映画を見た。<ネタバレ感想>

映画を見た。<ネタバレ感想>

どれを見てどれを見てないのかわからなくなってきた
脳みそを整理する為のメモ的ブログ。
真面目に書いたり書かなかったり。
★は完成度ではなく「好き度」なので
たぶんあまり参考にならないです。
基本ネタバレ。

【 基本的にネタバレなのでご注意ください 】

 

 

■あらすじ
平和と笑顔と秩序のコミューン、コロニア・ディグニダ。
12歳の少年パブロは美声を買われコミューンの一員となった。
自分の町にいては見られない大きなテレビ、
真っ白いグランドピアノ…最初は楽しく暮らしていたパブロだったが
その好奇心から思わぬ場面を目にしてしまう…
 

 

 

 



見てる途中で「あれ?」てなった。
大昔に実在した一見楽園のようだけど実際は地獄のカルト教団、

の話を前に読んだことがあって、これもしかして…?
と思ったらやっぱりその教団がテーマの映画だった。

神の為、悪魔を追い払う為、と云われ長時間労働させられる。
人々に教育を受けさせず知識も経験も与えず操りやすい人間を作り出す。
司祭はお気に入りの男の子に毎晩夜の相手をさせる。
ありとあらゆる面で逆らった者は「病気」とされ行方不明…
こんなに恐ろしい場所なのに傍目からは皆しあわせに
暮らしてるように見えたらしい。
司祭が捕まった時に「まさか」と驚いた人がたくさんいたとか。
パブロは12歳になってからやってきたから洗脳されてない分
めっちゃ自由で夜に出歩いてるうちにヤバい場面をいくつも見て
そして自分も司祭の餌食に…
命からがら逃げだしたところで話は終わる。

 

コロニア・ディグニダで暮らした少年の目線で描いた作品で
ドキュメントみたいなもんだからオチないのは全然あり。

むしろそれでよかった。

カルトって居心地いいと感じたらもう天国なんだろうな
たとえ本当は地獄のような場所でも…。

 

 


 

■あらすじ
人狼ゲームの運営チームの一員、正宗は拉致してきた参加者の中に
家庭教師時代の教え子、柚月がいることに気が付く。
柚月を助けたい正宗は仲間の目を盗んでこっそり手助けするのだが…。

 

 

 

 



人狼ゲームシリーズ、ドラマ含め全部見てきたんで
折角ならコンプってことで。
今回の主人公は運営側の青年、正宗。
組織から派遣された運営チーム5人でゲームを管理し無事完了させるのが仕事。
正宗は今行われている人狼ゲームを元々立ち上げた人物で
その頃は殺し合いのないただの娯楽ゲームだったけど
システムを企業に売って配下に入ったらアレよアレよと
殺人ゲームに改悪されてしまった。
組織から抜けることも許されず嫌気がさしていたところに
やってきた柚月だったから、どうしても助けたい!ってなったんだね
窓に張り付けたメモで全員の役職を教えたり
テレビ画面を使っての助言で用心棒の柚月をどうにか守ってく。
最後、仲間の女Aが自分と同じく参加者(人狼)と繋がっていると
気付き問い詰めるが刺されてしまう。
「そうよ、私〇〇(人狼)と知り合いなの…」とか
云ってたら背中から仲間の女Bに刺され殺されてしまう女A。
女Bの「●●(生存してる村人)は私の妹なの」という言葉で
正宗はすべてに気づく。
正宗だけではなく派遣された5人それぞれの知り合いが

参加者の中にひとりずつ混ぜられていた。

そして5人がどういう行動に出るのかカメラで監視されていた…

自分たちもゲームのコマだったのだ。

 


