ULTRA JAPANも2日目となり、楽しんでる方もたくさんいらっしゃると思います。
先日、サイバーエージェントの決算書を読んでいたところ、以下のような競合ゲーム会社との比較する図があり、「あ、サイバーってガンホー抜きそうなんだ」って思ったんですが、実際の数字を調べてみたくて、今回まとめてみました。
DeNAとグリーも入れてみて比較。(100万円)
いや面白いなぁと思ったのは、一年ごとに最も売上が上がってる企業が変わるんですよね。
グリー→DeNA→ガンホー→ミクシィという感じに。
また、最近のゲームはグイーンと伸びてだらだら落ちていき、落ち始めると浮上は難しいみたいですね。
一方、コロプラとサイバーは順調に伸ばしています。
そして、直近の決算を見ていただくと、サイバーエージェントのゲーム事業がガンホーを抜いていますね。
これは歴史的な事件だと思っています。
ガンホーと言えば、「パズドラ」で時価総額1兆5000億円を超えていた時もあったにもかかわらず衰退を続けてしまい、ついにネット広告の会社に抜かれてしまったと。
決してネット広告の会社といってサイバーをディスってるわけではなく、もともとゲームの会社でないのに、一発屋ではなく当て続けてるのがすごいなぁと。
じゃあそんな伸びてるサイバーってどんなゲーム作ってたっけと言いますと、正確には、サイバーの子会社のCygames(DeNAも出資)とサムザップが以下のブランドを手がけています。
「Shadowverse」
「アイドルマスター」
「グランブルーファンタジー」
(グラブるで有名ですね。最近渋谷の広告をジャックしてます)
「進撃のバハムート」
「戦国炎舞-KIZNA-」
などなどですね。
ついでに売上を足してみました。(単位は100万円)
足している年数にもよるので老舗の方が強いに決まってるのですが、DeNA結構凄いんだなぁって思いました。
最後に。
サイバーはこのまま躍進を続け、今年の「Most Ikeike(イケイケ) Game Company(ゲーム企業)」になれるのか。
ちょうどミクシィも「モンスト」が落ち始めており、可能性はゼロではないと思いますが、コロプラが「白猫テニス」を当ててきており、今の地位を奪われる可能性もあると思います。
ただ一方で、ゲーム事業は絶好の売り時であるとも取れます。
いくら当て続けてるとはいえ、次も当たるとは限らず、伸び続けている今が売り時とも取れます。
今年はゲーム企業買収が過去最高に達しているとWSJが報じており、高値がつく可能性があります。(http://jp.wsj.com/articles/SB10153442616204504109704582260521991847152)
「え、でもサイバー事業売ったことなくない?」って思われる方もいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、過去に稼ぎ頭だったFX事業をヤフーに売却していますし、CygamesもDeNAに一部を売却、マイクロアドもソフトバンクに一部売却しています。
また、サイバーとしても「Abema TV」のために、お金はいくらあっても困らないはず。
このままゲームをキャッシュマシーンとして持ち続けることも良いとは思いますが、ここは一気に数千億円に換金してしまっても良いのかなとは思います。
(この一年で営業利益を300億円近く稼ぎ出しており、PER10倍でも最低2000億円以上で売却できるはず。となるとキー局のテレビ東京、テレビ朝日は買収できちゃう)
ゲーム会社のPER低すぎる…
けど、Supercellは結構良い値で売れてましたよね!w
そして、ガンホー。
ソフトバンクに現金を吸われてしまい、(多分ニケシュの懐に入ったと推測、富の再分配がされてるなぁなんて思ってます)「パズドラ」も下降傾向にある中で、どのように戦っていくのか。
それこそ、サイバーの子会社を買ってもいいかもしれませんね。
わからないけど。
今年もゲームは注目だなぁ。
※具体的な数値(単位は100万円)