傘(かさ)は、天蓋(てんがい)ですぞ! | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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何卒、ご了解の程お願い申し上げます

(かさ)は、天蓋(てんがい)ですぞ!


雨が続きます

天候不順でございます

雨の日

風水では、掃除の日とされます

水拭きには、厄落としの意味が有ります


風水 もう一つ おまけ


太陽が明るく輝いている時に

にわか雨が降り、そして 虹が出ていると

取り組んでいることが、

全て成功することを意味する 

とも言います


しかし 雨が降れば


傘(かさ) ですね


古(いにしえ)には、
 かさ  と書いて

頭にかぶる帽子の様なものだったのです

お祭りや、江戸時代の大名行列に見られる

かぶりものだったのです




日本には、
欽明天皇の時代に、

中国からの伝来品として入って来ました

それで 唐傘(からかさ)と呼ばれたと言います


もう一つ 唐傘(からかさ)の語源のお話


日本人は、頭が良いのです

開いたり閉じたり出来なかったものを

開閉が出来る様に、改良したのです

ですので・・・・

絡繰(からくり)傘
⇒ 唐繰(からくり)傘

⇒唐傘

と呼ばれたと言います


この

実は、古代中国では、雨の為では無く

魔除の為に、皇帝や、貴人の為のものだったのです

要するに天蓋
(天を意味する覆いもの)でございます

勿論 開閉式ではございません


エジプト、ペルシャ、ギリシャでも

王の威光を示すものとして、
天蓋(てんがい)として

傘が使われたのです


ですので ヨーロッパの人から見ると

富と権力の象徴なのです


18世紀頃の イギリスでは

傘は、日傘として使うのが当然で

雨の日に傘を使うと笑われたそうでございます

それほど 大事なものだったのですね


不思議な話ですね 傘の歴史観ですね


現在では、そうではなく、

雨の日にも使っていますよ・・・あれ?


傘 日本人は意外と便利な道具としか

認識が無いですね

本来は、皇帝や、王様が

ご使用になるものだったのですぞ


傘 ビニール傘と、言えども

粗末にしてはなりません

ヨーロッパの方が嘆き悲しみますぞ

とらんくすや。親父 

傘の塵(ごみ)の後始末で

嘆き悲しんでいますぞ