ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

「天、共に在り キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉖」


前回記事でキリスト者内村鑑三の非戦の信仰を紹介しましたが、特筆すべきことは、神のように崇められる天皇陛下に対して不敬事件を起こし、さらに日本国民が一致団結している日露戦争に対して非戦を宣べ伝えて「最大級の非国民」となってしまったことです。

さらに、キリスト者内村鑑三に感銘を受けた人々は、同じクリスチャンたちからの糾弾、罵声、罵倒は最も悲しく、精神的苦痛だったことを指摘しています。

著書「キリスト信徒のなぐさめ」にはこのように語っています。

「私は無教会となった。私は人の手によって造られた教会は私にはない。私を慰める讃美の声はない。私のために祝福を祈る牧師もない。
しかし、私は神を礼拝し、神に近づくための礼拝堂を持っていないであろうか。」



世の中からも、キリスト教会からも見捨てられた「キリスト者内村鑑三」ですが、無教会となって「聖書之研究」を個人的に執筆して発行しました。

常識に考えて「最大級の非国民」&「キリスト教会の敵」となった内村鑑三の執筆した本など、誰も読むはずがありません。

また、キリスト者内村鑑三も執筆したのは自分を認めてほしいとか、誰かの救いのためとかではありませんでした。

万人救済論において、次のように語っています。

「確かに、私は人を救うために伝道に従事しない。これは、私には絶対にできないことである。

私は未だかつて、ただの一人も救ったことはない。」

それなのに、多くの人々がキリスト者内村鑑三の教えに引き寄せられていったのです。

これは、人の思いでは理解できず、主イエス・キリストが共におられたとしか思えません。



私自身は長くプロテスタント福音派の教会に所属していたのですが、内村鑑三の教えとはまったく違いました。

プロテスタント教会の教えの根本は、「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである(ヨハネによる福音書3章16節)」が聖書の中の聖書であるために

「人々の救いのために主イエス・キリストを宣べ伝える」という信仰の教えが土台です。

そのために、より多くのクリスチャンたちの協力を求めることとして、超教派の聖会は数多く開催されています。
その福音宣教には「お金」が必要ですので「献金」も募っています。

SNSのクリスチャングループでも、毎日のように人々を救うための主の働きを宣伝して、賛同者を募っている牧師や信徒たち、クリスチャン音楽家たちの投稿であふれています。

それは「イエス・キリストを信じて救われてほしい」ということが話の中心です。

*

私自身の場合は、音楽制作の働きで福音を伝えるために、何人ものゴスペルシンガーやクリスチャン音楽家とタッグを組んで、NHK大阪ホールなどで、難病や飢餓などで苦しむ子どもたちのためのチャリティーコンサートを開催していました。

そして、中村哲医師の殉教によって「天、共に在り」という信仰に引き寄せられたわけです。

「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」(ゼカリヤ書4:6



それから、私自身も非戦を宣べ伝えて、「私は誰も救えません!ただ神さまのみです」というクリスチャンになってから不思議なことが起き続けています。

その一つに、健康維持のためにテニスをしているのですが、仕事が終わって夜7時から近くの公園で個人練習をしていると、小学生や中学生たちのほうが親しげに近づいて来たので、仲良くなりました。

普通はお互いに誰かがいれば思う通りに動けないので、邪魔な存在に思うものなので驚きました。
以前は「今からサッカーするんですけど」と言われたりしたものでした。

その子たちは、夜8時でも家に帰りたくない子どもたちでした。
家庭の事情があり、寂しく、愛情を求めているのかもしれません。

その家族に「家族団らん」があれば帰宅していると思いました。

子どもたちはよくアニメを見ます。
家族で最も大切な「家族団らん」のシーンが多いアニメといえば「サザエさん」です。



サザエさんの著者「長谷川町子」さんも無教会派のクリスチャンであることを宣べ伝えています。

漫画家見習い中の時は、近くのプロテスタント福音派の教会に泣く泣く通っていたことが著書に描かれています。

しかし、一緒に通っていた師匠の田河水泡夫妻はそのプロテスタント福音派の教会があっていて、洗礼を受けて、その後は伝道師になっています。

長谷川町子さんのほうはその後、母親に誘われて、内村鑑三先生の弟子の矢内原忠雄先生から教わる無教会のクリスチャンになってから生き生きとしたクリスチャンになられて「サザエさん」が誕生しました。

「サザエさん」の単行本は、無教会のクリスチャン家族(母と姉妹)だけで作る道を選びました。姉妹社と名付けています。
たった一つ残っていた遺産の家を売り払って資金を調達したのです。

終戦直後でした。また、業界の初歩的なことを知らなかったので、初めは返品の山で、大損害をしたのです。

しかし、信仰者の母親は家族の手作りの本が、日本全土に広がることになると信じているようで「じゃんじゃん刷りなさい」と言いました。

さらに、サザエさん一家はクリスチャンになるという描写はなく、人々を救おうとしていません。

ところが人の常識では信じられないことに、イエスさまに大きく祝福されたのです。

アニメ「サザエさん」は1969年10月5日に始まり、57年目となる今年も継続中で、ギネス世界記録を更新し続けています。

神さまはサザエさんを通して「家族団らん」=「祖父母・父母・子どもたち」の繋がりの尊いことを宣べ伝えておられます。

また、日本国外からの留学生にとってサザエさんは、普通の家庭の日常会話を学ぶ格好の教材番組とされているというほどです。

その長谷川町子さんは1992年5月27日、心不全のため72歳で亡くなった二か月後「家庭漫画を通じて第2次世界大戦後の日本社会に潤いと安らぎを与えた」という授賞理由で、国民栄誉賞が授与されました。

「天、共に在り」

神さまが共にいるというクリスチャンを通して宣べ伝えられることは、それぞれの働きがあり、自分の方法と力によって救おうとせず、協力を求めるために宣伝をせず、お金を求めたりせず、その実は長く影響を与え続けるものという証があります。

「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。」(フィリピの信徒への手紙2章13節)

長くなったので次回もさらにそのことについて見ていきます。

 

「戦争は不義 エゼキエル預言 キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉕」


前回でも伝えましたが、トランプ大統領がネタニヤフ首相を「ファッキング・クレージー(完全に狂っている)」などと罵倒したように、イスラエルのネタニヤフ政権による狂った戦争は続いています。

日本人はイスラエルをどう思っているのかを現代イスラム研究センター宮田理事長の記事「日本人のイスラエル、ネタニヤフ首相に対する好感度は世界最低レベル ―最新のピュー・リサーチ・センターの世論調査」からピックアップして引用します。

「日本はイスラエルをとても好意的1%、あるいは幾分好意的に見ている人が12%、(あわせて)わずかに13%

日本ではイスラエルやネタニヤフ首相に対する否定的なイメージが定着しているのだろう。

イスラム世界に行って日本が評価されるのは、軍事力にモノを言わせる米国の戦争に協力することではなくて、教育・医療など彼らの社会福利に貢献する姿である。」

引用以上

この記事はちょうど一年前の記事ですが、イスラエル国民の約80%もネタニヤフ政権による戦争に反対して、ネタニヤフ政権の退陣を要求していたので似ていました。

それから今年はイラン戦争を起こしているので、日本ではさらにイスラエルに好意的な人は減少しているでしょう。



日本が社会福利に貢献していることの一つが「東京保険医協会」の働きです。その活動報告記事からピックアップして引用します。

「私たちは、2009年に行われたガザへのイスラエルの軍事侵攻以来パレスチナ・ガザへの『医療・子ども支援活動』を行ってきました。

ガザの230万人の住民は『世界最大の天井のない監獄』に隔離され、16年間定期的に大規模な軍事侵攻を受けてきました。

 今回のガザの事態は質量ともにこれまでにない厳しさであり、『絶滅収容所』と化しました。

 また、医療施設や学校がほとんど破壊され、慢性的な飢餓状態と不衛生な環境状態が進行しています。

これまでの糞尿の匂いが死臭になってきたとの国連報告があるほどです。

イスラエルによる支援活動の拒否と妨害があります。

私たちの活動の根本理念は日本国憲法前文に謳われている『平和的生存権』です。

その活動基準は非武装・非暴力であり、中心スローガンは『人間の命と尊厳を守る』であります。」

引用以上



このイスラエルのネタニヤフ政権による戦争行為によっても、日本人の多くは戦争する者たちを嫌い、弱っている人々を助けることを好むことが確認できました。

聖書のイエスさまの『わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない。』という御言葉を思い起こさせます。



