小さな花のひとりごと -39ページ目

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

誰でも知っているハーブティーの一つに、ジャーマンカモミールがあります。
甘い香りに癒されるフラボノイドたっぷりのハーブティーです。
 
カモミールは、ミルクと合います。
 
ピーターラビットのお話に出てくるジャーマンカモミールティーは、
ピーターのお母さんが、疲れきって帰宅したピーターのために
お休み前に淹れてくれたカモミールのミルクティーだそうです。
お休み前のお茶にぴったりなのです。
紅茶は、カフェインとタンニンを含むので就寝前に向きません。
カフェインは、交感神経を優位にするので血管は縮小します。血行促進を考えたら控えたい成分です。
タンニンは、抗酸化作用や抗菌作用など身体に良い働きがありますが、たんぱく質を固める特徴と味に渋みがあります。
身体を温めるのが目的なら、渋いのが苦手なら紅茶でなくてもいいかな?
そこでノンカフェインでフラボノイドたっぷりのカモミールでチャイにチャレンジしました。
茶葉をにカモミールにするだけ。
 
スパイス(クローブ、シナモン、ジンジャー、カルダモン)の色と香りが、
違和感なく淡いチャイになり、カモミールのほのかな甘さも楽しめて、予想よりもずっと美味しくなりました。
せっかくなので免疫力アップにエキナセアも加えて。
 
最近ハマりすぎて、お腹が空くとチャイを飲んでいるので、
牛乳の撮り過ぎが心配になり、牛乳を半量ほど減らしてアーモンドミルクに変えました。
*全部アーモンドミルクだと、いまいちコクが足りないのも分かりました。
アーモンドミルクは低カロリー、低糖質、コレステロールゼロ、ビタミンEが豊富。
コレステロールを下げるのも目標なので、冷え対策と合わせてこの冬はハマり続けそうな飲み物です。
 
続きです。
ある日、アロマのお師匠さん(Mさん)との別れが、夢に出てきました。
 
夢の中はすごく暖かくて、寝ているのか現実なのか分からないほどでした。
Mさんや知り合ったガン仲間が勢ぞろいで出てきました。
みんなで飛行機に乗っていました。
行先はハワイでした。
コンドミニアムにみんなで泊まって楽しく過ごしていましたが、
夢の後半に、ガン仲間の中心的存在の人がMさんをお姫様だっこして←すごい!
「私たちはまだここに残るからあなたは帰って」と言われたのです。
え、なんで、帰らなくちゃいけないの?と聴きたくても、夢の中は声が出ません。
夢の中ではよくある、もどかしさの中で目が覚めました。
 
それからしばらくして亡くなったことを知りました。

お別れの時は、彼女の顔をみながら

「アロマを続けていくので見守っていてくださいね」と

心の中で誓いました。

 

アロマやハーブの仕事は、やりがいがあるし楽しいことがたくさんありますが、

仕事と人に言えるほどの収入が追い付いてきません。

辞めたくなることもありましたが、

「いやいや私は誓ったんだ。」

「まだ辞めるときじゃない。」と奮い立たせて続けてきました。

 

収入は少ないけれど、続けていける仕事があることに感謝し、

出会ったすべての人たちに感謝し、

少しづつ仕事が増えてくることに感謝してきた20年でした。

 

再発したことで声が出なくなり、一時期はすべてを諦め手放したこともありました。

でも、今の自分にできることを探しながら、最後まで続けていこうと思います。

まだできることはあると信じて。

 

 

 
20年前、アロマの資格を取ろうと決めたのは、
アロマテラピーとの出会いをつくってくれたステキ女子(Mさん)との交流でした。
 
今は、アロマの資格が取れる協会がどれくらいあって、どんなカリキュラムを勉強して、
試験がどんな形式なのか、どの協会がお薦めかなど分かりますが、
20年前は何も分からなかったので、
Mさんの助言は頼りになりました。
当時は、アロマスクールも行っていませんから、
今でも彼女が一番最初の「アロマのお師匠さん」です。
 
それがずっと続くものと思っていましたが、途中でそれができなくなりました。
Mさんの再発です。
そろそろ5年を迎える時だったので、そうとう落ち込んでいたようです。
しばらく別荘に行ったきりになり、姿を消した時期もあります。
誰にも会う気力がなかった、と言ってました。
 