いやー、まさかの展開!
そのオチは全然想像してなかった。

柚月がゲームに招待されて断ったのにつれて来られた、と

何度も云ってたのもヒントだったんや…。

そう云われれば呂布カルマ似の仲間の人もやたら
ひとりの女の子に拘ってたんだよね
あと最初のさらってきたシーンで主人公の友達(仲間)が参加者のこと
ジッ…と見てて、確かに明らかに知り合いぽい感じ出してたんだけど
私その人が主人公と同一人物だと勘違いしてて(お面つけてたし!)
だから全然ヒントにならんかったw
でも結果、気持ちよく騙されたのでよかったですw

このシリーズ、ちょうどいいB級映画って感じで好きですわ。

あ、参加者、運営側共に女の子が皆かわいかったです♡

 

■あらすじ

とある高校が山奥で合宿を行った。

だがそれは実は命を懸けたゲームの始まりだった

誰が生き残るのか…?

 

 

B級…いやB.5級の映画だった。
バトルロワイヤルまるぱくりの滑り出しから
それっぽいことがそれっぽい感じで起こりそれっぽいラストへ…。

バトロワのババヌキバージョンみたいな設定。
人を殺す描写がとてもわかりにくいし

ルールもなんかあやふやというか…

カード見せあうのOK、てことはそれを逆手にとった戦法で
ハラハラと盛り上がるんだな?と思いきやそんなこともなく。

なんか全体期に突き抜けた部分が何もないから

物足りなさと不満足感がすごい。

主演きたりえじゃなかったら途中で見るのやめてた。
きたりえ出てなかったら★1です。
横浜流星がいたらしいけどどれかわからん。

 

 

 

 

 

 

■あらすじ
バイオ企業に勤めるシングルマザーのアリスは
人をしあわせな気持ちにする香りを放つ花の開発に成功する。
一人息子のジョーになぞらえリトル・ジョーと名付けられたその花は
想像を超えた成長を見せていく…

 






そういえばこれ公開当時気になってたなぁ、と思い出して鑑賞。
リトル・ジョーは繁殖機能をあえて失くして作られた花だったけど
生存本能が爆発した結果、自分たちを守るように人間を操る効果のある
花粉をバラまき始め、それを吸った人間はリトル・ジョーを
増殖させ守ることだけに幸福を感じるようになる…
周囲が感染していく中で抗うアリス…的な話なんだが…

雰囲気映画ぽかったな。
淡々と話を眺めてたら特に驚くオチもなく終わっちゃったw
最後、無抵抗なアリスに花粉吸わせて感染させて
アリスもリトル・ジョー側になっちゃった、て終わり方なんだけど
序盤ですぐに無理やり花粉吸わせればこの映画30分くらいで終われたと思うww

 

内容はなんとも云えないけど映像が美しかった。
アリスが務めるバイオ施設?の内装がミントグリーンが基調になってて
デザインもギリリアルなラインですっごくかわいかった。
全体的にビバリウムを思い出す色使い。
リトル・ジョーもボリューミーな彼岸花って感じで真っ赤で綺麗だった。

ただこの映画、日本人は笑う。
映画内で流れるBGM?音楽?が…何故か雅楽やねんwwww
不穏なシーンになるとお正月に神社で流れるような厳かで雅な…
パプゥ~♪テケテケテン♪パァ~~プゥウ~~♪テケテケテン♪(伝われ)
みたいなあの和楽器の曲が絶対流れるんだよー!!
不穏に浸ろうとしてるとこに尺八の音やら笛のピロピロピーな音やら
小鼓の軽快なテンポが聞こえてくるからその度に我に返っちゃって
世界観に浸りきれなかったww

謎の日本語書いた袋と寿司が出てきたし

ヒロインの子(?)アジア系だったし…監督がアジア好きなのかな。

音は世界観に合ってたと思う、音自体は。
多分海外の方には不気味に、シーンにふさわしい音楽に聞こえたんでしょう…
でも日本人にとってはお目出度い時に聞く物だから違和感えぐかったw

 

 

なんやかんや、好きだった。

目がとっても楽しかったし、雰囲気映画好きなんで。
音楽が普通ならもっとよかったですw

 

 

 

