出場出来るメンバーを選ぶ為の投票だから、何万票なのか何十万なのか忘れたがかなりの票が入っていたと記憶している。
でも、某大手BBSのユーザーが、疑惑を確信に変える書き込みをしてから、いわゆる祭りが始まって大炎上。
その書き込みとは、そんなに票が入ってるのに、そいつらのYouTubeの動画再生数がめっちゃ少ないと書かれたものだった。
そして、YouTubeのチャンネル登録者数が10人もいてないと書かれていたのだ。
そこからだった。
その書き込みを見て、成る程と当時関心したものだが、今思い返すと当たり前の事なのだ。
そんなものどこからでもバレる。
逆にアジアのミュージシャンで、CD売り上げのランキング圏外のアーティストがYouTube再生、何億回とかってのもあったけど、あれも、やっぱりすぐに疑惑を呼んで世界のあちこちで炎上した。
そのアジアのミュージシャンを今でも大物とは認めていない人間は多いし、僕もその一人だ。
そして、先程のバンドの話に戻るが、そのバンドは、他にもあちこちさらし者にされていた。
ウィキペディアの記事も自分達で書いていると言われてた。
見てみると、案の定「特筆性に欠ける」とウィキペディアの記事に警告が表示されていた。
ウィキペディアに表示される「特筆性に欠ける」と言う警告の意味は、「ウィキペディア側の調査では、ここに載せる程、有名なバンド、或いは、人物とは思えない」と言われていると言う事だ。
もっと深読みするなら、無名の素人が自分で書いたでしょ?ってモロに指摘されている様なものだ。
「特筆性に欠ける」なんて一度でも書かれたら、ミュージシャンとしては、致命的な事だ。
ウィキペディアに自分で書いて、有名人の振りをしようとするバンドマンやミュージシャンって、ホントに後を絶たないけど、卑怯で小狡い上に、ちょっと頭が悪すぎる様に感じる。
結局、何かの道で名を成すのに、ショートカット出来る道なんかないんだよ。
その後の祭りはどのバンドも悲惨なものだった。
共通して、そういう奴らって、あちこちに別人が自分を紹介してるかの様なキャッチコピーを考えて、第三者目線で、自分達を褒めちぎるのだ。
長年、メジャーデビューしてなかったのは、まるで自分達がわざと制限をかけていたかの様に、自分達をカリスマだの伝説だの安いキャッチコピーで表現している。
その文体の癖もブログと比較されて、どのメンバーの癖と同じ文体だと分析されてたりした。
その後、いろいろ調べられて、レコード会社も実在せず、事務所も実在せず、自分達でプロダクション名やレーベル名を名乗ってるだけで、自分達で自分達の事を「ついにデビュー」とかって言ってたけど、単なる自主制作版を出しただけだったり、音楽配信を始めただけの地元の仲間内だけの小さな範囲で騒がれてるだけの、ただの無名のアマチュアバンドだと、結論付けされていた。
Wikipediaに自分で書き込んだり、まるで、今まで世に出る事を自分達が制御したり拒んでたかの様に宣伝してみたり、まるで、漫画『べしゃり暮らし 』に出てきた、若手漫才師の手口の様だ。
誰でも考えつく様な陳腐で浅はかな知恵だからこそ、漫画になるのか、漫画にヒントを得て皆が真似するのかは分からないが、どっちにしろ、あまり賢い手だとは思えないし、正直、軽蔑してしまう。
これが数年前の記事で、次の年には、ネットユーザーの間では、去年の自作自演のバンドがまた出て来ないか、ほんの一瞬だけ話題になっていた。
もう、ネットで警備が出回っておそらく、彼らが浮き上がる目はほとんどないと思われる。
それに近い様な事を自分の昔の友人達がやってたって話なのだが、おそらく、僕の昔の友人達も今話に出たバンドの人達も、これが不正と言う自覚もなく、ビジネス上必要な宣伝とでも思ってるんじゃないだろうか?
音楽に限らず、どんなビジネスでも嘘はイカンよ、嘘は。
自分達の実力やキャラクターや一切合切、売り込むなら真実を売り込まなくちゃ。
こんな数年前の記事が未だにネット上には残ってて、誰でも簡単に閲覧出来る。
そして、こんな目にあった連中がいっぱいいてると言うのに、現在もまだ同じ様な不正を繰り返してる連中が後を絶たない。
で、やり過ぎて反感買って、ネットで検証されてまた新たな血祭りにあう。
あのネットユーザー達の検証能力は凄いと思うよ。
言いがかりだとかそんな疑念を抱かせる様な余地は少しもなかった。
過去の音源の売り上げランキングとか、YouTubeの再生回数とか、TVやメディアに出た実績とか、いろいろ検証されて自作自演を着実に暴いていく訳だ。
アマチュアがこれだけやるんだから、Wikipediaもそれくらいの事は当然してるだろう。
Wikipediaはビジネスで理想のサイトを作ろうとしてる訳だから、そりゃ、すぐにばれて当たり前。
実際、「特筆性に欠ける」と警告が出るまで、そんなにはかからないらしい。
自分達の音楽を売り込むのに、出来るだけ効率よく宣伝しようとするのは当たり前で、むしろやらなくてはならない事だと思う。
だからと言って、不正をすると言うのは、根本的に別の話で、あまりに短絡的すぎるだろ。
盗作も自作自演も不正と言う意味では、世間から最も嫌われる同じ行為
だと言う認識を持った方がいい。
そして、少しでも、ようやく目立つ事が出来た瞬間に簡単にバレる。
不正をした瞬間、せっかくの才能も台無しになるぞ。
もう少し、考えてから行動しようよ。
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