大相撲 | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 かつては日本の三大スポーツに数えられていた大相撲。



 1909年、国技と認められ隆盛を誇った大相撲も年々人気は下火になり、今では新弟子を集めるのにも一苦労。

 若貴以降日本人力士の横綱はおらず、番付上位の半数は外国人。

 加えて2011年の八百長事件など不祥事が相次ぎ、力士の待遇の悪さも問題視され、日本の若者は段々と大相撲から離れていった。

 
 そもそも国技であるのにもかかわらずっ!



 小中高の体育の授業に相撲はないっ!

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 90日間(6場所×15日)のお努めで気楽な仕事と言われることもあるけど。


 
 ガチ勝負を年間90日もやるのは、とても厳しい仕事。

 100kg以上の巨人が全力で体当たりしてくるなんて、普通の人が受け止めたら即入院。

 そんな激しい闘いをしつつ、本場所以外にも力士は地方巡業も行うから、体を休める暇もない。

 地方巡業でのトーナメント戦で、よく横綱や大関が負けてしまうことがあるけど、本場所前に怪我をしたらアカンから、敢えて力をセーブしてるともいえる。

 本場所での番付でお給料が決まるわけやから、ガチでやるのはリスクが伴う。

 



 日本人最後の横綱(2015年4月現在)となった若乃花(三代目勝)。



 そしてその弟である貴乃花(二代目光司)。

 その父は「各界のプリンス」と呼ばれた貴乃花(初代利彰)。

 初代貴乃花は軽量級ながら、驚異的な足腰の強さをもって大関まで登りつめた。

 元々日本水泳界のオリンピック代表にも選ばれてもおかしくないほど、貴乃花は水泳が得意だった。

 特にバタフライでは後のメキシコ五輪日本代表の高田康雄と、中学時代はお互いが記録を更新しあっていた。

 バタフライで鍛えられた強靭な足腰は「貴ノ花の足腰にはもうひとつの生命がある」と言われたほど。


 どっちかというと若乃花(勝)は身長が180cmもなくて軽量級。



 対して貴乃花(光司)は大型外国人力士にも真正面からぶちかますほどの重量級。

 初代貴乃花と相撲の型が似ていたのは若乃花のほうやったけど、相撲に対する考え方は貴乃花のほうが似ていた。

 若乃花は現代風の考え方をするのに対して、貴乃花は古風な考え方をする。

 それは2人の書いた本を読み比べてもわかる。

 

 どちらも引退してから書かれたものだから、相撲に対する見方は完結した状態になってる。


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 若乃花は相撲を引退してからも、アメフトに挑戦したり、スポーツキャスターになったり、事業に失敗したりと話題にこと欠かない。


 
 離婚までされちゃうし、まさに現代っ子の象徴のよう。

 対して貴乃花は夫婦でバラエティに出る機会はあるものの、基本的には相撲一筋。

 一筋過ぎて後援会と軋轢を起こしたり、相撲協会理事選挙では「貴の乱」とも呼ばれるクーデター的要素の強い問題も起こしている。

 貴乃花は理想家で相撲を「日本の伝統文化」と考えている。

 その伝統文化を守るために相撲道を追求してる(ように見える)。

 だから、チョンマゲ一つにしてもこだわりがあるし、横綱の「品格」という点に関しても一寡言ある。

 力士が土俵上でガッツポーズを取らないのは相手に対する敬意があるからという考え方をしてる。

 話すと長くなるんで知りたい人は本を読んでもらえればええけど、相撲の古くの歴史を持ち出して神格化してるようなところもあるんやな。


 でも、相撲って確かに歴史のあるものやけど。



 興行が始まったのは17世紀頃で一時は江戸幕府に、浪人集団との結びつきが強いという理由から禁止令が出されたこともある。

 大阪相撲、京都相撲、江戸相撲とあって、昔は興行主がバラバラで、実力的にも各相撲が拮抗してたんやな。

 18世紀に入って将軍家斉が相撲を観戦して上覧相撲が成功し、雷電爲右エ門という強い力士の誕生によって、ようやく「江戸で土俵をつとめてこそ本当の力士」と言われるようになった。



 しかし、相撲だけの興行で食べていくのは難しく、タニマチに頼ったり、幕末には「相撲対レスリング」「相撲対ボクシング」という異種格闘技戦も行われた。

 やがて明治になると「裸体禁止令」が出され、東京相撲の力士は罰金を取られたり鞭打ちの刑にあったりして相撲の存続自体が危ぶまれる。

 しかし、明治天皇が相撲好きやったから、天覧試合を行うことによって相撲の社会的認知度が上がることになる。

 戦後もGHQの都合によって、国技館が使えんくて右往左往。

 こうしてみると、案外相撲って歴史がありそうで、無さそうなんやな。

 そこに貴乃花のような相撲を神格化しようとする協会理事が出てくると、益々相撲って人気がなくなりそうな気がする。

 そもそも相撲の面白さとは大男たちの力比べであって、土俵入りの型とか弓なり式とかは枝葉のことでしかない。

 勿論、横綱としての「品格」は大事なものやと思うけど、チョンマゲ結った大人が半ケツ出して力比べをする、というのは現代的に見てちょっとどうなの?

 ノスタルジックな雰囲気に浸るのは悪くないけど、それを如何にも「日本の歴史です」というのはなんか違う気がするんやな。

 もし、それを押し通そうとすれば大相撲の人気は益々廃れていくと思う。
  
 大体そんな大げさな歴史があったわけではないんやから。


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 織田信長も相撲をとったという記録が残ってるけど。

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 そのルールは多分、現代相撲のルールとは違う。

 土俵の大きさが決まったのも1945年やから、つい最近と言うてもええ。

 GHQが「狭い土俵だと動きがなくてつまらない」と言うたから大きくしたんやね。

 相撲って、チョンマゲ結った大男たちがいろんな儀式をやりながら力比べ(技比べ)をする。

 他の格闘技と違って体重による階級別けもないから、まさに裸の男が自分の肉体だけを持ってして闘うのが面白いんやろ?

 相撲取る前に手の平を返して見せるけど、あれって手に武器を持っていませんという意味なんやって。

 その基本的な面白さなくして、大相撲の人気は復活せんと思うんやな。

 いや、朝青龍や白鵬のようにお行儀が悪いのも問題だと思うけど、「伝統」と言われても高々2~300年くらいの話やし。

 昔、「ああ、播磨灘」という漫画があったんや。

 ああいう個性的な力士が出てきたほうが相撲人気って騰がると思うんやけど、どうやの?

 ヒールがいたほうが面白いと思う。

 北の湖なんか強すぎて嫌われたからな。

 今思えば牧歌的だった。

 ああいう時代はもう来んのかな~。

 昭和は遠くになりにけり、や。

 いや、貴乃花は「平成の大横綱」やけど。

 ほなな。



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