■あらすじ
所属していたアイドルグループの解散ライブの後

サナが目を覚ますとそこは見知らぬ砂浜だった。
仲間や他のグループのアイドルたちもおり、同じ状況らしい。
そんな彼女たちの前に謎の男が現れデスゲームの開幕を告げた…



これ、よかったっすねー!
というか「こういうの食べたい」という気分に
ピッタリ一致したから妙に満足した感じw
アイドル×デスゲームで想像する範囲の内容だったし
ダイジェスト感あったしB級だとは思うんだけど
なんか丁寧に作ってる感じがあった。
あと女の子たちのレベルが結構高かった。
役名ちゃんと紹介された子たちは皆お顔が可愛くて
棒読みの人いなかった。
逆に声優ぽい喋りの子が多かったけど可愛かったのでヨシ。
特にサナ役の子は「あ、この子が主演だ」て
分かるくらい飛びぬけておったです。
これ2時間半とかでちゃんと作ってほしかったなー
アイドルとデスゲームとB級映画好きな人にはオススメ。
原作があるらしくちょっと興味がございます。

 

 

 

■あらすじ
森の奥に住むプーさんと仲間たち。
バケモノと呼ばれた彼らと仲良しの少年クリストファーは
彼からに食べ物を渡し一緒に遊んでいた。
少年が大人になり大学へ行く為に森を離れると
食べるものがなくなった彼らは捨てられた恨みを募らせていき…



噂の映画。

見るつもりなかったけどなんかいいタイミングでやってたんで見た。
うーーーーーん、噂通りひどいww
すべてが雑で、やりっぱなし。
背景まったくわからない人たちが現れては殺され現れては殺され…
人物紹介もないから常にお前ら誰だよ状態w
主人公っぽかった女の子にストーカーがいる、ていうフリに

結構時間割いたのに特に展開ないまま終わってしまったし。
なんかもうツッコミどころしかないし
ツッコんだら負けみたいな感じすらあるww
プーさんだし低予算で適当に作っても儲かるだろ!
て感じがプンプンとしましたねぇ。
折角なんだからちゃんと作ればいいのにねぇ。
なんか続編あるってきいたけどほんまですかw

 

 

■あらすじ
合唱部の部長、聡実はとあることからヤクザの狂児に
歌を教えて欲しいと頼まれる。嫌々に付き合う聡実だったが
段々と狂児の人柄に惹かれていく。
 

 

 

 

 

 



youtubeショートでめっちゃ宣伝流れてきて
しかもめっちゃ評判良いし気になるーってなってたら
十角館の殺人の為に契約したHuluにあったので課金して見たー。
んんんー…よかったけど期待しすぎたパターンかも。
想像よりライトな映画だった。

 

歌を教えるシーンがほぼないんだけど
(キーにあった曲を選んだり、詞を訳してあげたりくらい?)
原作でもそんなもんなのかな。
あと狂児、紅以外は普通にうまくね?
そして結局本番はなに歌ったんだろう…結果を見るに紅か?w

 

聡実の学校シーンに時間が費やされてて青春強めだった。

合唱部のちょっとめんどくさい後輩、和田くんがなんかよかった

スーパー思春期って感じで青春度を爆上げしていた。


狂児がシんだと聞かれた後に聡実が紅歌うシーン
泣くところだし、本来なら泣いてたと思うんだが
生きてるのわかってたんで(原作に続編あるの知ってた)
泣き損ねました…


なんかとにかくすっごくかわいい映画だった。
ヤクザが沢山出て来るのになんか皆可愛くて癒されて…
下妻物語見た後の気分に似ているw
特にメインのふたりは本当かわいかったー。

聡実役の子の可愛げないところが可愛い演技良き。

綾野剛も柔らかい物腰と笑顔がかわいくて、
初めて良いなぁ、かっこいいなぁって思った。
最後腕に「聡実」って入ってたのがまたかわいい。
POPな映画だ、と今回で分かったのでもし続編の
ファミレス行こ!が映画化したらもっと楽しめそう。
…でもファミレスで何すんだろw

