先日、Threadsにこんな投稿をしました。 

 

「真面目な人ほど、病気になってからも頑張ります。早く治さなければ。ちゃんと薬を飲まなければ。家族に迷惑をかけてはいけない。でも、回復まで『頑張る課題』にしなくていい。」 

 

すると、 

「今の私がまさしくこれです」 

「休んで迷惑をかけて申し訳ない」 

「自分を甘やかすことができません」 

というコメントをいただきました。 

 

休めない人って、本当に多いのだと思います。 

 

最近は、 

『休む勇気』 

『休む哲学』 

『休む技術』 

『休みベタさんの休み方』 など、

「休む」をテーマにした本もたくさん出版されています。 

 

でも、少し不思議ですよね。 

 

食べる、眠る、休む。 

本来、生き物として自然にできるはずのことなのに、私たちは「休み方」を学ばなければならなくなっている。 

なぜでしょう。 

 

その背景には、 

「迷惑をかけてはいけない」 

「ちゃんとしていなければ」 

「休むのは怠けること」 

「役に立たなければ価値がない」 

そんな思い込みがあることもあります。 

 

だから身体は疲れているのに、頭が休ませてくれない。 

 

休日なのに仕事のことを考える。 

ベッドでSNSを見続ける。 

家にいても家族のために動き続ける。 

 

「休みを取ること」と「休めていること」は、同じではありません。 

 

私は、休むとは「エネルギーを回復させること」だと思っています。 

 

そのあと少し気持ちがゆるんだか。 

頭の中が静かになったか。 

少し元気が戻ったか。 

そこが大切です。 

 

 

予防医療というと、食事、運動、睡眠、健診を思い浮かべます。 

 

でも私は、 「自分で休めること」 も、大切な予防医療だと思っています。 

 

身体が強制的に止める前に、 

「今日は疲れたな」 

「今日はもうやめよう」 と、自分で止まれる。 

 

休むことは甘えではありません。 

自分の身体の声を聞き、 自分の身体の主導権を、自分に戻すことです。

 

 

 

こちらで毎日お話しています👇

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

カウンセリングって、一体何をしているんですか? 

そんなふうに聞かれることがあります。 

 

私は内科医として30年以上、多くの患者さんを診てきました。

もちろん診療では、必要な検査をして薬を処方します。 

 

でも、症状だけを見ていても分からないことがある。 

そんなことを感じるようになり、今は心理カウンセラーとしても活動しています。

 

 

 症状が出る前に、何がありましたか? 

病気の方をカウンセリングするとき、私は症状だけではなく、 「その症状が出る前に、何かありませんでしたか?」 と聞くことがあります。 

 

最初は「特に何もありません」と言われても、話しているうちに、 

「仕事でトラブルがあった」 

「上司とうまくいっていなかった」 

「家族との関係で悩んでいた」 

そんな話が出てくることがあります。 

 

ただ、私が大切にしているのは、出来事そのものよりも、 

「そのとき、どう感じたのか」 ということです。 

 

たとえば、挨拶をしたのに無視された。 

同じ出来事でも、

「なんで無視するの?」と怒る人もいれば、 

「私、何か悪いことしたかな」と自分を責める人もいる。 

「あ、機嫌が悪いのかな」と気にしない人もいます。 

 

そこには、その人なりの「心のクセ」が表れます。 

 

 

我慢する。 

嫌と言えない。 

人に頼れない。 

ちゃんとしなければと思う。 

自分を責める。 

 

こうしたクセは、自分では気づいていないことも少なくありません。 

 

 

「なぜ?」をもう少し奥まで見てみる 

たとえば、 

「睡眠不足が続いたから体調を崩した」 という場合も、そこで終わりにはしません。 

 

なぜ睡眠不足になっていたのか。 

好きなことに夢中になっていたのか。 

嫌な仕事を無理して続けていたのか。 

「私がやらなければ」と、一人で抱え込んでいたのか。 

 

食べ過ぎや飲み過ぎも同じです。 

「なぜやめられなかったんだろう?」 

 

その奥にある気持ちを見ていきます。 

 

そしてさらに、 「本当はどうしたかったの?」 と聞いていきます。 

本当は分かってほしかった。 

本当は助けてほしかった。 

本当は嫌だった。 本当は「ありがとう」と言いたかった。 

 

そこに、自分でも気づいていなかった本当の思いが隠れていることがあります。

 

(赤とんぼ見えるかな?)

