再発とアロマ·夢が教えてくれたこと | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

続きです。
ある日、アロマのお師匠さん(Mさん)との別れが、夢に出てきました。
 
夢の中はすごく暖かくて、寝ているのか現実なのか分からないほどでした。
Mさんや知り合ったガン仲間が勢ぞろいで出てきました。
みんなで飛行機に乗っていました。
行先はハワイでした。
コンドミニアムにみんなで泊まって楽しく過ごしていましたが、
夢の後半に、ガン仲間の中心的存在の人がMさんをお姫様だっこして←すごい!
「私たちはまだここに残るからあなたは帰って」と言われたのです。
え、なんで、帰らなくちゃいけないの?と聴きたくても、夢の中は声が出ません。
夢の中ではよくある、もどかしさの中で目が覚めました。
 
それからしばらくして亡くなったことを知りました。

お別れの時は、彼女の顔をみながら

「アロマを続けていくので見守っていてくださいね」と

心の中で誓いました。

 

アロマやハーブの仕事は、やりがいがあるし楽しいことがたくさんありますが、

仕事と人に言えるほどの収入が追い付いてきません。

辞めたくなることもありましたが、

「いやいや私は誓ったんだ。」

「まだ辞めるときじゃない。」と奮い立たせて続けてきました。

 

収入は少ないけれど、続けていける仕事があることに感謝し、

出会ったすべての人たちに感謝し、

少しづつ仕事が増えてくることに感謝してきた20年でした。

 

再発したことで声が出なくなり、一時期はすべてを諦め手放したこともありました。

でも、今の自分にできることを探しながら、最後まで続けていこうと思います。

まだできることはあると信じて。