以前、調べるおさんがサイバーのCA8について調べてらっしゃり、あぁソフトバンクってどうなんだろうと思い、今回調べてみました。

 

 

今まで皆勤賞は、孫氏と宮内氏とフィッシャー氏ですね。

北尾氏は、野村證券から転職してきたCFOだったわけですがSBIとして独立したのでいなくなり、その後任で安田信託を立て直し安田信託の顧問になっていた笠井氏を招聘しています。安田信託は現在のみずほ信託にあたり、この辺りからあぁだからみずほとソフトバンクって仲良いのかなぁなんて思ったりします。(例えば、スプリントとARM買収のアドバイザーにはみずほ証券が入っているし、ARM買収の1兆円のブリッジローンはみずほ銀行が単独でやってます。)

北尾氏は、4800億円のソフトバンクのIPOをまとめ上げたわけですが、笠井氏は、日本テレコム買収(3400億円)、ボーダフォン日本法人買収(1兆7500億円)、スプリント・ネクステル買収(1兆8000億円)まとめています。特にスプリント買収の時は、為替差益で3000億円出したという逸話もあります。しかし、笠井氏は2013年に亡くなり、その後は後藤氏が後を継ぐも1年で取締役を退任します。現在は、執行役員として後藤氏が財務を担当していますが、ラジーブ・ミスラ氏も財務担当みたいです。(ボーダフォン日本法人を買収した時のドイツ銀行の担当者がミスラ氏だったそう。ちなみに、スプリント・ネクステルを買収した時のドイツ銀行の担当者が、現在グロービス・キャピタル・パートナーズの福島氏)

ただミスラ氏は、今度のソフトバンクの10兆円ファンドのソフトバンク・ビジョン・ファンドの責任者になるみたいです。

 

倉重氏は、日本テレコムの社長で、買収とともにソフトバンクの取締役になっていますが、2年で退任しPEのRHJインターナショナルに転職し、三菱商事と合弁でシグマクシスを設立しています。

後は、ヤフーの社長の井上氏から宮坂氏がバトンを受け取ったのと、ジャック・マー氏が長めに取締役をやっています。

 

社外取締役は、1番長いのがファーストリテイリングの柳井氏、2番目がゴールドマン・サックスのシュワルツ氏、3番目がSFCの教授の村井氏(ってか先生か)ですね。

なんかソフトバンクの社外取というとなんとなく柳井氏と永守氏のイメージが強くありますが、永守氏はあまり長くないみたいです。

一方で、村井氏がこんなに長いと思いませんでした笑

にしても1999年と2000年の社外取すごいですね。

日本マクドナルドの藤田氏、オリックスの宮内氏、元マッキンゼーの大前氏、光通信の重田氏などなどですが、重田氏は意外でしたw

なぜかというと、孫氏より年下ですので重田氏は。

また、セブンの鈴木氏もちょっと意外でしたw

ちなみに、スニル・バーティ・ミタル氏は、インド最大級の携帯電話会社Bharti AirtelのCEOですw

 

早く僕も頑張ってスーパー取締役CFOになるぞ!

久しぶりのアメブロです。笑

 

Salesforceが買収しようとしていた企業リストが、流出したとWSJで取り上げられていましたが、そのリストが見つけられたのでまとめてみようと思います。

プロジェクト名まで付いている本命は、demandwareとServcenowとtableauです。

 

demandwareは実際に買収しています。

時価総額460億ドルのAdobeまでリストに入りしていたのは、びっくりですね。

Salesforce自身の時価総額が488億ドルなので。

あとboxとzendeskが「CEO has no interest」というのが少し面白いですね。笑

 

 

 

まずは、demandwareのDD資料。

プロジェクト名は、Champagne。

投資銀行は、Bank of America Merrill Lynchです。

 

 

次に、TableauのDD資料。

プロジェクト名は、Tuscany。

 

 

最後は、Servece NowのDD資料。

プロジェクト名は、sonoma。

投資銀行は、Goldman Sachsです。

 

最後に、各企業のCEOの評価について。

・demandware

・tableau

・Servicenow

 

 

今年は、PEの投資先が結構Exitするかもしれないと以前、日経に記事があり、ゴールドマン案件のUSJ、ベインキャピタル案件のマクロミル、ペルミラ案件(元ユニゾン)あきんどスシローの名前が上がっていました。

一方自分のイメージだと、PEの投資先ってBSが大変なことになっていそうだなぁ~というものがあり、株価ってどうなってんだろ~と思い、今回調べてみました。

 

