【スペイン】直接波と大地反射波をほどよくとらえる”スペイン製アンテナ”の研究1
スカイツリーとTA-3とTA-ZERO、東京アンテナ工事株式会社屋上にて。
スペイン製アンテナ、TA-3(東京アンテナ3号)の性能は東京アンテナ工事(株)の折り紙付きですが、弊社が折り紙を付ける理由を3回に分けて説明させていただきます。
1.トリプルブーム
2.仰角金物
3.内蔵ブースター
今回は第1回目ということで、1.トリプルブームの説明です。
↓独特のフォルム・デザインとカラーリングが特徴的なTA-3ですが、今回はそのフォルムの理由に迫ってみたいと思います。
以前、「東京タワーの周辺ではアンテナが上を向いて取り付けてある!」という情報をブログに書かせていただいておりますが、
アンテナが上を向いている地域のこと。
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10874964238.html
=結論=
先に結論から申し上げてしまいますと、TA-3(東京アンテナ3号)は、直接波や大地反射波を効率的にとらえるためにトリプルブームになっているのです。以下、解説です。(笑)。
直接波と大地反射波を”ほどよくとらえる”スペイン製アンテナの研究その1
専門的にアンテナに関わっていないと、なかなかご存知ないかも知れませんが、アンテナの利得性能は直接波と大地反射波の位相合成値で表記されています。
ついでに図の解説をしましょう。
上段の図は、送信所から受信点までの直接波と大地反射波の経路を表しています。※大地に反射する地点の計算方法は受信点の鏡像を仮定するだけで図示の通り、簡単に導き出すことができます。
下段の図は、上段の図と送信所の高さは同じで受信点までの距離が2倍に伸びた場合の直接波と大地反射波の経路を表しています。※下図のように例えば受信点までの距離が2倍程度離れた場所の場合、大地反射波の反射角度は鈍角になり、反射地点も遠くなる。
教科書のように非常に一般的なことを書いてみましたが、ここで重要なのは、「大地反射波の反射地点から受信点が遠ざかると、減衰がはじまります。」という黒い文字であります。笑。
直接波と大地反射波を”ほどよくとらえる”スペイン製アンテナの研究その2
上の図は、さきほどの図のケースで「送信所の高さが2倍になった」場合を表現しています。
送信所に近い場合、大地反射波の反射してくる角度がかなり鋭角になるので通常のアンテナではレベル差や位相差がかなり大きくなってしまい、調整が難しくなります。そこで、「アンテナが上を向いている地域」等では、大地反射波を諦めて、直接波だけで勝負しよう!ということになるのです。
また送信所に遠い場合の注目点は、送信所の高さが2倍になると、大地反射波の反射地点から受信点が近くなる。つまり、遠ざかると、減衰がはじまるのですから、近くなれば減衰がはじまらない。すなわち、送信所の高さが2倍になると、送信出力を変えなくても遠くまで電波が伝わりやすくなるということになります。(ことばにすると難しいな~。)
言い回しを変えただけなのですが、もう1パターンの解説も書いておきます。ご参考になれば幸いです。
※送信高が例えば2倍になると、(送信出力が同等であっても大地反射波の減衰開始地点が遠くになるから)、
大地反射波が遠くまで届くようになるので、電波の到達可能距離は長くなる。
業界用語的には「見通し距離」が伸びたから。ということになりますが(笑)、送信所から離れた地域においては、大地反射波を考慮したようなアンテナもかなり有効という少々技術的な話しでした。
=独特のフォルムの解説の前に=
皆様ご存知のように欧州は地続きでありますから、飛行機に乗らずとも自動車や電車で国際間の移動が可能です。国際間の人の往来・交流・貿易に関する考え方は、日本人の感覚とは全く違っていると言ってよいと思います。共通通貨ユーロを使用している国ではさらに通貨の壁までも無い訳ですから、言語・文化の違いに気づかなければ、「どこの国で何を買っても、ほとんど違和感が無い。」と言えるかも知れません。ある意味、世界中で最も国家間のグローバル化が進んでいる地域なのではないでしょうか。
=アンテナの需要の比較=
日本のアンテナ需要は国内メーカーでほぼ100%のシェアを占めていると考えられますが、ほとんど他国にアンテナを輸出しているという話しを国内メーカーから聞いたことが無いので、おそらく地産地消となっていると思います。かなり大雑把な計算になりますが、日本国内のアンテナが必要な建物の総数を人口1億人の半分、5千万棟
(かなり多めの数字だと思われます。)としても、国内需要のMAXは5千万個ということになります。
対しまして、欧州(ユーロ通貨圏内)の人口は約7億人。人口比だけでも、日本の7倍程度の需要はあると考えて良さそうです。
=テレベス社のグローバル戦略=
テレベス社は、現在、スペイン本社のほか、ポルトガル、UAE、ポーランド、ドイツ、中国、米国、イタリア、イギリス、フランスに支社を展開しています。つまり、欧州圏の他、北米圏やアジアにも進出してきていますので、マーケットターゲットとしては、オーバービリオン(10億超)を見据えていると考えてよいでしょう。
