【メモ】「アンテナ工事屋は道に迷わない!」という都市伝説 アンテナが上を向いている地域のこと。 | 東京スカイツリーファンクラブブログ

【メモ】「アンテナ工事屋は道に迷わない!」という都市伝説 アンテナが上を向いている地域のこと。


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2011.4.28に掲載された記事に
・スカイツリーに適したアンテナ?近傍編

・スカイツリーに適したアンテナ?遠距離編

を加筆編集しました。2012.5.30


「アンテナ工事屋は道に迷わない!」という都市伝説

関東ではVHFアンテナが東京タワー(港区)を向いているので、道に迷っても街角のアンテナを見れば、即座に「港区」の方向がわかり、方向感覚を修正できるということで、この都市伝説は生まれました。


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VHFアンテナ(左端)と東京タワー。送信アンテナを向いているので上を向いています。


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上を向いているVHFアンテナ。アンテナの向き(前後)はこんな感じです。素子が短い方が前ですよ。


東京タワーが曲がってしまい、困っている?!

東日本大震災で東京タワーのてっぺんのスーパーターンアンテナが曲がってしまった。あのアンテナはVHFのNHKアナログ放送を送信しているアンテナ。

「あのぐらい曲がっちゃうと遠距離受信にはおそらく影響あるな~。」と思っていたら、先日、茨城県の同業者から、

「震災以降、自動車のテレビのNHKアナログの映りが悪くなった。」という話を聞きました。
実際に受信調査をしたわけではないので真相は不明ですが、「そんな感じがするんだよな~。」と笑いながら言っていました。


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現在もまだ曲がったまま。大震災を記憶にとどめるモニュメントとしてピサの斜塔のように直さない模様。



アンテナが上を向いている地域のこと。その1

アンテナが上を向いている地域があることは、アンテナ工事屋ならば誰でも知っています。
「仰角金具」というアンテナを上に向けるための金具も存在していますが、写真ぐらい上を向けようとすると特注の金物を製作したりアンテナマスト自体をベンダーで曲げるなど工夫が必要となります。


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アンテナ工事屋の自信がうかがえる逸品。


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アンテナ工事屋の自信がうかがえる逸品。


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ベンダーでアンテナマストを曲げているケースも。



アンテナと宇宙人とUFO

アンテナ業界は、少数派の理論系エンジニアが考えた方法を多数派の現場系エンジニアが実践することにより、地形難視やビル陰などの様々な技術的問題をクリアーしてきたという歴史があります。

おそらく他業界においても「良いアイデアを模倣する。」というのが、技術普及の早道ですから同様のことが発生していると思われますが、特にアンテナ業界は「非常に優秀な誰かが最初にいて、その人が考え出したモノが一般化して常識化している」傾向が強いと感じます。(都市伝説的に表現すると「アンテナ業界の非常に優秀な最初の誰か」イコール「高度な文明を持った地球外生命体」となり、にわかに信じるか信じないかはあなた次第になってしまうぐらい、「アンテナ業界の非常に優秀な最初の誰か」が優秀なのであります。)



アンテナが上を向いている地域のこと。その2

長文化してきたので結論を急ぎます。

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で、アンテナが上を向いている地域の件ですが、その地域とは送信所の直近の地域を指しています。

送信アンテナは送信所(東京タワーや東京スカイツリーなど)の上の方に取り付けられます。当たり前か。(笑)。

例えば、曲がってしまった東京タワーのてっぺんを東京タワーの直近から眺める場合、かなり頭を上の方に向ける必要があると思いますが、逆に東京タワーから離れるにつれ、頭もほとんど上に向けることなく、眺めることができるようになると思います。

これがまさにアンテナを水平に設置するか、上に向けて設置するかの最初の分かれ道となります。


受信技術的にアンテナの受信特性といいますか、仕組みを簡単に説明すると、送信所から送信されたテレビ電波は「送信アンテナから直線的に受信アンテナまで届く直接波」と「途中で大地に反射して受信アンテナまで届く大地反射波」を位相合成しています。