 

  過去を見るのは、未来を変えるため 

過去を振り返るのは、誰かを責めるためでも、自分を責めるためでもありません。 

 

過去は変えられません。 

でも、 「じゃあ、これからどうする?」 は変えられます。 

 

今まで我慢していたなら、次は伝えてみる。 

一人で抱えていたなら、誰かに頼ってみる。 

自分の気持ちを無視していたなら、 「私は今、どう感じている?」 と聞いてみる。

 

 過去を振り返るのは、過去に戻るためではありません。 

これからの自分の選択を変えるためです。

 

 

 「自分の場合はどうなんだろう?」と思った方へ 

今回、「野上徳子の30分無料相談」を受け付けることにしました。 

 

病気や症状をきっかけに、自分の心や生き方を一度整理してみたい方。 

「私にも心のクセがあるのかな」 

「本当は私はどうしたいんだろう」 

そんなことでも大丈夫です。 

 

30分という短い時間ですが、今話せるところから一緒に整理していきます。 

なお、無料相談は診断や治療方針を決めるための診療ではありません。

 

現在治療中の方は、主治医の治療を中断せずにご相談ください。 

自分を知ることは、これからを変えていく一歩だと私は思っています。

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

「毒親」という言葉があります。 

 

親に否定された。 

支配された。 

愛してもらえなかった。 

自分の気持ちを聞いてもらえなかった。 

 

そんな経験から、 

「今の自分がこうなったのは親のせい」 

と思っている方もいるかもしれません。 

 

私自身も、子供の頃いじめにあった経験から

そう思っていた時期がありました。 

 

親との関係は、私たちに大きな影響を与えます。 

だから、親を責めてはいけないと言いたいわけではありません。 

 

ただ、思うのです。 

 

「毒親を、毒親のままにしていないだろうか」と。 

 

子どもは家庭から簡単には逃げられません。 

だから、自分を守るためにいろいろな方法を身につけます。 

 

人と距離を取る。 

我慢する。 

弱さを見せずに強くなる。 

人に求める。 

ちゃんとしなきゃ、完璧でいなきゃと頑張る。 

 

私は、こうしたものを「心のクセ」と呼んでいます。 

 

(水嫌いの奈々太郎。昨日は入浴Dayでした)

 

でも、そのクセはもともと悪いものではありません。 

 

距離を取ったから傷つかずに済んだ。 

我慢したから、その家庭の中で生きてこられた。 

強くあろうとしたから、自分を守れた。 

 

子どもの頃の自分にとっては、それが最善だったのだと思います。 

 

そして、もう一つ見てほしいことがあります。 

 

その経験によって、 

自分は何を身につけたのか。 

 

否定されてきたから、

人を否定しない人になったのかもしれない。 

 

自由を奪われてきたから、

人の選択を尊重できるようになったのかもしれない。 

 

愛情を伝えてもらえなかったから、 

自分は愛を伝える人になったのかもしれない。 

 

孤独だったから、 

誰かの居場所をつくりたいと思うようになったのかもしれない。 

 

もしかすると、 子どもの頃に一番欲しかったものが、 

今、自分が誰かに与えたいものになっていることもあります。 

 

親を無理に許す必要はありません。 

仲良くしなくてもいい。 

距離を取ってもいい。 

 

でも、 

「親にこうされたから、私はこう生きるしかない」 

と、これからの人生まで親に決めてもらわなくてもいいと思うのです。 

 

あなたには、どんな心のクセがありますか? 

そのクセは、子どもの頃のあなたをどう守ってくれたのでしょう。 

 

そして、

その経験から得た力を、 これから何に使いますか? 

