アニマルウェルフェア(2)
昨日の続き。
今回は、肉用牛です。言葉のとおり、お肉になる牛のことで、黒毛和種やホルスタインの雄などが肉用牛です。乳用牛同様に放牧されているイメージが強いかもしれません。
繁殖牛というのは、子牛を産ませるお母さん牛達のこと。
肥育牛というのは、お肉になる牛達のこと。
牧場に放牧され、青草をはんでいる肉用牛は、繁殖牛です。
何せ子供を産ませる牛なので、健やかに育てることが必要で広い牧場で健康的に飼います
肥育牛が放牧されることは、ほとんどありません。なぜか。肥育牛を飼う目的は、お肉にする事。食べさせた餌を効率よくお肉にするため、運動なんてさせられないのです。言い方は悪いいですが不健康に飼います。牛肉輸入自由化で安い牛肉が海外から輸入され、これに対抗するためには効率を求めざるを得なかったのです。
明日は鶏のお話をしましょう。
(つづく)