スカイツリーとTA-3とTA-ZERO、東京アンテナ工事株式会社屋上にて。
=独特のフォルムとカラーリングの秘密=
「アンテナなんて、どれも同じでしょ、テレビが見られればいい。」
「同じ形で同じ色のアンテナばかり、どれを買ったらいいのか、わからない。」
この2つの意見、全くその通りなのです。
少し離れただけで、どこのメーカーのアンテナなのか?が全く見分けがつかなくなるのが、今までのアンテナの「特徴!」なのです。
閉鎖された小さなマーケットであれば、
「アンテナは○○へ」みたいな宣伝でも効果があるかも知れませんが、
大きなマーケットをターゲットにする場合には、
「あのオレンジ色のアンテナ」とか、
「あの3本のブームになっているアンテナ」などのように、
「あの」という接頭語のない商品は、競争力が無いのであります。
スペイン大使に謁見した三矢宏。緊張しました~:今日は3つブログ書くその1
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10848530899.html
=あのアンテナを日本でも取り付けたい!=
TA-3は、「あのアンテナを日本でも取り付けたい!」と言っていただけるようなアンテナを目指し、東京アンテナ工事株式会社が「東京アンテナ」という冠を付けて、スペイン・テレベス社から直接輸入して、プロモーション活動も行っています。※
※TA-3(東京アンテナ3号)は物販だけという扱いはありません。必ず弊社で講習を受けた指定代理店(インストーラー)にて材工一式でご注文下さい。弊社では指定代理店様を随時募集しておりますが、まだまだ日本全国をカバーしきれておりませんのでお問い合わせいただいてもお断りするケースもございますので、予めご了承くださいませ。
弊社がテレベス社との取引を開始した経緯については下記をご覧ください。
ガイアの夜明け(東京下町のアンテナ工事屋、スペインにアンテナを買いに行く!の巻)
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10715161622.html
スカイツリーファンクラブとラルフの競演は、
2011年10月22日(土)深夜25:43~
お見逃しなく!
TOP10では収まりきらず、異例のTOP15になっているという噂もあり。
ランク王国(TBSテレビ)、スカイツリーTOP10に出演予定です。
http://ameblo.jp/tstfc/entry-11045620116.html
行商するのは↑のアンテナです。
詳細は、下記!!
東京アンテナ工事(株)テレベスジャパン事業部
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/televes-japan.html
ちなみにテレベス社も東京アンテナ工事も昭和33年創業、東京タワーと同じ年です。ホワラ、コインシデンス。
What a coincidence!
話題沸騰中!!↓
http://ameblo.jp/tstfc/entry-11049682332.html
http://ameblo.jp/tstfc/entry-11037161352.html
ほこ×たて 東京スカイツリー編
6250分の1の「てくてくスケール」の穴に6340分の1の「スカイツリー消しゴム」が通過できるか?!
http://ameblo.jp/tstfc/entry-11040649295.html
ふざけてばかりいないで、たまには世の中のために。
↓東京アンテナ工事(株)LED導入工事の記録
LEDって、自社自慢。なんだか、世の中の役に立ったような気になる。(笑)。
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10909166811.html
スカイツリー芸人メディア出演表↓
http://www.diginet.ne.jp/tokyo-ant/tstfc/tstfc.html#geinin
第1位、東京スカイツリーグッズコレクション
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10605833789.html
第2位、スカイツリーグルメファン
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10525560757.html
第3位、東京スカイツリー周辺マップ(ブリッジ編)
http://ameblo.jp/tstfc/entry-10417555088.html
グルっぽ 東京スカイツリーファンクラブⅡ
http://group.ameba.jp/group/Cx5AlTkwFlhh/
2011.6.11現在、会員限定記事公開中です。
ブログ読者が100名に。
本ブログの読者が100名になりました。ありがとうございます。キリのイイ数字が好きなのでたいへん嬉しいです。是非、どんどん読者になってください。
大好評!
東京スカイツリーファンクラブ テキスト版
(画像が無いので軽いため、目次代わりにご利用ください。)