 

親を責めるだけでは終わらない。 

 

そこから、

自分の人生を自分に取り戻していけるのではないかなと思っています。

 

 

 

 

こちらで毎日お話しています👇

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

「うちは糖尿病の家系だから」 

「親も高血圧だったから」 

「がん家系だから」 

 

診察室でも、こうした言葉をよく耳にします。 

 

確かに私たちは、親から遺伝子を受け継いでいます。 

 

でも、遺伝子を受け継ぐことと、

その病気になることが決まっていることは、

同じではありません。 

 

最近では「エピジェネティクス」といって、DNAの配列そのものが変わらなくても、環境などによって遺伝子の働き方が変わることが分かってきています。 

 

では、その「環境」とは何でしょう。 

 

食事、運動、睡眠、喫煙など、まず思い浮かぶのは外側の環境ですよね。 

 

環境というものをもう少し広く考えてみると・・・

 

以前、家族で病院の官舎に住んでいました。 

 

同じ建物、ほぼ同じ間取りなのに、それぞれのお宅に遊びに行くと、部屋の雰囲気が全く違うんです。 

 

置いてあるものも違う。 

空気感も違う。 

居心地も違う。 

 

同じ「箱」なのに、住む人によって環境が変わる。 

 

では、その違いを作っているものは何だろう? 

私は、そこにその人の「内側」も関係していると思っています。 

 

「私が我慢すればいい」 

「ちゃんとしなきゃ」 

「頼まれたら断れない」 

 

そんな思考や心のクセが、働き方や人間関係、休み方を変え、結果として自分の外側の環境を作っていきます。 

 

(昨日うなぎを食べに行きました。)

 

そして、外側の環境は内側にも影響します。 

 

私自身、子どもたちが小さい頃、よくイライラしていました。 

 

娘から「お母さん、顔が怖い」と言われたこともあります。 

 

娘はきっと、 

「今日は怒らないかな」 

と私の顔色を見ていたのでしょう。 

 

安心できない環境にいれば、身体は緊張します。 

 

つまり、 

外側の環境は、身体や心という「内側」に影響する。 

 

そして、 自分の思考や感情、心のクセという「内側」も、毎日の選択を通して「外側」の環境を作っている。 

 

 

外から内へ。 内から外へ。 

 

 

私たちは、その両方の影響を受けながら生きています。 

 

だから「遺伝だから仕方ない」で終わらなくてもいい。

 

今日、自分の身体にどんな環境を与えているだろう? 

そして、その環境を作っている自分の内側には何があるだろう? 

 

そこに気づくことも、自分の身体のためにできることのひとつだと思っています。

 

 

 

 

 

こちらで毎日お話しています👇

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

昨日は、お盆ということもあり、

「後悔しないように今を生きる」ということについてお伝えしました。 

 

人はいつか必ず死を迎えます。 

 

だからこそ、 

言いたいことを言う。 

やりたいことをやる。 

 

それは大切なことだと思っています。 

 

でも、 

「言いたいことを何でも言えばいいのか?」 

というと、私は少し違うと思っています。 

 

 

たとえば、 

 

「なんでいつもそうなの?」 

「お酒ばっかり飲んで」 

「少しは子どもの面倒を見てよ」 

 

こういう言葉の奥には、 

 

「私はつらかった」 

「寂しかった」 

「分かってほしかった」 

「もっと大切にしてほしかった」 

 

そんな思いがあるかもしれません。 

 

私は、こちらの方が本音なんじゃないかなと思っています。 

 

相手を責める言葉ではなく、 

自分が本当はどう感じていたのか。 

本当はどうしてほしかったのか。 

 

そこに気づくこと。 

 

私自身、以前は夫に言いたいことがなかなか言えませんでした。 

 

怒らせたらどうしよう。 

関係が悪くなったらどうしよう。 

 

そんな怖さがあったからです。 

 

 

だから、無理に相手に本音を伝えなくてもいいと思っています。 

 

まずは、 

「本当は嫌だった」 

「本当は悲しかった」 

「本当はつらかった」 

 

と、自分が自分の気持ちに気づいてあげる。 

 

そして、そのとき身体にも少し意識を向けてみる。 

 

胸がキュッとしていないか。 

肩や背中に力が入っていないか。 

お腹が重くなっていないか。 

 

感情と一緒に、身体もいろんな反応をしています。 

 

自分を生きるということは、 

好き勝手に生きることでも、 

何でも言いたいことを言うことでもない。 

 

自分が何を感じ、 

何を望んでいるのか。 

 

まず、自分自身がそれに気づいてあげること。 

 

それが、 

「自分を生きる」ことの始まりなんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

こちらで毎日お話しています👇

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。