時価総額の単位は、億円です。

11社が下落し、5件が上昇しています。

特にキツい下がり方をしているのが、産業革新機構案件のジャパンディスプレイ。

国家ファンド(一応官民共同だけど)の案件にもかかわらず、これはキツい…

一方で、同じく産業革新機構案件で、この中にはないルネサスエレクトロニクスは、2012年に一株120円で出資したものが現在は、639円まで上昇し、4年で約5倍にし、含み益で6000億円を出しています。

USJやマクロミル、あきんどスシローがどうなるかは正直わかりませんが、今後もPEの動向には注目していきたいと思います(CVCがいい人集めてるそう)。

サイバーエージェントの投資事業について以前まとめていたのですが、noteに移しておこうと思い、まとめてみました。

グラフの単位は億円です。

リーマンショックをもろに受け、2009年〜2012年まで赤字を出し続けています。

 

次に、年ごとにEXITした案件をまとめてみました。

ロックアップもあるので、EXITした年と営業利益や売上がずれている可能性が結構あります。

また、これ、藤田ファンドじゃね?っていうのもいくつか入っていましたが、とりあえず投資事業まとめということで、10月6日時点のCAVのHPを参照し、まとめてみました。

こう見ると、ウノウやミクシィやクルーズ、ベクトル、クラウドワークスなど錚々たるところに投資していたのだと思うと、CAVやっぱりすごいなぁって思いました。

今後も、日本であるとコイニーやRetty、Fringe81、Sansan、海外だとTokopediaなど大型案件を抱えているので、今後ともCAの投資事業からは目が離せないですね。

上場企業の投資事業について気になりCAVについて調べたわけですが、今回はユナイテッドの投資事業について調べてみました。

単位は、100万円です。

サブプライムショック時にもユナイテッドの投資事業は利益を生み続けていますし、時には本業の広告事業を上回る売上と営業利益を出している年もあります(詳しくはユナイテッドのIRを見てください!)。

以下は、ユナイテッドのIRRについてのスライド。

ネットディーラーのIRRが大変なことになってますねw

ユナイテッドといえば、ミクシィな訳ですが、ミクシィの売り出しについてのスライドが以下。

1株500円で260万円投資し、売出時は155万円、初値は1株295万円(時価総額2000億円以上)となり、150億円以上の含み益が出たことになります。

ちなみに、以下が日本最大級の投資会社のソフトバンクのIRR

 

 

額は違うとはいえ、かなりすごいですよねユナイテッドも。

ってか孫さん、365億円をパーにしてたこともあるですねw

最後に、現在のユナイテッドの投資実績。

 

現在のユナイテッドのトータルの投資残高は26億円ほどらしく、メルカリがどれほど化けるのか。

とても楽しみですね。

これまで、サイバーエージェントとユナイテッドを調べてきたわけですが、今回は、デジタルガレージについてです。

まず、売上と営業利益の推移(2016年は税引き前利益になっています)

単位は、100万円です。

2008年は減損を発表しており、それがかなりの額になっています。(2008年に16億円)

次に、投資残高について。

2011年に80億円の増資を行い、そのうち53億円をインキュベーションに使うとしているほか、大和証券グループと合弁で100~200億円ファンドを作ることを2016年7月に発表しており、投資にかなり力を入れています。

単位は億円です。

2009年~2011年については、データがスライドになかったので0になっています。

次に、投資案件数について。

2009年~2011年については、データがスライドになかったので0になっています。

また、2005年(10期)以前のインキュベーション事業についてのまとめが以下です。

次に、Exitした案件について

・Twitter(IPO)

・twilio(IPO)

・Linkedin(IPO)

・アイリッジ(IPO)

・クラウドワークス(IPO)

・弁護士ドットコム(IPO)

・メディアドゥ(IPO)

・オークファン(IPO)

・アルク(IPO)

・セルシス(IPO)

・Fleksy(Pinterst買収)

・Tumblr(Yahoo買収)

・GroupMe(Skype買収)

・Bootable(持分売却?)