しかし「キリスト教」の多くの牧師やクリスチャンたちがイスラエルを支持し、その理由として「ハマス・イラン・ヒズボラは悪である。」と主張して「悪との戦い、聖戦・正戦論」を言い現わしたのです。

その破れ口に立ったのが、俳優の「吉永小百合」さんのこの発言です。

「どんな戦争にも正義はありません。戦争に大義なんか、これっぽっちもありません。あるのは聖戦に名を借りた大量虐殺です。」

その吉永小百合さんが知れば共感する「キリスト教」が、無教会の「キリスト者内村鑑三」でしょう。

日本を支配する人々、日本国民、神道・仏教・キリスト教などの宗教などが一致団結する「日露戦争」の時代において、キリスト者内村鑑三は次のように非戦を宣べ伝え続けました。

「戦争は不正である。不義である。罪悪の絶頂である。ゆえに非戦を唱うるのである」

「戦争はすべての罪悪を総括したるものである。罪悪これ戦争なりと言うも、少しも過言でないのである。

神を愛する者は、その本能性として戦争をきらうのである。なにも聖書のこの章かの節を引証する必要はないのである。彼の全身全霊は即決的に戦争を排斥するのである」

「非戦はすべての場合において唱うべきである。されども戦争は非戦により、やまないのである。

戦争は神の大能の実現によって、やむのである。戦争廃止は、神がご自身の御手に保留したもう事業である。」



このキリスト者内村鑑三の非戦の信仰はコリント信徒への手紙13章6~8節を思い起こします。

「愛は不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。
愛は決して滅びない。」

さらにエゼキエル預言も思い起こさせます。

「主なる神はこう言われる。その日、お前の心に言葉が浮かぶ。お前は悪い計画を立て、 そして言う。

『わたしは囲いのない国へ攻め上る。城壁もかんぬきも門もなく安らかに生活している静かな国を襲う』と

それゆえ、人の子よ、ゴグに対して預言して言いなさい。主なる神はこう言われる。わが民イスラエルが安らかに暮らしているとき、お前はいきり立つのか。

お前は北の果ての自分の所から、多くの民を伴って来る。彼らは皆、馬に乗っている大集団、大軍団だ

わたしはすべての山の上で、ゴグに向かって剣を呼び寄せる、と主なる神は言われる。

人はおのおの、剣をその兄弟に向ける。

わたしは疫病と流血によって彼を裁く。わたしは彼とその軍勢、また、彼と共にいる多くの民の上に、大雨と雹と火と硫黄を注ぐ。

わたしは自らの偉大さと聖とを多くの国々の前に示す。そのとき、彼らはわたしが主であることを知るようになる。」

(エゼキエル書38章10,11,14,15,21~23節)



ですから、クリスチャンはステファノのように、剣(武器)を持って殺す者たちに対して非難します。

そして「非戦・剣を持たず無防備」の状態になるように道を備えなければならないでしょう。

現在では、ロシア・イスラエル・アメリカが多くの剣を持つ者となって戦争を起こすゴグのようになっています。

それを支持することは、聖書の教えに反して、神に反逆していると判断されるでしょう。

そして、日本は、神さまが望まれている城壁もかんぬきも門もなく安らかに生活している静かな国という「非戦・剣を持たず無防備」の状態に近いです。

あとは米軍基地を排除すればいいのです。

キリスト者内村鑑三は、当時、神のように崇められる天皇陛下に対する不敬事件を起こし、日露戦争に対して非戦を宣べ伝えて最大級の「非国民」となり、日本国民の敵となりました。

ところが、神の御心を行なっていたので、イエスさまが味方でした。

それゆえ、日本で大きく用いられて祝福されるのです。

次回はそのことについて見ていきます

 

 

「日本の福音宣教 キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉔」
数日前の報道を引用します。「イスラエルがレバノンへの攻撃を拡大していることについて、トランプ大統領がネタニヤフ首相を激しく非難したとアメリカメディアが報じました。

トランプ氏はネタニヤフ氏に対し、『クレイジーだ』『一体何をやっているんだ』と問い詰め、

さらに、『私がいなければあなたは投獄されていた。今や誰もがあなたを憎んでいる。誰もがイスラエルを憎んでいる』などとネタニヤフ氏を激しく非難し、攻撃を停止するよう強く求めた。」

引用以上

結局、「ガザ戦争」や「イラン戦争」を起こした「イスラエル」を支持していた「キリスト教」は大いなる窮地に立たされ、共通している自衛のための軍事力というのも大きな不信感を抱かせることになりました。



一方で、そのような「キリスト教」とはまったく違う「キリスト教」も健在です。

無教会の創設者「内村鑑三」は非戦論の信仰を築き上げ、中村哲医師にも引き継がれています。

アフガンでボランティア活動中のワーカー各人に内村鑑三の著書を配り「熟読するように」伝えられていました。



中村哲医師は2013年に発売された著書「天、共に在り」の中で、次のように教えています。

「『天、共に在り』をヘブライ語で『インマヌエル』という。これが聖書の語る真髄である。
枝葉を落とせば、総てがここに集約し、地下茎のようにあらゆるものと連続する。」

「いま、きな臭い世界情勢、一見勇ましい論調が横行し、軍事力行使をも容認しかねない風潮を眺めるにつけ、言葉を失う。

平和を願う声もかすれがちである。
しかし、アフガニスタンの実体験において、確信できることがある。
武力によってこの身が守られたことはなかった。
防備は必ずしも武器によらない。

1992年、ダラエヌール診療所が襲撃されたとき、『死んでも撃ち返すな』と、報復の応戦を引き止めたことで信頼の絆を得、後々まで私たちと事業を守った。」

「今、周囲を見渡せば、大小の『権威ある声』に事欠かない。
私たちは過去、易々とその餌食になってきたのである。
一見勇ましい『戦争も辞さず』という論調や、国際社会の暴力化も、その一つである。」

引用以上



そして現在、13年前に中村哲医師が指摘した以上のことが起きています。

日本経済新聞2026年4月4日の報道記事です。

米イスラエルによるイラン攻撃を巡り、米国の国際法専門家ら100人以上が2日、「攻撃は国連憲章に明確に違反し、戦争犯罪に当たる恐れがある」とする声明を発表した。

さらに、次のことに着目する日本国民も増えてきました。

「アメリカは外交交渉をしているイランにいきなり戦争を仕掛けた国連憲章を無視した違法な戦争をした。

日本は憲法9条のおかげで、この違法な戦争に加担しなくてすんだ。
もし憲法を改正すれば、ホルムズ海峡のような事態に自衛隊が行くことになる。」

そして、イスラエルのガザ侵攻においても「深刻な国際法違反」である。

そもそも国際法は国家による武力行使の原則禁止を定め、国連憲章にも明記されている。

国際刑事裁判所(ICC)は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアフ・ギャラント前国防相に対し[人道に対する罪と戦争犯罪の容疑で逮捕状を発行しています。

しかし、それでも日本政府の高市政権は、違法な国際法違反の戦争を起こしているアメリカとイスラエルを支持している。

そして、自衛のための軍事力強化をするために「憲法改正」を急ピッチで進めている状況です。

対中国としてミサイル共同開発加速 日米防衛相という報道がありました。



一方で、「憲法改正に反対」「平和を求める」という声を必死で挙げている日本国民がいます。

その国民たちは憲法記念日の5月3日、急激に増えているという報道もありました。
それゆえ、高市総理の支持率も下がっていることも紹介されていました。

そして、日本の芸能界で大活躍されている方々がその最前線に立ち、自衛のための憲法改正に賛同する人々から批判非難を浴びています。

かつての戦争時代の日本は、中村哲医師が指摘したように権威ある声の餌食となり、武器を持ち、戦争に協力してきました。

クリスチャンの中村哲医師は「武力によってこの身が守られたことはなかった。防備は必ずしも武器によらない。」と確信されたことを教えています。

私自身もナイフなどを持つ人たちと対決するはめになった時、防備はショルダーバッグの中にある聖書(本)でした。
ナイフが刺す方向にバッグを向けて、刺すのは聖書(本)となります。