 

 

 

■あらすじ

とある孤島に上陸したミステリー研究会のメンバー7人。
その島では過去に未だ真相不明の忌まわしい事件が起きており
メンバーたちはミステリ談議で盛り上がる。
しかし夜が明けるとメンバーが一人殺されていて…


Huluのドラマなんで細かく云えば映画じゃないけど
映画みたいなもんなんでここに感想書く。
大昔、小説なんて一切読まないくせに表紙買いしてなんとなく読んで
鳥肌立ってそれから二年あまり小説しか読まない人間になる…
てくらいの影響を私に与えた「十角館の殺人」が映像化するってんで
フールーさん契約して一気見したよ。
まだ原作未読、ドラマ見視聴でどんな話か知らないよ
って人はこのネタバレ感想読まないでほしい。

ちゃんと原作見るか読むかしてからにしてほしい。
あの、体に痺れが走る衝撃を味わってほしい。
なので原作未読、見視聴の人はぜっったい読まないでね!!







 

 


としつこく前置きしてザザッと感想。

(原作読んだの相当昔なんで記憶違いあるかもです)

まず映像化!と聞いて…
「映像化不可能なあの部分をどうするのか」てもうそれに尽きたよね。
色々想像した。
VR方式?それとも島のターンだけアニメにするとか…?
とかまぁ何か突飛な演出をするんだろうと思ってたんだけど…
めっちゃシンプルだったね!ww
ひとりの役者がどちらも演じてそれをストレートに見せるパターン。
アガサクリスティがよくやるヤツで正直
「えー、それ気づくやろww」ていつも思ってたんだけど…
今回、犯人わかってなかったら多分気づいてないです…。
別人にしか見えんかったわ。
同一人物だと気づかれないよう撮り方にかなりの工夫が見えた。
森須の時はガッツリ前面から顔映して印象付けて
ヴァンの時は前髪で顔ぼやかし長時間アップなしでバックショット多し
後ろに映ってる時は(ヴァン以外も全員)人物をぼやかす、など。
髪型服装話し方を変えて騙す、て完全に映像化ならではトリックで
小説での騙し方とは似て非なるもの。
けどそれが「映像化した故の変化」と思えるし
「衝撃の一行」が想像以上にきっちり、

ちゃんと映像として消化されてたから満足かな。

映像にすると矛盾点や疑問がわかりやすく見えて結構ツッコミどころが。
凶器が行方不明なのに全部の部屋確認しないの?とか
(ヴァンの部屋だけ廃墟みたいにボロボロ…のはず…だよね…?多分…)
本島の森須が皆がいつも見てる森須なら島にいるヴァンは
体調悪いとはいえ様子も態度も真逆の人格、なことに違和感なかったの?とか
死体ひとつひとつにあんなにたっぷり灯油かけてたら
多分真っ黒に焼けてドレが誰なんて判定つかないのでは?とか色々…w
でも新本格ってご都合主義というか非現実的なものだから
フィクションとして楽しんだもん勝ち!

 

男も女も煙草吸ってるのが「時代感」出ててよかった。
あとセリフがかなり忠実だったと思われ。
「~さ」「~かい?」「~だぜ!」など現代では聞けない語尾が
連発でめっちゃ萌えた。こういう語尾大好きマン。

 

ヴァン役はどれくらい別人に見えるか、
に重きを置いてオーディションしたんだろうね。
でも演じられた小林大斗さんのファンの方だけはきっと秒で気づいたし
「え?どゆこと??」てなったろうなー、それはそれで面白そうw
あとアガサ役の長濱ねるがとてもよかった。ちゃんと女優さんだった。

島田さんはもっとくたびれた冴えないおじさん(見た目)てイメージが強かった。
ドラマの島田さんいい意味でポップで可愛かったっすw

 

小説ひとつをちゃんと映像化しようとすると5時間くらいは
必要になるものなんだと実感した。

映画の2時間ってそういう意味じゃ全然足りてない。
これからはしっかりお金と時間かけたネットドラマが主流になって
地上波ドラマと映画を駆逐していくのかもしれん…。

 

 

 

 

綾辻作品を映像化するなら十角館からしなくちゃいけないと思った、て
監督さんが云ってたってことは…まだ映像化続く??
これ監督された方、私が大好きなwowowのドラマ分析班シリーズを
手がけてる方で、この人は信用できる監督さんだと改めて思いました。
満足!
 