彼女は抗ガン剤はもちろん、何度か手術もし、治験にも協力し、あらゆる治療をしていました。
私は、これだけ治療に積極的で都内の有名病院に通っていれば大丈夫と信じていましたが、
別のガン友に
「いろんな治療をしてきて、もうこれ以上効果がみられなかったら、先が無くなるってことなのよ」
と、諭すように教えられました。
そうか、治るための治療ではないんだ。
こんなに頑張っても、最終的な治療が来る日があるんだ。
再発ってそういうものなんだと、自分の考えが甘かったのを知りました。
*あくまで20年前の話です
 
アロマの楽しさを教えてもらっただけでなく
再発するとはどういうことなのか、教えてもらいました。

私が再発をあまり落ち込まずに受け入れられたのは、彼女が案内人であり、お手本になっているからと思います。

私自身は、今は治療がうまくいって元気ですが、薬が効かなくなる時がくるのも覚悟できています。

 
最後までアロマテラピーを闘病生活に活かし実践していたMさん。
私もそうしたいと思います。
緩和ケアに入院したと聞き、遠慮してなかなかお見舞いに行けずにいました。

彼女との別れは、ある日みた夢が教えてくれました。

それは次回に書こうと思います。

 

検査で当たり前に低いのが白血球、高いのが総コレステロール。

私は、HDLが高く、LDLが低いのが特徴なのであまり気にしていなかったのですが、

先日、主治医から「ちょっと高いね」と言われてしまいました。

再発してから総コレステロールを指摘されるのは初めてでした。

 

今までは、「何を食べてもいいよ」と言っていた主治医。

コレステロール高いけど良いんですか?と訊いても「いいよ」と言っていたのに。

ガンに薦められない食べ物とか情報を見ますけど避けたほうがいいでしょうか?

と訊いても「好きなもの食べていいよ」と主治医。

あの時、心の中では

今さら何を食べても許される状況だから、と解釈していました。

 

食べられないよりは食べた方が良い。とにかく体重を戻さなければ。

食生活は、手軽にジャンクになっていきました。

外食、ファーストフード、甘いもの。

手作りすることが減りました。

食の好みが激変しました。

やけくそ(どうせ先がないし)で食べたいのでなく、本気で美味しいのです。

 

でもついに注意されることになりました。

「なんでも食べていいよ~」と、甘やかされた時期が過ぎたみたいです。

今さら野菜中心に変えるのか、面倒だなと考えていた時に、

舞い降りてきたのが、元受講生さんとの会話でした。

 

受講生:「私、コレステロールが高くて」「いつも検査の前夜にサバを食べていくんです」

「そうすると大丈夫なんです」

私:えー!ホントなの?サバを毎回どうやって食べるの?

受講生:「サバ缶でいいんですよ」

半信半疑ですが、いつかやってみてもいいかな。頭の隅に置いてあったのが、舞い降りたのです。

 

画像はサバ缶のアヒージョです。

少し前にNHKで観て覚えていました。

オリーブオイルが魚臭さを消して予想以上の美味しさでした。

半分くらい食べればいいかなと思っていたのに、完食しちゃいました。

(いまいちの画像です )

冷凍保存しておいたディルが、もやもやした黒い糸みたいに写っていますが…ディルは魚料理に合います。

 

初発の時からのホルモン療法で、コレステロールは高くなったままの長い付き合いです。

その長い付き合いが、もしかして少しでも変化が見られたら・・すごいですよ。

 

時間があると訪れるこぶ観音です。
 
日傘をさして参拝していた夏が過ぎて、今は冬です。
何度ここに来たかな・・、自分の運転で、自分の足で来れていること。
毎回、同じように念じることができること。
1年の締めくくりである12月に来れたことは、新しい年を迎えることができること。
感慨深いです。(ちょっと早いかな)

いつ行っても常香炉には、お線香が立っていますが、

たぶん同じ病気仲間が参拝に来ているんだろうと思っています。

 

よく見かけるのが身体の悪いところにお香を浴びているところ。

どんな意味があるのか調べてみました。

煩悩や穢れを払って綺麗な状態で仏様と向かい合うためという意味があるそうです。

 

お線香に使われる香木の白檀(びゃくだん)は、

アロマテラピーでも使われる精油で、上質な落ち着いた木の香りがあり鎮静作用があります。

この鎮静効果で、心が落ち着いて煩悩が払われると言われています。

 

香りは紀元前から、邪気(病気)を払う目的で使われていました。

マリーアントワネットの時代に大流行した香水は、おしゃれだけでなく、

臭い生活臭を消し、病原菌を遠ざけることが本来の目的だったと有名な説があります。

香りって、いろんな役目がありますね。

 

*精油の白檀(びゃくだん・サンダルウッド)には女性ホルモン様作用のある成分が「微量」含まれています。