また、聖書が入ったショルダーバッグを振り回して防御できます。
そして、無防備の私に刺す行動を起こすまで至りませんでした。

もし、ナイフにはナイフで対決すれば、相手は本気になり、どちらかが刺されて重傷を負って遺恨を残したり、死亡事件にもなる可能性もあります。

まさに、ナイフを持てばナイフで滅び、ミサイルを持てばミサイルで滅びます。

「防備は武器によらず」



それゆえ、現在、憲法改正に反対する日本国民が最も心に響く福音宣教は、イザヤ書2章4節 &ミカ書4章3節になるでしょう。

2013年の大河ドラマ『八重の桜』でとても感動した場面として語り継がれているのが、1891年の山本覚馬総長の演説です。

「諸君は学業を終え、これからそれぞれの仕事に就かれる。
どうか弱い者を守る盾となって下さい。
かつて私は会津藩士として戦い、京の街を焼き、故郷の会津を失いました。

そのつぐないの道はなかばです。

いま、世界が力を競いあい日本は戦に向けて動き出した。
どうか、聖書の1節を心に深く刻んで下さい
『その剣を打ち変えてすきと成し、その槍を打ち変えてかまと成し、
国は国に向かいて剣を上げず、二度と再び戦うことを学ばない』
諸君は一国の否、世界の良心であって下さい。

いかなる力にもその知恵で抗(あらが)い、道を切り開いて下さい。
それが身をもって戦を知る私の願いです。」



それから135年経った2026年現在、戦争犯罪を犯すイスラエルとアメリカが支持されて、自衛のための武力・軍事力を持つように仕向けられるという最も危機的状況の時代になりました。

しかし、そういう指導者たちや人々と真っ向対立する神の御言葉を宣べ伝えるクリスチャンたちもごくわずかに思えますが健在です!

「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし 槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず もはや戦うことを学ばない。」

その聖書の神さまが教えられることこそ「世界の良心」です。

日露戦争の時、この御言葉を土台にした「非戦論」を宣べ伝えたのが信仰者内村鑑三でした。

次回に続く

 

「後編◇クリスチャンの戦う相手 キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉓」
前回記事の批判の声に応えて、前回を前編記事にして、今回はその後編記事となります。

前回の中村哲医師が「アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。」と言われた詳細です。

アフガニスタンでは、食を得られる手段である職業が乏しく、テロとの戦いがあるために、人々は武装集団に入ることによって生活手段を得ていたのです。

そこへクリスチャンの中村哲医師が用水路を築き、農地を拓くことによって人々に食を与え、平和を創造することを考えたのです。

その結果、中村哲医師は実感されて、次のように述べました。
「農地を開拓し、実りを得ることに一生懸命になれば、戦争など本当にバカらしく思えてくる。

『テロとの戦い』は、そもそも武力でテロをなくすという発想自体が間違いでした。

「死んでも撃ち返すな!」と教えました。

米国も武力だけでは駄目だと気付いて復興支援にも力を入れるようになりましたが、空爆を続けながらの復興支援では人々の心をとらえることはできませんでした。」



そして、武器を持つことによって人の命が羽毛のように軽んじられていることに憤っている大御所俳優の菅原文太さんは、生前に中村哲医師を最高にリスペクトしていました。

対談では「ぜひともニホンオオカミに帰ってきて、吠(ほ)えてもらわないと」。アフガニスタンで用水路建設に取り組む中村哲医師にそう言われたそうです。



では、聖書の教えを見てみましょう。

イエスは言われた。「ペトロ、言っておくが、あなたは今日、鶏が鳴くまでに、三度わたしを知らないと言うだろう。」

それから、イエスは使徒たちに言われた。「財布も袋も履物も持たせずにあなたがたを遣わしたとき、何か不足したものがあったか。」彼らが、「いいえ、何もありませんでした」と言うと、

イエスは言われた。「しかし今は、財布のある者は、それを持って行きなさい。袋も同じようにしなさい。剣のない者は、服を売ってそれを買いなさい。

そこで彼らが、「主よ、剣なら、このとおりここに二振りあります」と言うと、イエスは、「それでよい」と言われた。
(ルカによる福音書22章34~38節)

イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダがやって来た。祭司長たちや民の長老たちの遣わした大勢の群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。 '

そのとき、イエスと一緒にいた者の一人が、手を伸ばして剣を抜き、大祭司の手下に打ちかかって、片方の耳を切り落とした。

そこで、イエスは言われた。「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。

わたしが父にお願いできないとでも思うのか。お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう。 しかしそれでは、必ずこうなると書かれている聖書の言葉がどうして実現されよう。」

このとき、弟子たちは皆、イエスを見捨てて逃げてしまった。
(マタイによる福音書26章47、51~54、56節)

つまり、弟子たちは剣を持っていても、相手のほうが多ければ殺されてしまうので、恐ろしくて逃げるしかありませんでした。



戦争を行ない続けるイスラエルを支持する牧師やクリスチャンたちがイスラエルを守るために軍事力を持つことは正しいと主張することに用いる聖書箇所の一つがこの箇所です。

「剣のない者は、服を売ってそれを買いなさい。
そこで彼らが、「主よ、剣なら、このとおりここに二振りあります」と言うと、イエスは『それでよい』と言われた。」



しかし、全体の文章を見てみますと、三度、キリストを知らないと預言される弟子、最後は皆、イエスを見捨てて逃げてしまった弟子たちに言われています。

また、弟子たちは、イエスさまに言われて剣を買ったのではなく、すでに服を売って二振りの剣を買って持参していたのです。

もはや、イエス・キリストは信頼できないので、剣により頼むという意思表示をしていたのです。

ですから、イスラエルや日本において、自衛のための武器(軍事力)を持つことに賛同している牧師やクリスチャンたちは、イエス・キリストは信頼できずに、武器(軍事力)により頼むという意思表示をしている弟子たちと同じ状態だと表明していることになると思います。



中村哲医師は、剣(武器)を買って持参して、イエス・キリストを見捨てる弟子たちではなく、ステファノ殉教の時の聖霊の力を得て、神のすべての武具によって、殺す者となった国の支配者と戦った使徒たちの信仰を証されているのです。



私自身も中村哲医師とは比べ物になりませんが、経験があります。

少年院から出所した少年たちの世話をしていた時です。

あるハイツの階段で座っていた少年が、ハイツに帰宅してきた見るからにやくざ風の男性にメンチを切り続けました。

それでその男性は部屋に入って、包丁かナイフらしい物を懐に入れて、激怒して、その少年の方に向かって来ました。

それで私は二人の間に入って阻止したのですが、もう刺される覚悟をしました。

もはやイエスさまにより頼むしかありませんでした。
心の叫びは「イエスさま助けて!100%イエス様」です。

10分くらい非戦で格闘してなんとか収まりましたが。その時、声はあまり出せないものです。



また「暴走族に入った高校生の娘の様子を見てきてほしい」というその娘の母親に頼まれて、様子を見に行くと、見つかってしまいました。

すると、いきなり、その娘が「うざいんや!殺せ!」と叫ぶと、金属バットやチェーンなどを持った若者たち15名位が一斉に襲い掛かってきました。

もう殺されると思って、心の中は「100%イエス様だけ、イエスさま助けて!」と叫びながら逃げました。

すると足の速い3人が次々に「腹が痛い!」と叫んで倒れたので、他の若者たちがびっくりして追うのをやめて、逃げることができたのです。

そのような不思議な経験が何度かあります。

もし自衛のためにナイフなどを持っていれば、正当防衛で相手を刺していたかもしれません。

過剰防衛なら犯罪者となります。



話を戻します。

中村哲医師は、無教会の創設者内村鑑三の信仰本によって「本当のクリスチャンになれた」と言われて、どこの教会にも所属していませんでした。

その内村鑑三は日露戦争の時に「非戦論」を大々的に宣教して、殺す者となった国の支配者、国民、キリスト教、仏教、神道たちと壮絶に戦われたことを見ていきます。

 

