ハーブを教えると言う「小さな種」を蒔き続けていたら、
いつの間にか私の知らない場所で芽が出て広がっていた、という感覚です。
私がいなくなっても、人と人のつながりが続くんだと思うと凄くうれしい。
小さなことでも私にはとても大きな喜び。
小さな花がいつまでも咲き続いていくのを、その様子を見守っていける歓びや安心感を感じます。
「この病院の3倍は大きな病院から来るし、なんでも経験して、なんでもできる先生だから」と言います。
診察はいつも通り。
「本当に薬が合っているね。このまま5年クリアする人もたくさんいるから目指してね。」
と言われました。
私は、
そうじゃない方(生きない方)に向かって仕事もやめてしまったので暇すