「エアコンつけましょうか?」
「このままで…」
「でも暑いでしょ?」
「夏は好きなんですよ。」
そんなセリフが思い出されるような季節になりましたね。
このセリフが分かる人はなかなかのあだち充ファンですね。
はい、ということで、夏ですね。
夏と言えば映画!
映画と言えば、先日、細田守監督最新作のバケモノの子が公開されましたね。見たい!
そんな細田監督と言えばやはりサマーウォーズでしょう。
劇場でも見たし、DVDでも何回も見たのに、先日のTV放送もついつい見てしまいました。
本日はその中に出てくるなつき先輩と生年月日が全く同じである4年の自快がブログを書かせていただきます。
どうでもいい情報ですみません。
バケモノの子というワードを入れておけばヒット数があがるのではというしたたかな戦略でありました。
ブログでは大変お久しぶりです。
実に今年の1月3日以来のブログとなります。
中武さんがなかなか指名してくれないのでこんなにも月日が流れてしまいました。
おそらく書かない期間新記録なのではないでしょうか。
そんなことはおいておいて本日の練習に関してですね。
今日は最近毎日来てくださる有田さんと、最後に少しだけ社長さんが来てくださいました。
お世話になった方々が来て下さって嬉しいです。私の1つ上、2つ上の代の方々は本当によくいらしてくださいます。ありがとうございます。
3つ上の、私たちが入部した当初の4年生の代の方々にも会いたいですね。
さて、今日のメニューは同じく4年の平田さんがつくりました。
以下のようなKICK中心の内容でした。
私はキックが苦手なので、このようなキック中心のメニューは苦手です。
boardを使ったキックが特に苦手で、体重を乗せる感覚とか、スイムの中でのキックとは別物のようになってしまいがちです。
ですから今日のメインの100のところはUnder Waterで行おうと思っていたのですが、1セット目で心肺機能的に限界になってしまって、2,3セット目はボードを使いました。それでもできるだけスイムを意識しながら泳ぎました。
キックとかプルとか部分部分では速いのにスイムになるとそれ程でもない人っていますよね。
まあ速いに越したことはないからキックやプルが速いのはいいことなのでしょうけど、それがキック用の、プル用の泳ぎになってしまっていたらもったいないですよね。
競泳競技はレースでタイムを出すことが唯一の正義なので、常にレースでの泳ぎを意識しなければなりません。
そう、レースで0.01秒でも速く泳ぐことが唯一絶対の正義であって、学年とか年齢とかその人のバックグラウンドに関係なく、0.01秒でも速い人が偉い世界です。
この残酷なまでに客観的で、すがすがしいほど明確に差がつけられるというこの競技の性質が僕は大好きです。
ここまで競泳にはまり、続けてこられたのもこの競技特性があるからこそだと思います。
というような感じで自分語りでもしようかなと思ったのですか、どうやらもう一度ブログを書かせていただけるようなので、今回はまた別のことを書こうと思います。
しばらく、更新していなかったので、近況報告を少々。
現在私は工学部社会基盤学科河川研究グループ川崎研究室というところに所属しています。
この研究室は最近できたばかりで、先ごろHPとブログを立ち上げたばかりですので、もし興味のある方はURLを張っておくので是非ご覧になってください。
研究室のほうのブログも近々書くつもりなのでよろしければそっちのブログも読んでください。
主にミャンマーでプロジェクトをやっていて、現地調査の様子とかがアップされていると思います。
http://wci.t.u-tokyo.ac.jp/
研究室のHP
http://kawasakilab.blogspot.jp/
研究室のブログ(私はまだ書いてません。そのうち書きます!)
私自身の研究はメコン川を対象として、科学技術と政策等の意思決定をつなげ、社会的に重要な意思決定が科学的な根拠に基づいて行われるようにすることを目指して、難しくてわかりにくい科学的なデータをどのように表現すればわかりやすく使いやすいかを考え、decision makerが理解し活用するためのツールの開発を行います。
ですから社会学とか情報系の人に近い感じですかね。
このブログを読んでいて、メコン流域の開発とか、意思決定プロセスに興味のある方は研究室のHPから是非私にコンタクトを取ってください!!
下の写真は3月にカンボジアを訪れたときに自分で撮ったメコン川で生活する人の写真です。
やはり実際の現場をみて初めて感じることは多いです。
彼らの眼差しは脳裏に焼き付いています。
自分なりの形で国際協力に携わっていきたいです。
研究の話はこのくらいにして、本業(?)の競泳のほうの話をしましょう。
今シーズンの前半はなかなかタイムが出ずに苦しい時期が続きましたが、6月半ばあたりからようやく結果が出始めて、最近のレースでは泳ぐたびにベストを更新できています。
その要因は何かなと考えますと、精神的な変化が大きかったように思います。
まず復調のきっかけになったのは、理工科での200Flyでした。
あのレースでは、3年の新妻君と同じ組で、それまでの調子のまま泳いでいたらおそらく負けてしまうような状況でした。
絶対に負けたくない。負けたくない。負けたくない。負けたくない。
それまではフォームを最優先にしてるから、とかまだ本番じゃないしとかいろいろ自分に言い訳をつくってごまかしていましたが、窮地に追い込まれてようやく、心の底にあったプライドというか意地というか、勝ちたい、速く泳ぎたいという強い気持ちが姿を現しました。
そこで本当に久しぶりにレースに高い集中力をもって臨むことができました。
しばらく忘れていた精神的な感覚が戻ってきました。
メンタルが9割主将ことざきおかさんが言っていた本当の意味がわかったような気がしました。
泳ぎの感覚というものももちろん大切ですが、メンタルの入れ方というか、気持ちの持っていきかたという感覚もそれと同等なくらい大事だと思います。
そうした気持ちのトリガーがどこにあるのか自分で把握しておけば、レースでは常にある程度の結果が残せると思います。
あ、レースの結果はわりと余裕で勝てました。づまちゃん本当にありがとう。
加えて、自分の泳ぎを言い意味で肯定的に捉えることができるようになったことも大きいと思います。今シーズンは、それまでほとんど変えたことのなかったフォームを大幅に変えることを試みました。
結果が出なくても結構辛抱強く我慢して新たなフォームで泳ぎ続けました。
1年生の今村君が入部してからは彼のアドバイスも取り入れ、またフォームを試す日々が続きました。その期間はとても苦しくて、本当にこれが正しいのかと何度も疑問に感じながらもフォームを真似るということを繰り返していました。
結果として、それが今に生きていることは間違いないです。
でも、結果がでなかった時期と比較して、考え方が変わった部分があります。
ここで一人の書家を紹介したいと思います。
柿沼康二さんという書家をご存知でしょうか。
たまにTV出演したり、映画の題字を担ったりしてるので通な人は知ってるかも知れません。
私は書のことは全くわかりませんし、彼が言っていることを正しく理解していないかもしれませんが、彼の考え方に影響を受けて自分の考え方が少し変わった部分があります。
「(前略)模倣には、オリジナルと自分との間で、永遠に埋め合わせることのできないギャップが常に、必ず存在し続ける。ギャップとは、他人と自分との絶対的な違いに他ならない。ギャップを見つめたり、感じたりすることを通して初めて、自己や個性が芽生えてくる。矛盾のようだが、没個性的な模倣が真の個性を生み出す(後略)」
これは2012年12月25日付けの日本経済新聞電子版の記事
(http://www.nikkei.com/article/DGXBZO49709000Y2A211C1000000/)からの引用です。
書の文脈で言うと、臨書といって手本を見ながらそれを模倣して書くというものがあります。優れた古典の臨書をひたすら行い、ひたすらに真似るという作業のなかで、どうしても出てくる癖や違いというものこそが個性であるということでしょう。
これを競泳の文脈で捉えると、速い選手のフォームをひたすらに真似て真似て真似て、それでも出てくる自分の癖とか違いこそが自分の泳ぎということになります。
どんなに意識しても、変えようとしてもどうしようも変わらない部分、あるいは変えるとどうしてもぎこちなくなってしまったり全然しっくりこないような部分は自分の泳ぎであり、それが自分には合っている、自分には正しいのではないかと考えるようになりました。
そのように考えるようになってからは、泳ぎに自信が持てるようになり、この泳ぎで泳ぐんだという覚悟がもてるようになりました。
もちろん誤解してほしくないのは、他人のアドバイスを受け入れなかったり、ひたすらに自分の泳ぎを信じて何も変えないということではありません。
短い期間かもしれませんが、半年以上自分ではないフォームをまねし続け、その中で得られたこと、変わったことはたくさんあるし、だからこそ自分の核のようなものが見えたのだと思います。それを肯定的に捉えられるようになったことで、自信にもつながりましたし、なにより楽しく泳げるようになりました。
これを読んでくださる方がどのように感じるかわかりませんが、何かの参考になれば幸いです。彼の考え方はとてもおもしろいので、暇な人はHPとか見てみてください。語録とかもあるので笑。あ、もうアドバイスは受け入れないとかってことじゃないですから、もし何か助言やコメント、批判等ありましたらいつでも真摯に受け止めますのでよろしくお願い致します。
最後に、完全に内輪の話になってしまいますが、毎年、引退する4年生は下級生ひとりひとりに対して手紙を書くというのがこの部活の慣習でして、現在私書く内容に非常に困っております笑。もし、「このようなことについてコメントがほしい」ということがありましたらリクエストしていただけますようお願い申し上げます。メールでも直接でも構いませんので。ご協力お願いします笑。
しばらく書いていなかったので、分量だけはたくさん書こうと思って長くなってしまいました。
また関カレ前とかに書くことになりそうなので今回はこのあたりで失礼します。