「前編◇クリスチャンの戦う相手 キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉓」
聖書にはクリスチャンの戦う相手について、次のように教えています。「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。

私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。(エペソ人への手紙6章11,12節)」

その戦いが使徒言行録に書かれていて、殺す者となった国の支配者たちにステファノは「今はあなたがたが、この正しい方を裏切る者、殺す者となりました。」などと非難しました。

人々はこれを聞いて、はらわたが煮え返る思いで、ステパノに殺到して、石で打ち殺したのです。

その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たちは残って、権力と武力によって殺す支配者たちと神のすべての武具・神の霊によって非戦で戦いました。



現在、イスラエルを支配するネタニヤフ政権が、権力と武力によってガザ戦争とイラン戦争などの大量虐殺行為を行なっています。

そして、世界中の多くのキリスト教徒たちが「イスラエル支持」を表明して、条件付きパレスチナ国家承認に反対しました。

日本でも結構多く、プロテスタント福音派の教会の重鎮牧師たちが揃ってイスラエルを支持していることが拡散されています。

そのことに感動したネタニヤフ首相が感謝を述べています。

イスラエル支持の理由は「ハマスとイランは悪だ!」「悪との戦いという聖戦」ということを力説しています。

そして、国を守るために「武力・軍事力」を持つことは正しい事としています。



そのようなキリスト教徒たちに真っ向対立しているのが、日本の芸能界で大きく用いられている方々です。

大御所俳優の吉永小百合さんは
「戦争に大義なんか、これっぽっちもありません!あるのは聖戦に名を借りた大量虐殺です。」と訴えています。

歌手では紅白歌合戦のトリを務めるほどのMISIAさんも「戦争の中に絶対的な正義はない。どうか世界平和を!戦争のない世界を!」。と訴えました。

そして、大御所俳優の菅原文太さんも生前、熱烈に戦争と憲法改正に反対しました。

「戦争を知らないバカどもが『軍備をぴっちり整えなくちゃダメだ』とか言いはじめている。
そういう国情って、まったく危ういですよね。

それを防ぐためにはやっぱり、筋金入りの反戦家が増えてこないといけないし、それが大きな力になると思うんです。」
(小学館「本の窓」2012年9・10月号)

「安倍さんの本当の狙いも集団的自衛権というより、その上の憲法を変えることにあるのかと思うのだけど(中略)拳を振り上げ、憲法改正を煽りたてる人たちは、いざとなったとき戦場には行かない人たちじゃないですか。

出て行くのは無辜の民衆だけで、その結果、沖縄戦で二〇万人。広島と長崎で三〇万人、戦地では何百万人とも言われる有為の青年たちが命を落とした。それを繰り返すのではあまりに情けない。」(「本の窓」2013年6月号)

「憲法は変えたらダメだと思っている。日本がどこの国とも戦争をしないで経済を発展してこれたのは。憲法九条のおかげだよ。九条は世界に誇れる日本だけが持っている宝ですよ。」
(カタログハウス「通販生活」)



その菅原文太さんは、クリスチャンの中村哲医師のことを「弱きを助けて強きをくじく『侠気(きょうき)』の人」と敬意を払っていました。

そのクリスチャン中村哲医師の発言です。

「アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。

敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だと肌身に感じる。単に日本人だから命拾いしたことが何度もあった。

憲法9条は日本に暮らす人々が思っている以上に、リアルで大きな力で、僕たちを守ってくれているんです」
(毎日新聞 2013年6月のインタビューより)

「憲法9条なんて、特に意識したことはなかった。でもね、向こうに行って9条がバックボーン(後ろ盾)として僕らの活動を支えていてくれる」
(対談集『言葉に光を』より)

■平和憲法は「300万人の亡くなった人々の位牌」

中村さんは、憲法を先の大戦の犠牲の上に成り立つ重い歴史の結晶と捉えていました。
「平和憲法は戦闘員200万人、非戦闘員100万人、戦争で亡くなった約300万人の人々の位牌だ、と」
(毎日新聞 2013年6月のインタビューより)



このクリスチャン中村哲医師の経験からの証言は、まさに前述のステファノ殉教で、エルサレムに残った使徒たちの信仰と一致しています。

長年のアフガニスタンでの生活は、テロリストや、殺す者となっているアメリカの支配者との戦いでもありました。

殺す者となったテロリストや、国の支配者たちと戦うのに、武力・軍事力は我が身を守れないことを痛感されたのです。

なので「神のすべての武具が最大の防御です。」
これはキャッチコピーにしたいです。

また、私は、この証を聞いて、「愛ある行ないこそが最大の防御なり」というキャッチフレーズも与えられました。
これから伝え続けます。

エペソ人への手紙6章の続きです。
「腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、
足には平和の福音の備えをはきなさい。

これらすべてのものの上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます。

救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。

すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。」

そして、エルサレムでは激しい迫害の中でも、使徒パウロやバルナバたちが遣わされて、異邦人のところへ宣教に何度も行きました。

まさに、キリスト教徒たちの戦いは、殺す者となった国の支配者たちとの戦いでした。

異邦人の国でもそうでした。



中村哲医師は2019年12月4日に、73歳で天国に旅立ちました。

「一粒の麦が死ねば多くの実を結ぶ」という聖書の言葉通り、ウクライナ戦争やガザ戦争とイラン戦争、日本の憲法改正について、中村哲医師の証言が拡散され、菅原文太さんのように共鳴される人が増え続けています。

その中村哲医師は初めはプロテスタント教会で洗礼を受けたクリスチャンでしたが、その教えに合わず、無教会の創設者内村鑑三の信仰本によって「本当のクリスチャンになれた」と言われて、どこの教会にも所属していませんでした。

その内村鑑三は日露戦争の時に、非戦論を大々的に宣教して、殺す者となった国の支配者、国民、キリスト教、仏教、神道たちと壮絶に戦われました。

そして多くの実を結んだのです。

次回へ続く

 

 

 

「善をもって悪に勝つ! キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉒」

俳優の吉永小百合さんは「戦争の足音がどんどん近づいて、とても怖い気がします。」と警告されました。

 

日本政府は、日本を守るために、2022年12月16日、敵基地攻撃能力や反撃能力の保有を内容とする、新たな国家安全保障戦略、国家防衛戦略および防衛力整備計画(安保三文書)を閣議決定しました。

 

今後5年間で43兆5,000億円を防衛費に支出するなどの内容です。

日本弁護士連合会は、「敵基地攻撃能力」ないし「反撃能力」の保有に反対する意見書 を取りまとめました。

 

 

日本のキリスト教の多くの牧師やクリスチャンたちは「イスラエル支持」や「トランプ大統領のイラン戦争支持」などで、イスラエルを守るための戦争(聖戦)は正しいという信仰を表明しています。

 

それゆえ、日本を守るための憲法改正や防衛費は当然だと断言している牧師やクリスチャンたちも少なくありません。

 

 

さて、「イラン戦争」の発端はイランがウランを持ったからです。

 

イランは、核兵器開発の意図はなく、すべての原子力活動は平和的目的であると主張しており、2003年10月にIAEAに対して、自らの原子力活動に関する包括的かつ正確と期待される申告書を提出しています。

 

しかし、イスラエルとアメリカはまったく信用せず「核兵器を開発して、その後にイスラエルを攻撃するという大義名分」で、空爆によって、軍事施設などを徹底的に破壊しました。

 

その中に小学校や病院が含まれ、多くの子どもたちや病人、一般市民が虐殺されています。

 

 

そして日本の場合です。2016年の安倍内閣の時に憲法改正の話が出ました。あくまでも防衛のためです。

 

しかし、中国はまったく信用せず、中国メディアは次のように報道しました。

 

