『Stranger in X'mas Town』 (アルバムバージョン)
<この曲を試聴する>(JASRAC作品コード:712-3221-4)
この記事は4332文字です。(読破予想時間:約10分18秒)
■概要
2014年に発表したシングル曲『Stranger In X'mas Town』の2015年アルバムバージョン。
この曲を最初に発表したのが、1988年のクリスマスでした。
1988年当時はバンドで演奏して、ゲスト女性ボーカルを迎えて、女性コーラスを入れてたのですが、それを元にコーラスを再アレンジして、自分の声で入れてみました。
終始、淡々と進むシングルバージョンに比べて、終盤へ向かう程に盛り上がるアレンジになってます。
作詞・作曲・編曲:皆見つかさ
Vocal:皆見つかさ
Chorus:皆見つかさ
E.Guitar:皆見つかさ
Bass:皆見つかさ
Drums:皆見つかさ
◇Stranger in X'mas Town (album version)/皆見つかさ
(『せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。』)
聴いて良かったという方は、是非、動画のタイトル部分をクリックしてYouTubeへ移動して頂いてから、グッドボタンのクリックをお願い致します。(埋め込み動画内ではグッドボタンは表示されませんので)
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下記記事にもこの曲のリリース情報が掲載されてます。
■詳細
1)何故、シングルとアレンジを変えたのか
冒頭にも『概要』で書きましたが、この曲はこのアルバムがリリースされる前にシングルとしてリリースされている曲のアルバムバージョンです。
まず最初にアレンジを変えたと言っても、途中まではほとんど同じです。(笑)
シングルバージョンは、淡々と進みながらもじわじわと盛り上げていくアレンジになっているのですが、それはこの曲の元となった1988年に発表した『Stranger In X'mas』と言う曲の雰囲気をそのままに残したかったからです。
しかし、アレンジの面では、この曲の元となった曲は、女性コーラスが入っていたり、ピアノが入っていたりと、シングルバージョンより、音が厚い構成になっていました。
2014年のクリスマスが近づく中、アルバム制作途中に急にクリスマスソングをファーストシングルとしてリリースしようと思い立ったので、シングルバージョン制作の時間は本当に限られていました。
その中で、いかに元の曲のイメージを崩さずに少ないパートでアレンジするかが肝だったのですが、やはり、コーラス入りのバージョンも捨て難いと言う思いが僕の中に残っていたのです。
勿論、シングルバージョンの出来はそれはそれでアリだと思っています。
そこで、シングルバージョンにコーラスを重ねてアルバムバージョンとしてアルバムに収録しようと言う結論に至った訳です。
2)何故、女性コーラスではないのか
元の曲が女性コーラスだったので、そのイメージはありましたし、女性のボーカリストの候補は自分の中にも二人浮かんでいました。
そこは随分迷ったのですが、このアルバムは全てを自分一人で完結させると言う大きな目標があったのです。
そこに例外を加える事はやはり自分の中では許される事ではなかったのです。
結果、自分で歌う事となりました。
本当は、地声でパワフルなコーラスにしたかったのですが、メインボーカルの主旋律が、自分の一番パワーの出る位置で歌っていますので、それより上でハモるにはちょっと声がキンキンとしすぎて聞き苦しいし、メインボーカルの下でハモると、イメージがあまりにも変わってしまうのです。
色々と試した結果、ファルセットで歌うのが、一番イメージに近いと言う結論になりました。
3)何故、ピアノがないのか
元曲には、女性コーラスとピアノが入っていたのに、何故、ピアノがないのか。
これは、自分で弾くのか打ち込みで済ませるのか誰かに頼むのかと選択肢は色々あると思いますが、その選択肢が登場する事もなく、ピアノは削ると最初から決めていました。
このアルバムのコンセプトの一つに、全ての曲を、ドラム・ベース・ギター・ボーカルの4つのパートのみでアレンジすると言うのが揺るがない決定事項としてありましたから。