 

■あらすじ
高校生シャーの母アンジェラがある日行方不明になり
翌日にふらっと戻って来る
安心したシャーだったがその日から母親の様子がおかしくなり…。

 

 

 

 

 

 



内容超要約。
赤ちゃんの頃にシャーが精霊(悪)にさらわれ、
精霊は本物のシャーの代わりに同じ容姿の赤ちゃんを置いていく
(赤ちゃんを入れ替えた。置いてった方の中身は精霊…?)
祖母はすぐに気づき、精霊を追い払う唯一の方法である
「火にくべる」を実行。
それにより無事本物のシャーが戻ってきたが、
それからも精霊はシャーを取り戻そうと狙い続けてた。
母親が行方不明以前からずっと精神不安定だったのは

それ以来精霊が母親の体を乗っ取ろうとしていたから?
(「もう無理限界なの」は「もう乗っ取られてしまう」という意味?)
全てに気づいている祖母はシャーに
「おまえを守ってくれるから」と手作りのお守りを渡す。
アンジェラにより祖母は殺されシャーも危なかった?けど

友達のスザンヌがやってきて家から連れ出してくれる。
「本当に母親かどうか確かめるには火にくべるしかないの」
シャーから話をすべて聞くも信じきれないスザンヌだったが作戦に協力、
アンジェラを祖母から貰ったお守りと共に火で焼くことに成功する。
数日後(?)アンジェラが戻って来る。
「ただいま」というアンジェラにシャーは抱き着いた。
すっかり元気になった母親に手作りのお守りを渡したシャーは
「ママを守ってくれるから」と微笑んだ。



画面ずっと薄暗くて静かで地味で…好きですねぇこういうの。
衝撃的なシーンってアンジェラが喉に手突っ込むところくらいで
あとは心理的な怖さ。
説明ふんわりしてるようで結構わかりやすい感じではあったんだけど
一個だけ解けない謎が…。
スザンヌの母親ってどう関係してるの????
スザンヌが赤ちゃんの頃に母親が川で溺死。
しかもフラッと夜中にでてって、からの溺死。
アンジェラも赤ちゃんシャーを連れて夜中に出かけて
ひとりで帰ってきて、シャーは川の傍にいた(その時入れ替えられた)
共通点多すぎだし、祖母がスザンヌの母親の名前を何故か知ってて
スザンヌを追い返すという意味深な演出や、
スザンヌの父がシャーとは付き合うな、というシーンがあったのよ
えーーー…どういうことなんでしょうか…
シャーが入れ替えられた夜にスザンヌの母親が同じ川で…
とも考えたんだが、だからどうしたってなっちゃった。

結構考えたけどよくわからんかった。

絶対何かあるんだけどなぁ。
色んな人の考察読んでみたけど誰もそこに触れてない…
てことは考察するまでもないわかりやすい答えってこと…?
私が気づけてないだけ…てこと…?!
気になりすぎる…!