「日本の憲法改正に向けた一歩は、世界やアジアの隣国にとって『日本の軍国主義復活』に対する強い警戒感をエスカレートせざるを得ない。」と論評した。

 

また、韓国メディアも「戦争可能な日本」の見出しで、憲法改正に対して強い警戒心を示したのです。

 

それゆえ、憲法改正は、隣国に対して戦争の火種を与えて、「国を守るために、軍国主義となった日本に攻撃される前に先制攻撃をすべきだ!」という大義名分も出てくるでしょう。

 

それは「イラン戦争」が起きた理由と似ています。

 

イランは原子力活動のための「ウラン」を持たなければ、イスラエルとアメリカはイラン戦争を始める大義名分がありませんでした。

 

 

そして非常に残念なことは、憲法改正の話が出る前は、日本と中国は友好関係を築き上げかけていたのです。

 

2008年5月12日に起きた中国南西部の四川省を襲ったマグニチュード(M)8.0の四川大地震による死者・行方不明は8万8000人近くに上り、避難者は500万人にまで達している。

 

日本政府は中国政府の要請を受け、2008年5月20日、国際緊急援助隊(JDR)医療チーム(23名)を派遣することを決めました。

 

日本の医療チームは、四川大学華西病院に活動拠点を置きました。

 

院内で活動開始するにあたって、救急外来、ICU、 産科、小児科、透析室のグループに分かれて活動を行いました。

 

その後個人の能力を十分に発揮できる専門分野での活動依頼をうけ、放射線科・被災者用ICU・広域 搬送付き添い・薬剤科など活動分野が更に広がりました。

 

これにより、日本のJDR医療チームの能力を最大限に発揮されたのです。

 

 

その後、中国の胡錦涛国家主席は、札幌市内のホテルで日本の救助チームや医療チーム16人と会見し、「四川大地震後に、中国は多くの人々の支援を受けた。

 

(日本の支援チームは)外国の災害支援活動隊員として、震災後最初に中国に到着した。彼らの目覚ましい救援活動に、中国国民は強い感銘を受けた」と、謝意を表明されました。

 

 

今度は、その三年後の2011年3月11日に日本で、東日本大震災が起きました。

 

3月24日夕方までに、日本大使館のミニブログ(中国語)に,中国市民から、大半が日本に対する見舞い,義援金の申し出などの書き込みが多数ありました。

 

また,中国市民から手紙やファックス等で、東北の被災地で苦しむ日本国民に多数の見舞いメッセージが送られました。

 

中国各地で,日本を助けるための多数の各種チャリティ・イベント等が企画・実施されています。

 

上海の民間企業六十数社と中国人従業員有志から,日本総領事館に義援金が次々に届けられました。

 

義援金を呼びかけた中国企業の会長は,「四川大地震では日本が真っ先に支援してくれた。今度は我々の出番だ」と語りました。

 

この他,上海の中学生らが小遣いを集めて義援金を匿名で寄せたりする等,支援の輪が広がっています。

 

今年77歳になる上海市民が,募金のために日本総領事館を訪れました。

彼は「実は自分は日中国交正常化当時,対日賠償要求擁護者だった。

それでも今回の災害と以前の戦争は全く関係がない。」と言い,「少なくて申し訳ないが」と義援金を寄付しました。

 

 

この日本と中国の関係は、聖書の次の御言葉を思い起こさせます。

 

「だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい。

できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。

悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。

(ローマ信徒への手紙12章17,18,21節)」

 

 

まさに、憲法改正ではなく、善によって、日本に敵対する国に勝つことができるのでした。

 

しかし、憲法改正で防衛費や反撃能力の保有などをすれば、戦争の火種となり、脅威が増大します。

 

イエスさまが「剣を持つ者は剣によって滅びる」と言われた通りです。

 

たとい、43兆円の防衛費で、一発が数億もする防衛ミサイルを何千と持っても、敵の大量のドローンの波状攻撃と在庫処分ミサイル攻撃によって枯渇し、その後の最新弾道ミサイル攻撃で滅ぼされます。

 

 

そういう戦争の足音が近づく状況において、キリスト教のクリスチャンたちとは対照的に、日本の芸能界は、トップ俳優の吉永小百合さんたちが憲法改正に反対する声を挙げています。

 

私は吉永小百合さんに着目して、昔の日活映画をたくさん鑑賞しました。

 

「歌」が映画の心臓部という印象を受けました。

吉永小百合さんは紅白歌合戦にも出場されています。

 

それは、聖書の中で、歌を歌う者たちを戦場の最前線に立たせたということが思い起こされました。

 

しかし、吉永小百合は「左ユリ」「愚か者の戯言」などとひどい中傷にもさらされています。

 

80年代を代表する歌手で俳優の小泉今日子さんもコンサートで「戦争反対と書いた銀テープ」「憲法九条朗読」などで非難されています。

 

まるで戦場の最前線に立たされているようです。

 

私自身は音楽を通して福音を伝える立場もあり、これからクリスチャンたちも「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」という御言葉によって、戦場の最前線に立つことが、主の御心だと確信しています。

 

そして、次の御言葉の成就を信じています。

 

主は多くの民の争いを裁き

はるか遠くまでも、強い国々を戒められる。

 

彼らは剣を打ち直して鋤とし

槍を打ち直して鎌とする。

 

国は国に向かって剣を上げず

もはや戦うことを学ばない。

(ミカ書4章3節)

 

「戦争は神への反逆 キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ㉑」

 

Facebookクリスチャングループへの前回記事のコメントで「(軍事力強化は)冷徹な国際現実から国民の命を守る現実主義的なアプローチ」という指摘がありました。

 

そして、イスラエル支持を表明しているキリスト教の世界中の多くの牧師やクリスチャンたちは「イスラエルを守るために冷徹なテロのハマスやイランとの聖戦です」ということを主張しています。

 

しかし、イスラエルがガザ戦争とイラン戦争を起こした結果、イスラエルは多大な被害にあい、最悪な状況に追い込まれました。

 

多くのハマスの戦闘員たちはトルコに逃げて介抱されています。トルコは宣戦布告していて、復讐に燃えるハマス戦闘員たちと共に戦う時に備えています。

 

トルコはイスラエルより軍事力ランキングが上です。

 

そして、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は5月12日、米情報機関の分析として、イランが米イスラエルの大規模攻撃を受けた後も、相当程度のミサイル発射能力を維持していると報じました。70%の戦闘力が保持されているという分析です。

 

以前より強硬派が主導権を握ったイランは、イスラエルに対する復讐心が膨れ上がったイラン国民と共に、報復攻撃に備えています。

さらに、イランと手を組む周辺国の同志たちも増し加わっています。

 

 

その現実を知ったイスラエル国民は「脅威が増大になった」とさらに不安や恐怖を訴えるようになりました。

 

それゆえ、「イスラエルを支持しているキリスト教の多くの牧師やクリスチャンたち」は実はイスラエルを滅びに導く「イスラエルの敵」であることが判明してきました。

 

 

ガザ戦争では、イスラエル国民の約80%が戦争に反対しました。イスラエル兵士たちの自殺者が増え、精神を患った兵士も急増しました。

イスラエルから脱出希望の人々が殺到しています。

 

 

また、イスラエルは世界屈指の防衛システムを誇示していましたが、イランの知的戦略が勝りました。

 

イランの大量のドローン攻撃と10年以上前の在庫処分ミサイル攻撃によって、イスラエルの世界屈指の防衛システムは打ち破られたのです。

 

一発が何億とする多く保有していた迎撃ミサイルは枯渇寸前に追い込まれ、イランの第三攻撃による最新の弾道ミサイルは着弾して被害を受けています。

 

そして、北からのビズボラのミサイル攻撃に対応できませんでした。

イスラエルは核兵器の保有を認めたことはないが、ディモナで核開発を進めているとされ、核兵器を保有しているとみなされている。

 救護当局によると、21日には核の町ディモナに加えて近くの町アラドもイランの攻撃を受け、2カ所で計100人以上が負傷した。

 

 