4つのパートと言っても、ギターはアコギとエレキがありますので、5つのパートとも言えますが。
それと、元の曲でピアノを弾いてくれてたメンバーには申し訳ないのですが、個人的に正直、イマイチこの曲に彼のピアノが合っていないと感じていたのも根底にはあったと思います。
でも、結局、シングルバージョンと手法は違いますが、徐々に盛り上がると言う元曲のイメージはどちらも壊さずに完成したので、アルバムバージョンは成功ではないかと思っていますし、創作者本人である僕としては、シングルバージョンより、このアルバムバージョンの方が気に入ってます。
4)シングルとのミックスの違い
シングルバージョンとアルバムバージョンは歌詞もメロディーも全く同じです。
しかし、ミックスはやり直してます。
細かい所で言うとあちこちあるのですが、大きな所では2点。
1つは、エフェクトです。
シングルバージョンのボーカルには実は、リバーブは全くかかってません。
僕の声、そのままです。
アルバムバージョンの方には、リバーブがかかっています。
これは演奏と馴染ませる為に行われる手法で、ごく一般的な手法なので、リバーブなんてかかってない様に聴こえる楽曲も多いと思いますが、意外にも、皆さんがお聴きになっているほとんどの楽曲で、リバーブは使われている筈です。
何故、リバーブあり・なしと違いをつけたのかと言う事には、ほとんど意味はありません。
シングルをミックスしてる時には、かけなくてもなかなかいい感じに思えたので、下手に何か弄るよりそのままでいったと言うだけの事で、アルバムの場合は、他の曲との兼ね合いもあるし、少しかけてみたと言うだけの話です。
リバーブをかけてみても、それはそれで悪くはならなかったので。
そして、2つ目の違いです。
これは、ドラムの定位です。
シングルバージョンとアルバムバージョンでは、ドラムのパンポットの振り方が、左右逆になっています。
完全正確に逆かと言うと数値の上では微調整してますので、全くの逆ではありませんが、左右を入れ替えたと言う概念だけで喋るなら、全てが左右真逆になっています。
何故、入れ替えたのかと言うと、誰に対してドラムを自然に聴かせるのかと、誰ならばドラムを自然に聴いてくれるかの違いです。
この事に関して詳しくは、『ドラムのミキシング、左右どっちに振る?』に書いたので、簡単に説明すると、ドラムの音と言うのは、観客とドラマーの耳には左右逆に聴こえるのです。
ドラマーあるあるの一つですが、普通は観客に聞こえている定位でレコーディングされる事がほとんどですが、ドラマーにとっては、そういう音源を聴く時、少し違和感の様な気持ち悪さの様なものを感じるのです。
と言うのも、ドラマーは、観客席の方に向かってドラムを叩いてますから。
例えば、ドラマーにとって、右側にあるシンバルは、観客にとっては左側にある訳です。
かと言って、ドラマー以外は、左右逆に音が鳴っている事に違和感を覚える人なんて、ほとんどいません。
だから、シングルバージョンは、それが分かるのはドラマーくらいだと言う事で、ドラマー側から違和感のないパンポットの振り方をした訳です。
でも、アルバムバージョンでは、やはり、誰も気づかなくともドラマーにとっては違和感があろうとも、実際に聴き手側に聴こえてくる真実を重要視した訳です。
このアルバム以降のドラムのパンポットは全て真実重視になってますし、今後もそうするつもりです。
5)曲の解説について
この曲の元となった曲の事。
元曲を作るに至った経緯。
曲のメロディーや歌詞やアレンジについて。
その他諸々、この曲についての解説は、このライナーノートより先に、シングルバージョンのライナーノートに、書かせていただいてますので、よろしければ、そちらも合わせて曲のお供にお読み下さい。
5)シングルバージョンと聴き比べ
ここまでお読みになられたのなら、せっかくですから、シングルバージョンも聴いてみて下さい。
シングルバージョンはYouTubeには提供しておりませんので、Spotifyもしくは、ご自身がいつもお使いになられているストアでご視聴下さい。
Stranger In X'mas Town | |
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