・Reesio(Move買収)

・Kicksend(Poket Games買収)

・So Three(Dropbox買収)

・Voyagin(楽天買収)

・Path(Daum Kakao買収)

・etology.com(持分売却)

・Technorati(Synator買収)

3社調べて思ったのは、投資事業に関してはどこの会社も景気が悪くなると様々なデータを書かなくなるということ。

上場してすぐの時は、沢山書いてくれるんですが…

でも、できる限り全てのKPIを書いて欲しいですね!ソフトバンクみたいに笑

ソフトバンクの場合すごくて、保有株式の時価総額と含み損益をリアルタイムで知ることができるんですよね。

 

 

投資事業を行っている上場企業は、ここまでやったれたらいいのになぁって思います。

次はどの企業を調べようかなぁ~

投資をしている会社についてまとめてきたわけですが、次はどこを調べようかと思った時、アドウェイズかガイアックスかDream Incubatorのどれにしようか迷っていたのですが、アドウェイズが資料は明るいのですが投資事業がなくじゃあガイアックスでも行くかと思ってIR資料を見たところ、以下のようなスライドがありました。

 

 

この中で自分が刺さったのが、「当社卒業生が経営」というところ。

そういえば以前、上田さんがガイアックスマフィア結構いるみたいなことをおっしゃっていたなと思い、分かる限りで調べてみました。

 

 

 

App BankとピクスタとLITALICOはIPO、そとあそびとFind Travel(半年で!)はバイアウト、Gravity Venture Capitalは中国で40億円を集めているという結果に。

実はガイアックス、新卒入社は7割が起業する企業で、なぜこんなにも起業するのかについて、ピクスタの古俣さんのブログフォーブスの記事を読んでいただければお分かりかと思います。

次はどこが上場するのか。

子会社も含めて注目です。

上場企業の投資事業まとめの4つ目は、ドリームインキュベータです。

ドリームインキュベータは、コンサルティング企業のイメージが強いですが、2012年以降はゴールドマンサックスと住友信託銀行(現三井住友信託銀行)から買収したペット保険のアイペット保険の比重が大きくなっているほか営業投資事業も年によってはコンサルティングを上回る売上を上げています。

 

コンサルティングは安定した売上を上げ、保険で大きくグロースしています。

次に、営業投資事業に関する収支は以下となっています(2010年以前はセグメント別になっていないため、0となっています)

 

そして、投資残高の推移です。

リーマンショックで見事にやられていますが、それまでは拡大基調だったようです。

また、昨年から拡大基調にあり、投資残高も約24億円増加しています。

これは、2014年のExit状況が好調だったからなんでしょうか?

これまでのExit案件は

2015年(グラフでは2016年)

ユニオンコミュニティ 

マイネット

ロゼッタ

2014年(グラフでは2015年)

フォトクリエイト

サンワカンパニー

アライドアーキテクツ

ディー・エル・イー 

2011年

イーブックジャパン

スターフライヤー

2010年

イー・ガーディアン

2009年

キャンバス

2007年

インフォテリア

地域新聞社

2006年

ソースネクスト

2005年

日本オフィス・システム

セレブリックス

メディシノバ

また、ドリームインキュベータは、ベトナムでオリックスと合弁でVCを立ち上げているほか(YJキャピタルの堀さんがソーシング及びバリューアップに携わっていた)、ソフトバンクのARM買収のアドバイザリーをやっていたThe RAINE Groupと戦略的提携と共同でVCを立ち上げており、結構面白い事になりそうだなぁなんて思っています。

ちなみにThe RAINE Groupには、

エリック・シュミット(アルファベット)

ショーン・パーカー(ナップスター)

ピーター・チャーニン(ニューズ・コーポレーション)

テリー・セメル(ヤフー)

リチャード・ローゼンブラット(デマンドメディア)

孫正義(ソフトバンク)

リー一族(サムスン)

マーク・アンドリーセン(a16z)

なども投資している変わり種の投資銀行です。

そういえば、ディー・エル・イーといえば、ドリームインキュベータ保有していたTGC(東京ガールズコレクション)を買収してたけど、何か関係があるのかな。

ドリームインキュベータは、基本的に20%程度の取得を目指すそうですが、この調子でもっと投資してほしいな~なんて思いました。

ふと、2015年に最も上場企業を生み出したVCってどこだろうって思ったので調べてみました。(2社以上EXITしたVCのみ記載)

 

1位は三菱UFJキャピタルの15社で、2位はみずほキャピタルの12社、3位はジャフコの11社、4位はニッセイキャピタルの7社、5位はSMBCベンチャーキャピタルとオリックスとりそなキャピタルの5社という感じで、金融系でした。(NIFSMBCとSMBCベンチャーキャピタルはあえて別にしてます)

独立系のトップは、GCPとYJキャピタルとユナイテッドの3社。

1位の三菱UFJキャピタルのEXITは、

ファーストロジック(5.06%)

シリコンスタジオ(5.86%)

ショーケース・ティービー(3.28%)

ヒューマンウェブ(7.25%)