さらに、イランはアメリカへの報復攻撃として、米軍が守っている国々を爆撃しました。

 

トランプ大統領は今年の3月16日、2度にわたり、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、クウェートに対するイランの報復攻撃は予想外だったと主張した。

 

「(イランは)中東のこれらの国々を攻撃するはずではなかった。誰も予想していなかった。われわれは衝撃を受けた」と語った。

 

 

このように、今年に行われたイスラエルとアメリカが起こした「イラン戦争」から、世界は、戦争を起こせば国を滅びの道へ向かわせることを再確認したのです。

 

また、世界屈指の防衛システムも国を守れないばかりか、多大な被害にあうことを痛感したのです。

 

アメリカのピート・ヘグセス国防長官は3月上旬、優れた防空システムを保有しているからといって、すべてを阻止できるわけではないと語った。

 

・現代の戦争は、ドローンやミサイルの普及により、防空がこれまで以上に難しくなっている。

 

・防空に多額の費用を費やしても、すべてを守ることは事実上不可能だ。

 

・西側諸国は、大規模な戦争で何を守るべきなのかという厳しい選択を迫られるだろう。

 

 

それゆえ、吉永小百合さんが言われることが正しいことが証明されています。

 

「どんな戦争にも正義はありません。あるのは、聖戦に名を借りた大量虐殺です。核兵器の廃絶と世界の平和を求めて、みんなでできる限りの行動をしましょう」

 

そして、聖書の教えも同じです。

 

イエスさまは殺す者たちに対して、次のように相当めちゃくちゃ激しく非難されました。

 

「蛇よ、蝮の子らよ、どうしてあなたたちは地獄の罰を免れることができようか。

 

だから、わたしは預言者、知者、学者をあなたたちに遣わすが、あなたたちはその中のある者を殺し、十字架につけ、ある者を会堂で鞭打ち、町から町へと追い回して迫害する。

 

こうして、正しい人アベルの血から、あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。

 

はっきり言っておく。これらのことの結果はすべて、今の時代の者たちにふりかかってくる。」

(マタイによる福音書23章33~36節)

 

 

そして、殺す者たちに殺される時は無抵抗の非戦による行ないを教えられました。

そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。

 

そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」

 

そのイエスさまの教えを忠実に実行したのがステファノであり、日露戦争時のキリスト信徒の文豪トルストイと無教会キリスト教創設者の内村鑑三でした。

 

そのキリスト信徒の証は吉永小百合さんも共感されることでしょう。

 

長くなったので次回へ続く

 

 

「 非戦のキリスト教 現在、キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ⑳」

 

現在、世界に深刻なダメージを与えている元凶は、ガザ戦争とイラン戦争を起こしたイスラエル(ネタニヤフ政権)です。

 

さらに世界が驚愕したのが、そのイスラエルを支持しているキリスト教でした。

 

アメリカはイスラエルと共同でイラン戦争を行ない、全米の牧師たちが戦争を行なうトランプ大統領と米兵の勝利のために祈る姿に世界はびっくり仰天しています。

 

日本でも多くの牧師やクリスチャンたちがイスラエル支持ですが、その理由がハマスとイランは殺しに来る悪、その悪と戦う「聖戦・正戦論のキリスト教」ということです。

 

それは、日露戦争の時からまったく変わっていない「殺す者となったキリスト教」ということを世界中に発信しています。

 

 

そして、日本国民のほうは「戦争の時代」とは劇的に変わった国民が多くなりました。

 

日本で最も有名で愛されている「小百合さん」が俳優の「吉永小百合」さんでしょう。

 

「全(すべ)ての原爆・戦争犠牲者を追悼する集い」に、俳優の吉永小百合さんからメッセージが寄せられました。

 

吉永さんは「日本政府は平和憲法を変えて戦争に参加する道を準備しようとしていますが、戦争とは国が人に人殺しを命ずること。

どんな戦争にも正義はありません。

 

核兵器の廃絶と世界の平和を求めて、みんなでできる限りの行動をしましょう」と呼び掛けています。

 

この吉永さんの呼びかけは、聖書のキリスト教の教えと同じです。

 

それは前々回からお伝えしている聖書の使徒言行録のステファノの殉教からわかります。

 

ステファノが国の指導者たちに向かって「そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった!」と厳しく非難しました。

 

人々はこれを聞いて激しく怒り、石打ちで殺しました。

 

その時「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。

 

日露戦争の時に、そのステファノの信仰を現したのが、ロシアでは「文豪トルストイ」日本では「無教会を創設する内村鑑三」でした。

 

 

文豪トルストイは、「すべての人を兄弟とみる精神と愛の掟を信じるキリスト教徒であるのに、『汝殺すなかれ』の戒めに背いている!」と厳しく非難しました。

 

そして、マタイ福音書五章三九節の「目には目を、歯には歯をと言われていることをあなた方は聞いている。しかし、私は言う、悪人に手向かってはならない。」というイエス・キリストの御言葉に堅く立ったのです。

 

 

その文豪トルストイを通して「イエス・キリストの非戦の教え」が世界中に広がり、大きな影響を与えました。

 

有名なのが、イギリスの植民地だったインドを独立へと導いたマハトマ・ガンジーです。

 

ガンジーは南アフリカでのひどい差別を受けた体験から、その差別の撤廃のために立ち上がりましたが、「右の頬を打つ者には、左の頬を向けよ。下着を盗ろうとする者には、上着をも与えよ」というイエス・キリストの教えに大きな影響を受けたと言われています。

 

トルストイからも深い影響を受けていたガンジーは、アフリカで、差別撤廃のための非暴力の戦いによって逮捕された人たちの家族を養うための農場を創設したとき、その名前をトルストイ農場と名付けたのです。

 

ガンジーの信仰の言葉です。

「神は真実です。真実への道はアヒムサ(非暴力)にあります。」

 

 

このガンジーの非暴力の信仰に大きな影響を受けたのが

「マーティン・ルーサー・キング牧師」です。

 

「汝の敵を愛せよ」という聖書のイエスさまの教えと賛美の力で「非暴力」によって闘い続けました。

 

その非暴力主義は無抵抗で、弱腰の姿勢で頼りなく思いがちですが、そうではありませんでした。

 

国を支配する白人たちは石を投げたり、警棒でメッタ打ち、暴言や暴力でやめさせようとしましたが、手をつないで神様に向かって黒人霊歌を歌って対抗しました。

 

讃美歌『we shall overcome』は有名な一曲になりました。

 

しかし、キング牧師も逮捕されました。

 

人の常識では、黒人の方々は、勝つことは不可能に思いました。

それでも、この戦いは主イエスの戦いでしたので、黒人の方々は勝利したのです。

 

1963年、歴史に残るワシントン大行進の際、ワシントン広場に集まった20万人の大衆に向かい『I have a dream 』で始まる歴史的な演説をしました。

 

その中で彼は歌うがごとく『we shall overcome』と何度も力を込め、民衆に語りかけました。

 

I HAVE A DREAM 

「友よ。今日も明日も困難や挫折に直面しているが、私には夢がある。

いつの日か子供たちが肌の色によって評価されるのではなく、人格によって評価される国に住めるようになるだろう。

すなわち、すべての人間は平等に造られている。」

 

この夢は実現して、黒人の方々があらゆる分野で活躍する時代になりました。

 

 

このように、イエス・キリストの教えは、殺す者たちを非難して、非戦で、非暴力によって弱い者たちを救う働きだということがわかります。

 

吉永小百合さんが言われる通り、聖戦や正戦論に名を借りた大量虐殺をやめろ!というのが本当のキリスト教です。

 

さらに、聖書を引用して戦争を正当化する牧師たちを厳しく批判して、非戦のキリスト教を宣べ伝えた内村鑑三を通して現わされた主イエス・キリストの御業は、現在も日本に大きな影響を与え続けています。

 

次回はそのことについて見ていきます

 

「殺す者と戦うキリスト者 現在、キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ⑲」

 

前回記事では、ステファノが国の指導者たちに向かって「そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった!」と言い放ったことで殉教したことも見てきました。

 

