フランスにおける食糧廃棄の問題 | さりげなく★スローフード

フランスにおける食糧廃棄の問題


「フランスでは毎年1,000万トンもの食糧が廃棄されている。おおまかには160億ユーロをゴミ箱に捨てている計算だ(廃棄食糧の売価から算出すると)。これは1,530万トンのCO2排出量となり、国内の3%の放出量を占める。廃棄の内訳は、32%は生産段階で生じ、21%は加工の段階で生じ、14%が流通の過程で生じ、33%が消費の段階で生じている。」
http://www.slowfood.com/sloweurope/en/10-milion-tons-of-waste/

フランスの自給率はカロリーベースでは129%ですが、生産額ベースでは83%と、100%を割り込んでいます。一方、日本はカロリーベースでは39%ですが、生産額ベースでは70%です。さらに、ノルマンディーのオーガニック生産者リンダさんによれば、フランスの中心に君臨する農業関係者たちはEUの共通農業政策を歯牙にもかけず、まったく守らないそうです。

というわけで、先進国では食糧廃棄の問題にどう取り組むかが重要といえます。
スローフード協会では、30ヶ国以上に広がるユースネットワークが中心となって「ディスコスープ」という廃棄さっれそうな食材をスープにして食べあうイベントが行われています。

東京では6/4-/5、先月に続き、SFユースネットワーク東京による食糧廃棄の現状を楽しく意識を高める「ディスコスープ@青山ファーマーズマーケット」開催されます。
https://www.facebook.com/SFYNTokyo/