牛乳の値上げ交渉
昨日から畜産農家が取引する牛乳(生乳)の値上げ交渉が始まりました。
牛乳の取引価格は複雑なので、説明は割愛しますが、何せ、牛に食わせる餌が高い。牛を飼って牛乳を出荷する農家経営は大変なんです。
ロシアのウクライナ侵攻、円安、中国の大量買い付け、生産国の天候不順等々により餌の価格は半端ない値上がり。
消費者の立場で考えれば安い方がいいのは当然です。が、このままの状態だと牛を飼う畜産農家の経営は破綻してしまいます。そうなるとこの国で生産される牛乳は少なくなり、すごい高いものになってしまう恐れもあります。また生産される牛乳が少なくなることで、これに関連するメーカーや工場にも影響を及ぼすかもしれません。
牛を飼っている農家は毎日、365日、牛乳を搾っています。休みはありません。
どうか牛乳の取引価格の値上げ交渉、応援してください。
食料自給
今日の新聞から。
各国で輸出規制となっている食料がカロリーベースで世界の2割になってるそうです。
これは25カ国が自国への供給を優先しているため。
食料危機は、2008年、2020年にも起こりましたが、今回の方が影響が大きく長期化しています。
本気で我が国の食料自給を考えないと。
デジタル
デジタル時代。本当に便利になりました。
今回のAU電話回線事件。映画みたいにデジタルテロの危険がゼロではありません。もし作為的に携帯を使えなくされたらどうなるんでしょうか。
公衆電話、駅の伝言板、有線電話。昭和の人間としては、アナログの必要性をすごく感じてます。今だからこそアナログ。皆はどう思いますか?
餌価格高騰
家畜が食べる飼料、この価格が高騰しています。
「そんなの簡単じゃん。食べさせる量を減らせばいいじゃん」
という意見もありそうですが、そうはいかない。
例えば乳牛。乳牛達は今や年間に8,000リットル、なかには10,000リットルの乳を生産する牛も珍しくありません。
そもそも乳牛の乳は子牛のためのもので、子牛のためだけだったら、8,000リットルも必要ないんです。人間が牛乳を安く飲みたいために乳牛達を改良し、今のような乳牛に仕上げた訳です。
改良された乳牛に、
「ごめん、今、餌が高いからちょっと餌を減らすね」
と餌を減らしたとしましょう。
どうなるか。牛達は、自分の体を削っても乳を出そうとします。そうなるといろんな疾病にかかってしまいます。下手すると命を落としてしまいます。
牛を飼っている農家の皆さんは牛を家族のように大切にしています。
どうかお願いです。牛乳価格が上がることに反対しないでください。