その殺す者たちと戦って殉教したことにより、キリスト教の福音が拡大したことは多くのクリスチャンたちの希望になっています。

 

しかし、聖書の使徒たちやステファノのキリスト教とはまったく違い、「日本のキリスト教」は日清戦争の時から今に至り「殺す者」となった国の指導者たちに聞き従っていることが世界中に宣べ伝えられています。

 

現在の戦争を行ない続ける国を支持するキリスト教として、

ロシアを支持するロシア正教会、イスラエルを支持する多くのキリスト教の牧師やクリスチャンたち、アメリカを支持する福音派の牧師やクリスチャンたち、カトリック信徒たちが挙げられています。

 

 

それでは「殺す者」となった日本のキリスト教の歴史を見ていきます。

 

東京都の港区のホームページ「日露戦争と宗教」より引用します。

 

当時、ロシアは日露戦争をキリスト教徒と異教徒の戦争であると世界に喧伝した。他の西洋諸国が日本への支援を行いにくい構図を描こうとしたのである。

 

日英同盟を締結し、さらに欧米で外債募集を行おうとする日本にとって、日本が異教徒とみなされる宗教戦争として日露戦争を位置付けるわけにはいかなかった。

 

そこで日本政府は、ロシア正教を保護し、日露戦争が宗教戦争ではないことを内外にアピールした。

 

さらに、信教の自由を保障しているとして、日本が文明国であることを国外に知らしめ、欧米の支持を得ようとしたのである。

 

日本の宗教界が、政府のこうした動きに呼応するように催したものが、大日本宗教家大会である。

 

開催地である芝公園内の忠魂祠堂会館には、仏教、神道、キリスト教などの宗教や国籍、性別を問わず、また宗教学者なども含め、総勢一五〇〇名余りが一堂に会した。

 

キリスト教の排斥を唱えた仏教界も、その説を撤回したのである。

 

日露戦争は宗教戦争ではない、という政府の表明に対して、キリスト教フレンド派の分裂こそあったものの、宗教界全体としてはそれまでの対立を乗り越えて、これに同調したのである。

 

引用以上

 

なんと、キリスト教フレンド派(著名な信徒に、新渡戸稲造、ジェームス・ディーン)以外、宗教界全体が戦争に一致団結して「殺す者」となったのです。

 

「戦争(ジェノサイド・大量虐殺)」によって、宗教界全体が一つとなったという日本の歴史上最も最悪なことが起きたのです。

 

 

川島祐一氏の論文「明治政府下におけるキリスト教社会思想 」でも次のように書かれています。

 

「キリスト教会の主流も日露戦争を支持した。

 

中心人物の一人である植村正久は絶対的非戦論が聖書の教えではないと批判し、自衛のための戦争は構わないとした。

 

海老名弾正・本多庸一らもアジアの平和、我が国の自衛のために義とし、キリスト教の教えに日露戦争が反しないと主張した。」

 

 

石川明人教授の「日露戦争におけるキリスト教徒の葛藤 」でも詳細を書かれています。

 

「内村(無教会キリスト教の内村鑑三)は、聖書を引用して戦争を正当化する牧師たちを厳しく批判したが、多くのプロテスタントの牧師たちは日露戦争に協力的であった。

 

新島襄の門下である海老名弾正は、当時の牧師のなかでも特に日露戦争を積極的に肯定したことで知られている。

 

同じく牧師である本多庸一と小崎弘道は、軍隊へ『慰問使』を送ることなどについて軍部と交渉し、軍人向け小冊子の配布、募金活動にも協力した。

 

小崎弘道は、全国宗教家大会で『この戦争は、人種の戦争でも宗教の戦争でもなく、ロシアが代表する16世紀の文明と、日本が代表する20世紀の文明との戦争である』と述べた。

 

当時、日本国内のプロテスタント宣教師のなかにはロシアに対する嫌悪と軽蔑をあらわにする者も多く、日本ハリストス正教会の創建者であるニコライ宣教師は、それに強い反発を感じていた。

 

ニコライは『プロテスタントの宣教師たちほど、ロシアを憎み、ロシアの不幸を願っている者はいない』とも日記に書いている。」

日露戦争時からは兵士たちに「慰問袋」が送られるようになった。

 

最も早く始めたうちの一つは、現在もあるキリスト教の婦人団体「矯風会」である。

 

引用以上

 

 

日本の宗教界全体が戦争に一致団結して「殺す者」となった日露戦争において、主イエス・キリストはロシアと日本にステファノを用意されていました。

 

ロシアのほうは「文豪トルストイ」

日本のほうは「無教会を創設する内村鑑三」

 

 

ブログ記事「トルストイの日露戦争非hsン Saven Satow」にはその詳細を次のように明確に伝えています。

 

「日本史において文学者による反戦運動が社会に影響を与えたのは日露戦争からである。

 

動きを引き起こしたのはレフ・トルストイの反戦アピールである。

 

文豪は、6月13日、日露戦争に関する論文『反省せよ!』をイギリスの出版社から刊行すると、各国の新聞に翻訳・転載される。

 

何万キロもたがいに離れている人間同士が、一方は人だけでなく動物すら殺すことを禁じる掟をもつ仏教徒、

 

一方はすべての人を兄弟とみる精神と愛の掟を信じるキリスト教徒であるのに、彼らは、野獣のように残酷きわまる殺しあいをするために、陸に海に敵を探し求めている。

 

日本でも、6月27日付『タイムズ』紙の記事を元に、週刊『平民新聞』が8月7日号に日本語訳を掲載し、『東京朝日新聞』も「トルストイ伯 日露戦争論」と題して8月2日から20日に亘って連載している。

 

「汝殺すなかれ」の戒めに背いて人と人が殺し合うことを嘆き、日露双方の人民を犠牲にして野心家たちがこの戦争を通じて宮殿に安居とした栄誉と利益を求めようとしていると糾弾している。

 

戦争は宮殿のためにおこなわれる。人民のためではない。

 

戦争支持だった石川啄木は、この論文を読むなり、慌てて、反戦に立場を変えている。」

 

引用以上

 

 

いのちの水ブログ記事「神の言葉と非戦論の源流」には次のように指摘しています。

 

「キリスト教国といえども、聖書の精神を無視して戦争を肯定するのが普通であった時代状況にあって、ロシアの大文学者であり、思想家でもあったトルストイが投げ込んだ一つの石は大きな反響を生み出した。

 

それがもたらした大きな波紋の原動力は、彼の言葉でなく、聖書の言葉、イエスの言葉であった。

 

当時のキリスト教指導者たちも、正義の戦争が有りうるということは当然のように認めていた。

 

しかし、トルストイは、新約聖書のなかのキリストの言葉に深い霊感を受けた。トルストイは次のように書いている。

 

…私にとって一切の鍵であったのは、マタイ福音書五章三九節の「目には目を、歯には歯をと言われていることをあなた方は聞いている。しかし、私は言う、悪人に手向かってはならない。」という箇所であった。

 

「悪もしくは、悪しき者に逆らうな」というこの言葉こそは、私にとっては、一切を啓示してくれた真の鍵であった。(「トルストイ全集」第十五巻十一~十二頁 ・河出書房刊)」

 

引用以上

 

 

ステファノの「そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった!」と言い放ったことから始まったキリストの福音の拡大

 

そのステファノの継承者と思える文豪トルストイと内村鑑三はイエス・キリストの御言葉によって、殺す者たちと戦い続けました。

 

そして、現代に至って、トルストイと内村鑑三を通して、主イエス・キリストの栄光が次々に現わされていったのです。

 

長くなったので、次回へつづく

 

「国の指導者と戦うクリスチャン 現在、キリスト教への信頼感が一挙に崩れ去りつつある ⑱」

 

米国などによる対イラン軍事作戦に関する発言を巡り、トランプ米大統領から非難されていたローマ教皇レオ14世は4月13日、「私はトランプ政権を恐れていない」と述べ、戦争に反対する発言を続けると表明したという報道がありました。

 

一方で、アメリカのバンス副大統領は、ローマ教皇には政治に口を出さず、道徳的な問題に専念するよう促していますが、それに賛同しているカトリック信徒も少なくないようです。

