一ヶ月の実習が無事に終わりました!!!(*^□^*)
長いような短いような1か月でしたが、とても勉強になりました。
始めは緊張ばっかりだし、びくびくだっけど、後半はスムーズに進んだかなぁ~。
血中濃度モニタリング、製剤、治験、医薬品情報、調剤、注射剤調剤、薬品管理などについて勉強しました。
後半は主に錠剤・水剤・軟膏・注射剤の調剤を実習しました。
前半のモニタリングとか治験とか、医薬品情報は、どっちかというと座って勉強、資料と頭を使って考える、みたいな内容だったけど、後半はひたすら手を動かし、あちこち薬を探し、処方箋と薬を見比べて、おんなじかどうかの確認です。
まずは処方箋の読み方から教えていただきました。
学校でも処方箋に書かなくてはいけないこと、読み方については勉強したけど、本物見る機会はほとんどないので、ちゃんと教えて頂いて、ありがたかった!!!
他の病院に行った友達は、
「当然知ってるよね??」
みたいなこと言われて、分かりませんって言い出せずに困ったそうです。
私の言った病院の調剤室の先生は、
「知ってるかも知れないけど、ここで再確認してください。やり方も病院によって違うから、いっしっしょに確認しましょう。」
!!!!なんて素敵な先生ですかぁぁ!!!
本当に実習生の扱い方(?)を心得ていらっっしゃる!!
春に薬局実習に行った時は、正直ひどい先生だったので、感動しました。
ちなみに薬局では、
「普通に学校で習った通りにやって下さい」
「すいません。自信がないので一度やり方を教えて下さい」
「はぁ・・・。普通にやれば良いんだけど・・・・。何が分からないの?」
「1つ調剤する時の例を見せていただければ・・・」
「全部内容違うから、そんなことしても意味無いんだけど・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「じゃあとりあえずやってみるので、見てください・・・。」
「・・・。」(←マジ無視です・・・。)
「終わりました。コレで大丈夫ですか???」
「ってゆうかなんで内袋に入れないの???はぁ・・・。しかも輪ゴムでとめてよね・・・」
「(` ´)=3」
内袋ってなんだよ???ここのオリジナルだろ?調剤する薬と数が合ってるか見ろよ!
輪ゴム??そんな細かいこと言うなら、始めから説明しろっての!!!つうか「普通に」ってなんだよぉ。
いちいちため息つくなよ。ってかやりたくないなら実習生を受け入れるな!!!
こんな扱いをうけていたので、本当に嬉しかったです。
「ここに書いてあるのが薬の名前で、何処にあるか分からない時は、ここにインデックスがあるので、探してください。
商品名に慣れてないから時間かかると思うけど、時間かかってもいいから、はじめは慎重に行きましょう。そのうちよく出るものは大体この辺にあるかな~って分かるようになりますよ。
そして、ここに書いてある量は一日量です。それは知ってる??習ったよね。なので、一日2回だったら、その数を二つに分けて、朝用と夕用が分かるように、この袋に入れてから、さらに薬袋に入れてください。」
とこんな感じて丁寧に説明して下さいました。
学校で習う薬の名前は一般名といい、実際に扱う薬は商品名といい、全然違う名前です。
例えば学校でパソコンって言うけど、お店じゃvaioって言ったり、サイバーショットって言われても、デジカメだって事が分かるか分からないか、そんな感じなんですけど。伝わりますか?
風邪薬のルルって商品名ですけど、学校じゃアセトアミノフェンって習うみたいな感じです。つまり全然違うってことですね。
最初は一人の患者さんの薬を調剤するのにだいたい10分くらいかかってました・・・。
相当遅いですね・・・。
私が一人分集めている間に、先生は10人くらいこなしてました(笑)
一番ビックリしたのは、慣れたほうが間違えるという事!!!
始めはいちいち何処にあるのかを確認して、確実に探していたのですが、慣れると大体この辺っって思うところに自然と手が伸びるようになります。するとその周辺にある違う薬に手を出しちゃいます!!!
慣れって恐いな~と思いました。
あとは、処方箋に変だな!と思うことがあったら、直接先生に聞く疑義照会というものをします。
薬の量が多すぎたり、明らかに違う効果の薬だったりしたら、問い合わせをして訂正してもらうのですが、
聞く事は実に細かかったです・・・。
1つ驚いた具体的な例を紹介します。
ある患者さんに、ワルファリンという薬(血が固まるのをおこりにくくする薬)が処方されていて、
ワルファリン10mgが0.5錠処方されていました。
私は半分にするやり方が分からなかったし、ワルファリン5mgというものがあったので、勝手に5mgを1錠集めてしまいました。
量は同じだからいいと思ってしまったのですが、これも照会しないといけないそうです。
薬剤師に処方箋の内容を変えることは、こういったことでもできないそうです。
なんだか変だと思う気持ちもあるし、でもしょうがないかな~と思うこともあるし・・・。難しいですね。
こんなに薬について勉強しているのに、書いてる通りのことしかできないなんて、ちょっと切ないというか、悔しいというか・・・。医学部よりも薬の授業多い気がしてたのですが、そんな事ないのかなぁ・・・。