草月いけばな展「花のプレリュード」2期 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・草月いけばな展「花のプレリュード」2期

 

斎藤です。

 

もう明日から3期です!

 

週2回いけばな展があるので

記事を書くが遅くなると

すぐ次の期がやってきます(笑)

 

2期:6月11日(土)・12日(日)終了
3期:6月15日(水)・16日(木)
4期:6月18日(土)・19日(日)
5期:6月22日(水)・23日(木)
6期:6月25日(土)・26日(日)
開場時間:水・土曜日は10:30〜19:00

     木・日曜日は10:30〜17:30
※入場は閉場30分前まで
会場:草月会館 2階談話室

(最寄り駅 青山一丁目)
入場無料

 

2期にも行ってきましたよ~

では、さっそく作品から。

 

鈴木 紅雁(以下、敬称略)

粘土、発砲スチロール、多肉植物、木材、こけ

 

何があってもゆるぎない

確固たるかたちを持つ作品です。

 

中央をのぞき込んでみると、

多肉植物にかこまれているのは

円錐です。

 

水のないいけばな展でも

円錐をもった作品でした。

何か意味がこめられている?

気になる~

 

 

高木 水染

焼竹、着色さるすべり、てっせん

 

紫と茶色って

ぴったりの組合せですね~

 

紫と茶色はどちらも

暗くなりがちな色なのに

 

作品が軽やかで明るいのは、

 

てっせんの白い花と

やわらかな葉っぱがあるからです。

 

てっせんっていいなぁ、、、

そんなことを感じさせる作品です。

 

 

モランジュ 真紀子

オーガスタ、糸、リボン

自作ガラス花器

 

オーガスタを

糸やリボンでこまやかに

かざりつけています。

 

下から見上げても、糸とリボン。

 

左側面から見ても、糸とリボン。

どの角度から見ても

糸やリボンがあらわれて、

 

いっそうバラエティーに富んだ

作品になっています。

 

 

五十野 雅峰

てっせん、あじさい、りゅうぜつらん、流木

 

あざやかな色彩の乱舞なのに

作品が1つにまとまっています。

 

色の循環のグラデーションで

調和をはかっているんですね。

 

左まわりに見ていくと、

 

(花器の)黒→赤→(てっせんの)紫

へと色がつながり、

 

作品の後ろにまわると、

(てっせんの)紫→

(あじさいの)青紫→赤紫へと

色がつながっています。

 

 

そして、

作品左横にリューゼツランが

勢いよく貫く。

もやもやした気持ちが

スカッとするような

気持ちのよい作品です。

 

 

福島 光加

縞がま、ヒューケラ、オクラレルカ、クロトン

 

緑と青に淡い赤のとりあわせが

さわやかです。

 

でも、それだけではなくて、

 

作品のまわりをうろつきながら

ガラス玉を見ると、

(怪しい人?)

緑から赤へと変化するのも

みどころになっています。

 

 

江口 玉枝

ディスキディア、フォルモサナ、丹頂アリアム、ユーカリレアニの花

自作花器

 

カラフルで重厚な自作花器に

丹頂アリアムが

 

スーパーボールのように

軽やかにはずんでいます。

ひときわ目を引く

自作花器のカラフルな模様は、

 

ガウディのグエル公園のような、

(行ったことないけれど)

 

または、昭和記念公園の

こどもの森のベンチのような、

(こっちは行ったことある!)

 

こどもたちの

元気にあふれています。

 

 

武冨 雅琇

土佐水木、ブッダナッツ、グズマニア、モカラ

 

ちかづいて見ると、

モカラのがくに、

ブッダナッツの花びら、

グズマニアのしべ?

 

ユーモラスな花の姿です(笑)

 

 

中島 杏翠

ウンリュウサナギ、テッセン

中村まりえ作苑花器

 

剣山なしの構成のようですが、

どこか勝手がちがう?

 

ウンリュウヤナギの枝が

剣山なしの構成の呪縛をはなれ

自由奔放におどっています。

 

花器をよく見ると、、、

花器と水盤がくっついている

ユニークな花器です。

 

この花器だからこそ

うまれた作品なんですね。

 

 

 

2期は以上です。

 

昨日の記事と前後しますが、

このあと、新いけばな主義展に

行きました。

 

都営大江戸線で2駅なんですね。

意外とちかかったです~

 

次回もセットで行こうと思います。