三井記念美術館で「三井家のおひなさま」展を観た! | とんとん・にっき

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三井記念美術館で「三井家のおひなさま」展を観てきました。昨年は「三井家のおひなさま」展はなかったように思います。ということは、2年ぶりの展示、ということになります。これだけの精巧なひな人形やひな道具が並ぶと、圧巻です。


さて「三井家のおひなさま」、

展示室4は、

・巴印のひな人形・ひな道具―三井苞子(北三井家十代・高棟夫人)旧蔵品

・永印のひな人形・ひな道具―浅野久子氏(北三井家十一代・高公長女)寄贈品

・小蝶印のひな人形・ひな道具―三井鋹子(北三井家十一代・高公夫人)旧蔵品

展示室5は、

・珠印のひな人形・ひな道具―三井興子(伊皿子三井家九代・高長婦人(北三井家十代・高棟と苞子の三女)旧蔵品

・月印の人形―三井依子氏(新町三井家十代・高遂次女)所用


いつものように展示室1は、「三井家の茶道具」です。展示室2は、注目の一つだけの展示、「赤楽茶碗 銘鵺」(楽道入作、江戸時代・17世紀)です。展示室3は「如庵・茶道具取り合わせ」、床の間には古田織部筆の「消息 修理宛」、「竹茶杓」は織田有楽斎作です。そして茶碗は「御所丸茶碗」です。


展示室6は、水野年方筆の「三井好 都のにしき」が13点、並びます。展示室7は特別展示「三井家の薩摩焼」です。16点のうち9点が沈壽官造です。







「三井家のおひなさま」展

日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」展。今年も三井家の夫人や娘が大切にしてきたひな人形やひな道具を、一堂に公開いたします。北三井家十代・高棟夫人の苞子(もとこ・1869~1946)、十一代・高公夫人の鋹子(としこ・1901~1976)、高公の一人娘・浅野久子氏(1933年生まれ)、伊皿子三井家九代高長婦人・興子(おきこ・1900~1980)旧蔵の贅をつくした逸品が並びます。とくに京都の丸平大木人形店・五世大木平蔵が特別に制作した、浅野久子氏の幅3メートル、高さ5段の豪華なひな段飾りは必見です。また展示室7では「三井家の薩摩焼」と題して、色絵薩摩の調度品や食器を紹介します。展示室1・2・3では館蔵品による茶道具の名品、展示室6では「三井好 都のにしき」(水野年方筆)を展示します。


「三井記念美術館」ホームページ


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