 

また、ブログ記事や投稿記事を調べても、戦争する国の指導者に反対の声を挙げ続けるキリスト教の牧師や神父、クリスチャンもごく一部のような印象を受けます。

 

 

それでは聖書を調べてみます。

 

使徒言行録(使徒の働き)を読めば、使徒とクリスチャンたちは国の指導者たちと壮絶に戦い続けていました。

 

「ペトロとヨハネが民衆に話をしていると、祭司たち、神殿守衛長、サドカイ派の人々が近づいて来た。

 

二人が民衆に教え、イエスに起こった死者の中からの復活を宣べ伝えているので、彼らはいらだち、 二人を捕らえて翌日まで牢に入れた。

 

そして、二人を呼び戻し、決してイエスの名によって話したり、教えたりしないようにと命令した。

 

しかし、ペトロとヨハネは答えた。

『神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。 わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。』

 

議員や他の者たちは、二人を更に脅してから釈放した。

 

さて二人は、釈放されると仲間のところへ行き、祭司長たちや長老たちの言ったことを残らず話した。

 

これを聞いた人たちは心を一つにし、神に向かって声をあげて言った。『主よ、あなたは天と地と海と、そして、そこにあるすべてのものを造られた方です。

 

あなたの僕であり、また、わたしたちの父であるダビデの口を通し、あなたは聖霊によってこうお告げになりました。

『なぜ、異邦人は騒ぎ立ち、

諸国の民はむなしいことを企てるのか。

 

地上の王たちはこぞって立ち上がり、

指導者たちは団結して、

主とそのメシアに逆らう。』

 

主よ、今こそ彼らの脅しに目を留め、あなたの僕たちが、思い切って大胆に御言葉を語ることができるようにしてください。

 

どうか、御手を伸ばし聖なる僕イエスの名によって、病気がいやされ、しるしと不思議な業が行われるようにしてください。』

 

祈りが終わると、一同の集まっていた場所が揺れ動き、皆、聖霊に満たされて、大胆に神の言葉を語りだした。」

(使徒言行録4章1~3,18~21,23~26,29~31節)

 

 

そして、ステファノも国の指導者たちと壮絶に戦いました。

 

「また、民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。

 

そして、偽証人を立てて、次のように訴えさせた。

最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。

 

議会の場で、ステファノはたった一人でしたが聖霊の力によって、国の指導者たちに「殺す者となった」と非難しました。

 

「かたくなで、心と耳に割礼を受けていない人たち、あなたがたは、いつも聖霊に逆らっています。

あなたがたの先祖が逆らったように、あなたがたもそうしているのです。

 

いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。

 

彼らは、正しい方が来られることを預言した人々を殺しました。

そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。

 

天使たちを通して律法を受けた者なのに、それを守りませんでした。」

 

人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。

 

ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、 「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。

 

人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、 都の外に引きずり出して石を投げ始めた。

 

ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。 それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。

 

ステファノは国の指導者たちと壮絶に戦って殉教しました。

 

 

殺す者となることは神に反逆することです。

 

戦争(ジェノサイド・大量虐殺)は虐殺、強奪、レイプ犯罪などがあり、被害者たちは家を失い、裸同然となり、旅人(難民)となり、飢えて、渇き、病いで倒れ、牢に入れられます。

 

その加害者に対して主イエス・キリストは最後の審判において『呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。』と宣告されると教えています。

 

旧約聖書でも戦争は神に対する反逆ということを教えています。

 

主はこの国の住民を告発される。

この国には、誠実さも慈しみも

神を知ることもないからだ。

 

呪い、欺き、人殺し、盗み、姦淫がはびこり

流血に流血が続いている。

 

それゆえ、この地は渇き

そこに住む者は皆、衰え果て

野の獣も空の鳥も海の魚までも一掃される。

(ホセア書4章1~3節)

 

 

ところが、使徒たちやステファノがびっくり仰天しますが、なんと、キリスト教が戦争(ジェノサイド・大量虐殺)を行なう国の指導者たちに聞き従う時代となったのです。

 

「ロシア正教会がウクライナ侵攻を"祝福"する理由 『プーチン政権とのつながり』を池上彰が解説」より引用します。

 

「2022年2月、ロシア軍のウクライナ侵攻は世界を驚かせましたが、世界の宗教界を驚愕させたのは、ロシア正教会トップのキリル総主教が、ウクライナ侵攻を「祝福」したことでした。

 

他国への侵略を認めるだけでなく、それを「祝福」する。全面的な支持を与えたのです。

 

『これがキリスト信者のすることか』と憤激した世界の教会関係者も多かったのですが、ロシア国内では、侵攻に反対する正教会の聖職者は少数にとどまっています。

 

引用以上

 

 

また、2023年10月からイスラエルのネタニヤフ政権によるガザ武力侵攻が始まりました。

 

多くのイスラエル国民は、初めはネタニヤフ政権を支持していましたが、「ハンニバル指令」と空爆によって多くのイスラエル国民を虐殺したネタニヤフ政権に激怒し、多くのイスラエル国民は戦争を止めるように大々的に抗議しました。

 

パレスチナとの二国家共存を求めたのです。

また、ガザ飢餓で苦しむパレスチナの子どもたちと人々を救おうとしました。

 

そして世界の多くの国と人々が、残酷非道な戦争を行ない続けるイスラエルに猛烈に抗議し続けました。

 

多くの国が、飢餓で苦しむパレスチナの約45万人の子どもたちを救うために条件付きパレスチナ国家承認を認めました。

 

それゆえ、ネタニヤフは窮地に立たされましたが、世界中のキリスト教の牧師やクリスチャンたちが「イスラエル支持」を表明して、ネタニヤフを救ったのです。

 

日本の多くの牧師やクリスチャンたちもイスラエル支持を表明しています。

 

ネタニヤフは世界中のキリスト教徒に感謝を述べたことが、全世界に報道されました。

 

そして、ネタニヤフは聖書のエステル記などの教えを利用してイラン戦争を起こすことに活路を見出し、アメリカのトランプと共に「イラン戦争」を再び起こすことができたのです。

 

 

そのアメリカのトランプの「イラン戦争」も聖書の教え「ハルマゲドン預言」などを利用したものでした。

 

報道記事「イラン攻撃 トランプ大統領を囲んで“祈祷”の謎…SNSで話題に『神が支持している戦争』アピール 識者が見解」より引用します。

 

アメリカのSNSで話題になっている動画がある。

 

ホワイトハウス執務室でトランプ大統領を人々が取り囲み、「主よ、この試練の時において彼を導きたまえ。

 

あなたの恵みとご加護が大統領とすべての米兵にあらんことを。

父よ、大統領にこの偉大な国家を導く力を与えたまえ」と祈祷するもので、映っているのは全米から集まった牧師たちだという。

 

元テレビ朝日外報デスクで、アメリカ駐在歴が長い「インサイダ」編集長の中丸徹氏は「アメリカってそういう国なんだと、あの映像が強く認識させる。

 

これはキリスト教の信者である国民に対してのメッセージとして、神のために神の祈りと共に、イランを攻撃した。

 

神はこちら側についていて、神が支持している戦争であることをメッセージとして出したかった」と分析する。

 

引用以上

 

 

さて、このような世界情勢の時に、私自身はクリスチャンとして、使徒言行録の使徒たちやステファノのように、戦争を起こす国の指導者たちと聖霊の力と御言葉によって戦うべきだと決断して、終始一貫として、いくつもの御言葉を引用しながら、戦争は悪魔の仕業だということを宣べ伝え続けています。

 

それゆえ、発信力のあるカトリック教会のレオ14世教皇の発信にとても励まされました。カトリック教会を救う言動と行動だと称賛しています。

 

次回は非戦論のキリスト教徒として、戦争を起こす国の指導者と戦争に協力するキリスト教に対して壮絶に戦った「トルストイ」と「内村鑑三」に現わされた神の栄光について見ていきます。

 

戦争を起こす国とキリスト教の敵となった非戦論の信仰者の証です。