お別れの時は、彼女の顔をみながら
「アロマを続けていくので見守っていてくださいね」と
心の中で誓いました。
アロマやハーブの仕事は、やりがいがあるし楽しいことがたくさんありますが、
仕事と人に言えるほどの収入が追い付いてきません。
辞めたくなることもありましたが、
「いやいや私は誓ったんだ。」
「まだ辞めるときじゃない。」と奮い立たせて続けてきました。
収入は少ないけれど、続けていける仕事があることに感謝し、
出会ったすべての人たちに感謝し、
少しづつ仕事が増えてくることに感謝してきた20年でした。
再発したことで声が出なくなり、一時期はすべてを諦め手放したこともありました。
でも、今の自分にできることを探しながら、最後まで続けていこうと思います。
まだできることはあると信じて。
私が再発をあまり落ち込まずに受け入れられたのは、彼女が案内人であり、お手本になっているからと思います。
私自身は、今は治療がうまくいって元気ですが、薬が効かなくなる時がくるのも覚悟できています。
彼女との別れは、ある日みた夢が教えてくれました。
それは次回に書こうと思います。
検査で当たり前に低いのが白血球、高いのが総コレステロール。
私は、HDLが高く、LDLが低いのが特徴なのであまり気にしていなかったのですが、
先日、主治医から「ちょっと高いね」と言われてしまいました。
再発してから総コレステロールを指摘されるのは初めてでした。
今までは、「何を食べてもいいよ」と言っていた主治医。
コレステロール高いけど良いんですか?と訊いても「いいよ」と言っていたのに。
ガンに薦められない食べ物とか情報を見ますけど避けたほうがいいでしょうか?
と訊いても「好きなもの食べていいよ」と主治医。
あの時、心の中では
今さら何を食べても許される状況だから、と解釈していました。
食べられないよりは食べた方が良い。とにかく体重を戻さなければ。
食生活は、手軽にジャンクになっていきました。
外食、ファーストフード、甘いもの。
手作りすることが減りました。
食の好みが激変しました。
やけくそ(どうせ先がないし)で食べたいのでなく、本気で美味しいのです。
でもついに注意されることになりました。
「なんでも食べていいよ~」と、甘やかされた時期が過ぎたみたいです。
今さら野菜中心に変えるのか、面倒だなと考えていた時に、
舞い降りてきたのが、元受講生さんとの会話でした。
受講生:「私、コレステロールが高くて」「いつも検査の前夜にサバを食べていくんです」
「そうすると大丈夫なんです」
私:えー!ホントなの?サバを毎回どうやって食べるの?
受講生:「サバ缶でいいんですよ」
半信半疑ですが、いつかやってみてもいいかな。頭の隅に置いてあったのが、舞い降りたのです。
画像はサバ缶のアヒージョです。
少し前にNHKで観て覚えていました。
オリーブオイルが魚臭さを消して予想以上の美味しさでした。
半分くらい食べればいいかなと思っていたのに、完食しちゃいました。
(いまいちの画像です )
冷凍保存しておいたディルが、もやもやした黒い糸みたいに写っていますが…ディルは魚料理に合います。
初発の時からのホルモン療法で、コレステロールは高くなったままの長い付き合いです。
その長い付き合いが、もしかして少しでも変化が見られたら・・すごいですよ。
いつ行っても常香炉には、お線香が立っていますが、
たぶん同じ病気仲間が参拝に来ているんだろうと思っています。
よく見かけるのが身体の悪いところにお香を浴びているところ。
どんな意味があるのか調べてみました。
煩悩や穢れを払って綺麗な状態で仏様と向かい合うためという意味があるそうです。
お線香に使われる香木の白檀(びゃくだん)は、
アロマテラピーでも使われる精油で、上質な落ち着いた木の香りがあり鎮静作用があります。
この鎮静効果で、心が落ち着いて煩悩が払われると言われています。
香りは紀元前から、邪気(病気)を払う目的で使われていました。
マリーアントワネットの時代に大流行した香水は、おしゃれだけでなく、
臭い生活臭を消し、病原菌を遠ざけることが本来の目的だったと有名な説があります。
香りって、いろんな役目がありますね。
*精油の白檀(びゃくだん・サンダルウッド)には女性ホルモン様作用のある成分が「微量」含まれています。