みなさん、こんにちは。

ボディメイク、パーソナルトレーナーTOMOです。


グッドモーニングとバックエクステンションって動き的には似ているのですが、身体への負荷のかけ方についての違いを書いてみたいと思います。


ハードコアだけど、スルーしないでちゃんと読んでね♥

まずはエクササイズの紹介。
これが良ーく見るバックエクステンション。


この人、こっち向いててカメラ意識しすぎショットだけどw
今日のポイントはここではなく、このエクササイズとグッドモーニグの違い。

グッドモーニグはこれ。



ハムのストレッチを感じながらのトレーニング。
スクワットのような感じでルーマニアンデッドリフトする感じ。


さてさて、この二つ大きな違いはこれ。
バックエクステンションの動きの中で、一番辛いところ(負荷が大きいところ)は、この時。




そしてこの時は負荷が小さくなります(下の写真)↓
この写真のように、ただ休んでいるだけー↓↓↓


つまり、身体が180°の時、股関節トルクが一番大きくなり、股関節が90°に曲がっている時がトルクが0になります。

それに対して、グッドモーニングは、股関節が90°に曲がっているときは一番トルクが大きくなり、(下の写真の時↓)




起き上がっているときが一番負荷が低い(股関節180°の時↓)



ってことは、同じ動きのように見えて、可動域の中でいつ負荷がかかるかは全く逆になるのです。


ではどちらがいいのか。。。。

これは何を目的にするかで違いますね!

筋肥大を目的とした時に、重要な負荷の種類が3つあります。

⑴代謝的ストレス
⑵筋肉が収縮するときの張力
⑶筋肉へのダメージ

代謝的ストレスとは筋肉を持続的に収縮させることで血流がたたれて酸素や栄養物を運べずに、疲労物質、老廃物がたまる。そうすると成長ホルモンの分泌されるシグナルになります。

張力は、筋肉収縮させているときにどれだけ重いもの持ってるか。

筋肉へのダメージとは、エキセントリックの動きです。重りもっていてストレッチされる動きがあると筋肉痛になります。

グッドモーニングとバックエクステンションについて考えてみると、、、

グッドモーニングはハムのストレッチがかかるところに重りを持っていますね。
ってことは、グッドモーニングは⑶筋肉へのダメージという負荷がかけられます。
ヘムの筋肉痛はルーマニアンデッドも含めこの類いが一番!


張力が一番大きくなるのは、、、
バックエクステンションで負荷の大きい時(下の図の時、股関節が180°に近いときです)

と、グッドモーニングの負荷が一番大きい時(股関節が90°に近い時)



どちらも負荷は高い時。
負荷が高い時同士で、お尻の筋肉がより収縮しているのはどちらだと思いますか~?

バックエクステンションですよね?

グッドモーニングよりも、お尻が収縮している時に、負荷が大きくなるバックエクステンションの方が、お尻がよりアクティベイトしてくれます。(筋繊維の動員率が多いのです!)
グッドモーニングの姿勢でお尻の収縮を意識するのは難しいです。

ということはお尻の筋肉がより使われて張力が大きくなるのは、バックエクステンションなのです。

ヒップスラストとスクワットを比べると同じ事が言えますね!

さてさてではこれを知ったところで、何に使えるのか。。。。w


もちろん、お尻に筋肉をつけるという意味でも必要になるトレーニングですが、短距離のようにグラウンドと接触のあるときに大きい力を発揮させるというスポーツでも必要なのがこのトレーニング。

地面と接触のある瞬間はハムは伸びていて、お尻は収縮している位置にあります。

↑ハム伸びてて、お尻収縮でしょ?


ハムが伸びている時に力を出せるトレーニングはグッドモーニング
お尻が収縮している時に力をより出せるようにするのがバックエクステンション(ヒップスラストもこの類いです。)

どちらが良いという話ではなく、どちらも必要なトレーニングですね!
そして使い方、動きもしっかり理解していると、よりレベルの高いトレーニングができます!



次回は、バックエクステンションの中でも45°のもの(写真下)と身体が良っ直線になるバックエクステンションはどう違うのかについて書きたいです。