新いけばな主義 リレー個展 会期① 秋山 美晴 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・新いけばな主義 リレー個展 会期① 秋山 美晴

 

斎藤です。

 

週末、

新いけばな主義 リレー個展に

行ってきました。

 

会期①6/  3-12 秋山 美晴(草月流)終了

会期②6/17-26 伊藤 庭花(小原流)

会期③7/  3-10 大泉 麗仁(草月流)

会期④7/17-24 篠田 岳青(草月流)

会期⑤7/29-8/3 工藤 亜美(小原流)

麻布十番ギャラリー 10:00-19:00

(最寄り駅:麻布十番駅)

 

同じ会場で、さまざな作家さんが

花をいけていきますが、

 

使用した作品の素材の一部を

次の作家さんにリレーする、

ユニークな個展です。

 

会期①は秋山 美晴さんです。

 

 

ギャラリーの中央に

そびえたつ流木の組合せは

床の間の床柱をイメージ。

新いけばな主義

 

作品はモノトーンで

素材1つ1つも寡黙ですが、

 

作品全体としてみたときに

地球のマグマのような

巨大さ、熱さ、力強さを感じます。

 

さまざまな異質素材を

ごく自然に組み合わせられるのは

作家さんの懐の広さですね~

 

 

ひび割れ模様は樹木を表します。

新いけばな主義

陶芸の土を乾かして

ひび割れができたあとに

 

水性の樹脂?を塗るのではなく、

土に含ませるように、

しみこませたそうです。

 

 

足元には石板で星をイメージ。

流れる星は、みんな樹木の方を

向いています。

 

お庭の石版をつかっていて、

1つ1つが重くて

合計1トンだったとか。。。

 

見た目の軽さとは

全然ちがうんですね。

 

 

中央の樹木に目を戻すと、

とてつもなく高い!

新いけばな主義

 

ご覧になる方によって、

このそびえる木は

 

「あるほうがいい」

「無い方がいい」

 

と意見がわかれたそうです。

 

造形として見たときは

無い方がよいのでしょう。

 

わたしは

造形を習いはじめたばかりですが、

 

似たようなことをして

よく手直しをうけますので(笑)

 

一方で

いけばなとしてみたときは

無くてはならないものです。

 

植物の生命力を頼みとして

秩序をあえて崩し、

 

空間と想像力の

広がりを生み出します。


 

使用した作品の素材の一部を

次の作家さんにリレーする、

 

という進め方は、

「連花」ともいえます。

 

ちなみに、次の方へは

石板をリレーされるそうです。

 

どう作品が展開していくのか

たのしみです~