「特定失そう者」家族初集会
北朝鮮に拉致された可能性があるとされる、いわゆる「特定失そう者」の家族たちが16日、東京で拉致被害者の家族とともに初めての集会を開き、政府に対して問題解決に取り組むよう訴えました。
この集会は北朝鮮による拉致を調査している「特定失そう者問題調査会」が開いたもので、拉致の可能性があるとされる特定失そう者の家族や、政府から認定された拉致被害者の家族など、およそ200人が参加しました。最初に、集会の実行委員長で特定失そう者の大沢孝司さんの兄の昭一さんがあいさつに立ち、「拉致の疑いがある失そう者は現実にたくさんいます。わたしたちも拉致被害者だと思っており、一刻も早く救ってほしい」と訴えました。続いて、拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが、「拉致被害者は政府が認定しているだけでなく、これだけ大勢いるということを訴えていきましょう」と述べました。このあと、調査会が北朝鮮に向けて発信している短波放送「しおかぜ」の公開録音が行われ、特定失そう者の家族ひとりひとりが今も消息がわからない肉親に向けたメッセージを収録しました。集会では最後に、政府にすべての被害者の救出を求める要請文を決議しました。
NHKニュース
特定失踪者らが初のつどい 有本恵子さんの両親らが訴え
北朝鮮人権侵害問題啓発週間の最終日の16日、拉致について調べている民間団体「特定失踪(しっそう)者問題調査会」(荒木和博代表)と政府がそれぞれ、拉致の可能性がある失跡者の問題への取り組み強化を求める集いや、拉致問題について考える集会を大阪や東京で開いた。
同会の「しおかぜの集い」は東京・大阪の同時開催。政府の拉致認定はないが、同会が拉致の疑いを否定できないとする特定失踪者計約40人の家族が参加した。大阪では、北朝鮮向けに流している短波ラジオ放送「しおかぜ」の収録も行われ、有本恵子さん(失跡当時23)の母嘉代子さん(81)は「必ず助けるから、希望は絶対捨てないで」と呼びかけた。意見交換では「全員が帰って来ないと、この問題は終わらない」と強調した。
一方、東京であった政府主催の集会には、家族会前代表の横田滋さん・早紀江さん夫妻が出席。早紀江さんは「知恵を集めて、賢く、誰に何を言ったら問題が解決するのか、皆さんに考えていただきたい」と訴えた。
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特定失踪者問題 「1日でも早く解決を」 真相究明訴え福井で署名活動
北朝鮮によって拉致された可能性のある嶺南地域の「特定失踪者」の真相究明を国に求める署名活動が15日、福井市大和田のショッピングモール「エルパ」で行われた。拉致被害者や特定失踪者の家族などで作る「嶺南地区特定失踪者の真相究明を願う会」のメンバー約10人が実施。また、県や法務局などの職員20人もリボンなどを配り、問題の早期解決を訴えた。
嶺南地域の失踪者は、昭和49年8月に行方不明となった同市の会社員、山下春夫さん=当時(28)=▽平成元年12月に敦賀市の会社員、山下貢さん=当時(39)=▽平成9年4月に若狭町の旧三方町職員、宮内和也さん=当時(32)=の3人。
山下貢さんの母、きよ子さん(84)や宮内さんの父、和見さん(71)、平成14年に北朝鮮から帰国した拉致被害者、地村保志さんの父、保さん(80)らが、特定失踪者問題の真相究明を訴えると、買い物客らは足を止めて次々に署名をし、家族に励ましの言葉をかけていた。
署名した福井市の主婦、武盛さゆりさん(26)は「同じ福井の人が北朝鮮に拉致されたかもしれないというだけに許せない。もし自分の子供が、と考えたらぞっとする」と語った。
宮内和見さんは「和也が残した3人の子供は大きくなりました。父親のいる、普通の家族として暮らさせてあげたかった。特定失踪者の身内は高齢化が進んでいます。政府には一刻も早く真相究明してほしい」と訴えた。同会役員の北條正さんは「2時間で500人もの署名が集まりました。皆さんの関心の高さを感じます。問題が1日でも早く解決するよう、これからも訴え続けていきたい」と話していた。
特定失踪者問題 「1日でも早く解決を」 真相究明訴え福井で署名活動 - MSN産経ニュース