Aiming(1.03%)

シンデン・ハイテックス(1.2%)

サンバイオ(2.28%)

クレステック(12%)

アイリッジ(5.52%)

PCIホールディングス(1.56%)

JESCOホールディングス(1.18%)

グリーンペプタイド(6.56%)

パートナーエージェント(10.39%)

ランドコンピュータ(0.76%)

オープンドア(1.25%)

と60億円以上を回収しています。

また、村口師匠の日本テクノロジーベンチャーパートナーズもJESCOホールディングスが上場しています。

思ったより地銀や信金のVCがEXITしていておもしろかったです(ROIは計算もしないし聞かないことにしておきましょう…)

ULTRA JAPANも2日目となり、楽しんでる方もたくさんいらっしゃると思います。

先日、サイバーエージェントの決算書を読んでいたところ、以下のような競合ゲーム会社との比較する図があり、「あ、サイバーってガンホー抜きそうなんだ」って思ったんですが、実際の数字を調べてみたくて、今回まとめてみました。

 

 

DeNAとグリーも入れてみて比較。(100万円)

いや面白いなぁと思ったのは、一年ごとに最も売上が上がってる企業が変わるんですよね。

グリー→DeNA→ガンホー→ミクシィという感じに。

また、最近のゲームはグイーンと伸びてだらだら落ちていき、落ち始めると浮上は難しいみたいですね。

一方、コロプラとサイバーは順調に伸ばしています。

そして、直近の決算を見ていただくと、サイバーエージェントのゲーム事業がガンホーを抜いていますね。

これは歴史的な事件だと思っています。

ガンホーと言えば、「パズドラ」で時価総額1兆5000億円を超えていた時もあったにもかかわらず衰退を続けてしまい、ついにネット広告の会社に抜かれてしまったと。

決してネット広告の会社といってサイバーをディスってるわけではなく、もともとゲームの会社でないのに、一発屋ではなく当て続けてるのがすごいなぁと。

 

じゃあそんな伸びてるサイバーってどんなゲーム作ってたっけと言いますと、正確には、サイバーの子会社のCygames(DeNAも出資)とサムザップが以下のブランドを手がけています。

「Shadowverse」

「アイドルマスター」

「グランブルーファンタジー」

(グラブるで有名ですね。最近渋谷の広告をジャックしてます)

「進撃のバハムート」

「戦国炎舞-KIZNA-」 

 

などなどですね。

 

ついでに売上を足してみました。(単位は100万円)

足している年数にもよるので老舗の方が強いに決まってるのですが、DeNA結構凄いんだなぁって思いました。

 

最後に。

サイバーはこのまま躍進を続け、今年の「Most Ikeike(イケイケ) Game Company(ゲーム企業)」になれるのか。

ちょうどミクシィも「モンスト」が落ち始めており、可能性はゼロではないと思いますが、コロプラが「白猫テニス」を当ててきており、今の地位を奪われる可能性もあると思います。

ただ一方で、ゲーム事業は絶好の売り時であるとも取れます。

いくら当て続けてるとはいえ、次も当たるとは限らず、伸び続けている今が売り時とも取れます。

今年はゲーム企業買収が過去最高に達しているとWSJが報じており、高値がつく可能性があります。(http://jp.wsj.com/articles/SB10153442616204504109704582260521991847152

「え、でもサイバー事業売ったことなくない?」って思われる方もいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、過去に稼ぎ頭だったFX事業をヤフーに売却していますし、CygamesもDeNAに一部を売却、マイクロアドもソフトバンクに一部売却しています。

また、サイバーとしても「Abema TV」のために、お金はいくらあっても困らないはず。

このままゲームをキャッシュマシーンとして持ち続けることも良いとは思いますが、ここは一気に数千億円に換金してしまっても良いのかなとは思います。

(この一年で営業利益を300億円近く稼ぎ出しており、PER10倍でも最低2000億円以上で売却できるはず。となるとキー局のテレビ東京、テレビ朝日は買収できちゃう)

ゲーム会社のPER低すぎる…

けど、Supercellは結構良い値で売れてましたよね!w

 

そして、ガンホー。

ソフトバンクに現金を吸われてしまい、(多分ニケシュの懐に入ったと推測、富の再分配がされてるなぁなんて思ってます)「パズドラ」も下降傾向にある中で、どのように戦っていくのか。

それこそ、サイバーの子会社を買ってもいいかもしれませんね。

わからないけど。

 

今年もゲームは注目だなぁ。

 

※具体的な数値(単位は100万円)