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アナログ放送にしろデジタル放送にしろ、どちらについても基本的には受信アンテナに届くテレビ電波の強弱や品質の良し悪しが映像の良否を左右するので、実際のアンテナ設置工事自体はテレビ画面をニラみながらの個別対応という非常に手間が掛かる方法を採用することとなります。


さて、送信所の直近で送信アンテナを見上げるような地域の場合、大地反射波はほとんど期待できないので、直接波に頼ることになります。


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しかし、直接波も直近ではヌルなどもあり、上に向けた方が良い場合もあれば、水平の方が良いという場合もあり、前述しましたが、個別対応の範疇にあり、なかなか一概に正解という方法はありません。


直接波と大地反射波を考慮したアンテナの例。

このアンテナは面白い。

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垂直にブームが並んでいるアンテナは、世界初。日本市場ではマックスで5,000万セットのアンテナ需要があると考えられるが、ヨーロッパ市場ではミニマムで10億セットぐらいのアンテナ需要があり、おそらくマーケット規模の違いによる発想の違いにより、このような奇抜なアンテナが生まれたと思われます。 世界は広いね~。


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東京アンテナ工事(株)の本社倉庫に積み上げられた「TA-3」。


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フェラーリみたいなアンテナ
いよいよ、ゴールデンウィーク明けにスペイン大使館(港区六本木)に取り付けられることになりました。


↓以下を2012.5.30に加筆しております。↓

アンテナが上を向いている地域のこと。その3

もう少し、具体事例を補足してみましょう。

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東京タワーの高さは333メートル。電波の送信高はもちろん塔高以下ですが、スカイツリーの半分の高さということにしましょう。


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東京スカイツリーの高さは634メートル。こちらも送信高は塔高以下ですが、東京タワーの2倍の高さということにしましょう。


スカイツリーに適したアンテナ?近傍編

東京タワーから東京スカイツリーに送信所が移行すると、電波障害が減るという論理のひとつが直接波が各アンテナまで届きやすくなる。いわゆる「見通し(アンテナ位置からスカイツリーが見える)」が良くなるからと考えられています。


本日でスカイツリー開業から1週間が経過しており、発表によればすでに100万人以上の方がスカイツリー周辺を訪れているそうですので、スカイツリーのゲイン塔(一番上)を近くから見上げた方も多いことでしょう。


スカイツリー近傍から「見通し」を考えると、スカイツリーから数キロメートル以内の範囲では、スカイツリーを「見上げる」ことになり、つまりアンテナを「上に向ける」ような地域と一致します。実際に上を向けるかどうかは、各戸の受信状況次第ではありますが、上を向けることが可能なアンテナ」の需要の範囲は、東京タワーの時よりも広がると想定しております。


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衛星アンテナのように仰角金物が標準で付いている”スペイン製アンテナ”の研究:TA-3宣伝企画2

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11053818726.html


スカイツリーに適したアンテナ?遠距離編

もうひとつ、東京タワーから東京スカイツリーに送信所が移行すると、「良くなる」と予測されているのが、「電波が遠くまで届くようになる」ということです。前述の「見通し」の考え方に戻るのですが、電波塔の高さが2倍になったのだから、さらに遠くからでも東京スカイツリーが目視できるようになった。東京タワーが目視できなかった地域でも東京スカイツリーなら目視できるという地域が格段に増えているのは事実であり、日刊イトイ新聞のココから見えるよスカイツリーでもかなり検証済みであります。

目視できるということは、直接波が届いていると考えることができ、目視できない場所に比較して、その場所の電界強度は高いと考えられます。


また目視はできないが...という場所や地域においても、高い送信高から発射された電波は大地反射波として「遠くまで届く」ことが理論付けされております。実際に大地反射波を狙うかどうかは、各戸の受信状況次第ではありますが、大地反射波を意識して製造されたトリプルブームアンテナ」の需要の範囲は、東京タワーの時よりも広がると想定しております。


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直接波と大地反射波をほどよくとらえる”スペイン製アンテナ”の研究:TA-3宣伝企画1

http://ameblo.jp/tstfc/entry-11053469898.html


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とうきょうスカイツリー駅、賛否両論。スカイツリーファンクラブはデビルマン的静観ポジション。

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