 


本物の母親じゃない、と確信しながらも母への愛のせいで
認めきれないシャーがすごく健気で…だからハッピーエンドでよかった。
こういう儀式、魔女、風習、宗教とかが絡むジャンルを

フォークホラーと呼ぶらしい。
わたしフォークホラー好きですわ。

あ、画像に「ミッドサマーに続くどうこう…!」て宣伝文句あるけど

ミッドサマーではなかったよ全然。


 

 

■あらすじ
芽の出ない作家志望マチューは遺品整理の仕事中に手帳を見つける。
それはその部屋に住んでいた天涯孤独の老人レオンが書いた戦争手記だった。
その内容に惹かれた彼が軽い気持ちで盗作し出版社に原稿を送ると
すぐにうちから出版させてほしい、と連絡が来る。
思わぬ形で夢が叶い喜ぶマチューだったが…。

 

 

 

 

 

 

聞いたことないなーちょっと見てみようかなー

からのおもしろかった!やつ。

ノーカットじゃなかったかも?だけどそれでもおもろかった。

 


盗作が大ヒットし天才と呼ばれ賞を受け愛する人を妻にしたマチューは
3年はしあわせに暮らした。
でも出版社からお金の前借りしてるのに次回作が書けず
早く書け、もう金は貸せない、と云われ困りはてる。
そんな中、妻の幼馴染?の男がやってきてマチューを疑い始める。
更にレオンの知り合いの軍人が盗作気づき
ハラされたくなきゃ金をはらえ、と脅してきた。
金はないから妻の父親の骨とう品の銃を強盗に入られた振りで盗むが
隠した銃を幼馴染の男が見つけてしまいもみ合いに……
まぁこの展開、コロしちゃうよねぇぇえ…。
一発殴打でシんでしまった男の遺体を海に沈めるもすぐに見つかる。
遺体から犯人の皮膚片が見つかったのでDNA調査に協力を、と
云われてオワターてなるマチュー。
でもあることを思い付く。
自分が犯した盗作の実話をベースに新作「偽り」として書き上げ

妻に託し、シートベルトが締まらないように細工した車の助手席に

脅してきた軍人を乗せそのまま高速で岩山へぶつかる。
ベルトをしていて助かったマチューは自分の携帯や妻の名が入った
時計を男に身につけさせ用意しておいた石油で車ごと燃やした。
作家のマチューが事故で死亡、というニュースが流れる。

名を変えて?また遺品整理の仕事についたマチュー。
仕事帰りの本屋で本当に自分で書いた「偽り」が大々的に売られていた。
喜んで書店に入ろうとすると中では朗読イベントが行われており

妻とその父親と…生まれたばかりの子供の姿が。
しばらく窓越しにその光景を見つめたマチューは肩をすぼめ
暗い夜の街に隠れるように消えていった。

 

 

的な話なんだけど見せ方うまいんだと思うー
すんごい各所でハラハラしました…
私ハラハラする話苦手なのに(心臓バクバクで耐えられない)
もうなんかずっとハラハラしちゃってめっちゃ疲れたw
マチューが新作を書いて渡したのは妻とお腹にいた子供の為だよねぇ。
本当に妻のことは愛してたんだと思う。
本屋で悲劇の未亡人として本を朗読する妻を見て
ああ、最上限のハッピーエンドじゃん、て思ったけど
赤ちゃんが出て来た瞬間、マチューにとっては
もっとも残酷な終わり方なんだなって思った。
タイトルがパーフェクトマンだけど、
マチュー全然パーフェクトじゃなかったぞ!w
ちょっと…いや、だいぶリプリーに話が似てたけど
私はこっちのが好きかもしれん。


都合良すぎる展開もたくさん…たっっくさんあった。

事故死と処理されたことにより殺人の罪免れたっぽいけど

家に落ちてる髪の毛でDNA鑑定できるし、そしたら当然一致して

被疑者死亡で書類送検みたいになるはず、とか

海のド真ん中に死体沈めた時に船に見つかったけど

泳いで岸まで辿り着くとかどんな体力だよ!とか

戦争マニアな妻の父親と付け焼刃の知識で話が出来たのか、とか

事故偽装後も顔まったく同じだけどそれ秒でバレない?!とか…

ほんとにいっぱいあるんだけど、それが許せるくらい面白かったかな。

あとマチューの役者さんがかっこよかったです(最後にそれかよ)