子午線馬ノ助ブログです -33ページ目

子牛の品評会

昨日は十和田市黒毛和種改良組合の子牛品評会でした。たくさんの牛が並ぶ中からいい子が選ばれます。





お尻。キュートでしょ。


トップガン マーヴェリック

トップガン マーヴェリックを観てきました。



1作目を観たのは、東京でサラリーマンをやってる頃。昭和62年頃かなぁ。錦糸町の楽天地でした。とても感動したのを覚えています。

その後、青森県に転職し、英会話の勉強を始めたのですが、教材に使ったのがトップガン。教材と言っても、映画の声をカセットテープに録音し、車の中で何百回と聴き、ネィティブのスピードに慣れる練習をしただけですけどね。

さて今回の2作目。1作目と同じ「Danger Zone」の音楽。鳥肌が立ちました。内容はまだ観ていない方のために書きませんが、本当にあっという間に終わったという感じです。
トップガンはやはり映画館で観るべきです。

それにしてもトムクルーズ、同じ年とは思えません。

食料自給の大切さ

日本の食料自給率の低さは周知のとおり。

狭い国土で高くつく食料を生産するより、輸入した方が安いし、質は安定してるし、その方が効率的。と今まではそれで良かったのかもしれないが、気になるニュースを2つ。


1つ目。マレーシアは6月1日から鶏肉の輸出を禁止する。これは、ロシアのウクライナ侵攻で鶏肉や飼料が高騰したため、国内価格を安定させる狙い。日本には直接、大きな影響はないものの、マレーシアに鶏肉を依存するシンガポールでは食卓を直撃する。輸出国も結局は自国が優先。日本に輸出している国だって同じ事をするかもしれません。


2つ目。ウクライナからの穀物輸出が滞り世界的な食料危機が高まる中、ロシアは穀物輸出と引き換えに制裁解除を狙ったりしている。「食料を武器にするなんて」と批判が多く、制裁の緩和は見通せないという意見もあるが、本当に食料危機になってもこのスタンスを継続できるんだろうか。


マジに日本の食料自給を考える必要があるのではないでしょうか。

ミツバチの糞

飼料高騰

家畜が食べる餌、飼料価格が高騰しています。


コロナによる物流停滞、ウクライナ問題による穀物生産や流通への影響、中国の需要拡大、円安、ラニーニャによる世界的な異常気象(干ばつ、長雨)が原因です。


物価の優等生と呼ばれる卵。鶏が食べる餌はほとんど輸入に頼っているのが現状です。経費は増えるのに、販売価格がそのままでは、生産者が倒れてしまいます。今後、卵が値上がりしてもどうぞ、理解をお願いします。



八戸市にて

八戸市内でこんなお店を発見。

もろに俺やんか。今度、飲みに行かないとね。



十和田古代馬絵巻

久しぶりの芝居ネタ。
今朝、海外に住む先輩と話をしてたら、この動画を観たみたい。

これを撮影したのは、11年前?かな。
十和田市の道路を閉鎖して馬を使った芝居です。私は坂上田村麻呂役で出てます。お時間あったら御覧ください。


アニマルウェルフェア(ラスト)

今日は鶏のお話。鶏は卵をとる「採卵鶏」とお肉になる「ブロイラー」の2つに分けられます。採卵鶏は生まれてから120日目から卵を産み始め、大体500日~700日まで飼います。

採卵鶏達はケージと呼ばれる金網の中で飼われます。もちろん、運動なんでできるスペースはありません。


ブロイラーは生後35日~50日でお肉にします。採卵鶏とは違っ

て、金網ではなく、平場で飼われるのですが、そのスペースは、満員電車状態。もちろん、ヒナの頃は隙間もありますが、大きくなるともう満員電車状態。


さてアニマルウェルフェア。家畜を飼うのに彼らの快適性にも配慮しましょうという考え方。過密状態で家畜を飼うことをやめて、彼らが正常な活動ができる自由を与えながら飼おうという考え方。(以降AWと略します)


「日本もAWに配慮して家畜を飼えばいいじゃん」なんて声も聞えそうですが、そう簡単にはいきません。現在の牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛の価格は今の飼い方をしているから提供できるんです。

AWを考慮した飼い方をすれば、卵の価格は12個で600円になるとも言われています。果たしてそんな値段になっても消費者の皆さんが買ってくれるのか。AW,の考えは日本では、まだ消費者に知られていません。

でも海外ではこの考え方は広く浸透しており、東京オリンピックの時も、このAWに配慮したものではないと提供してはならん!となったようですが、うやむやに終わったようです。


EUでは、消費者側から強い要望があり、国や生産側もAWに取り組んだという経緯があるようです。


大手のマクドナルドも2011年以降、フランス、ドイツ、オーストラリア、英国で使用する卵、100%がケージフリーとHPで公表しています。

我々は家畜の命を頂いて生きている訳です。彼らが生きている間だけでも幸せに暮らしてもらおうというのがAW。

消費者の理解抜きに、生産側だけで話しは進められません。どうか畜産のアニマルウェルフェアにも関心を持って頂ければうれしいです。(おわり)

アニマルウェルフェア(2)

昨日の続き。

今回は、肉用牛です。言葉のとおり、お肉になる牛のことで、黒毛和種やホルスタインの雄などが肉用牛です。乳用牛同様に放牧されているイメージが強いかもしれません。


肉用牛は大きく「繁殖牛」と「肥育牛」の2つに分けられます。
繁殖牛というのは、子牛を産ませるお母さん牛達のこと。
肥育牛というのは、お肉になる牛達のこと。
牧場に放牧され、青草をはんでいる肉用牛は、繁殖牛です。

何せ子供を産ませる牛なので、健やかに育てることが必要で広い牧場で健康的に飼います


肥育牛が放牧されることは、ほとんどありません。なぜか。肥育牛を飼う目的は、お肉にする事。食べさせた餌を効率よくお肉にするため、運動なんてさせられないのです。言い方は悪いいですが不健康に飼います。牛肉輸入自由化で安い牛肉が海外から輸入され、これに対抗するためには効率を求めざるを得なかったのです。


明日は鶏のお話をしましょう。

(つづく)

アニマルウェルフェア(1)

アニマルウェルフェアってご存じでしょうか。

家畜を飼うのに彼らの快適性にも配慮しましょうという考え方です。

過密状態で家畜を飼うことをやめて、彼らが正常な活動ができる自由を与えながら飼おうというものです。


え?家畜って自由に動いているんじゃないの?と思った方もいるかもしれませんね。

まず我が国の家畜の飼い方を説明しましょう。


乳用牛。牛乳を生産する白黒のホルスタイン種。ドラマなんかで牛達が放牧されて青草をはむシーンが出ますが、放牧される牛の方が珍しいんです。北海道では放牧が見直されてきましたが、本州や九州では、牛は生まれてから死ぬまで繋がれっぱなしが当たり前。  


何で?人間達の都合です。牛を放牧すると牛乳の脂肪率が下がってしまいます。ところが人間は「定時定量定質」を求めます。農家が牛を放牧して乳脂肪率が低くなるとその牛乳の価格を下げられてしまうため、農家の人達も牛を放牧しなくなりました。これだけではなく、いろいろな事情があって現在のような飼い方になってしまいました。


長くなりそうなので、この記事はシリーズ化することにします。

(つづく)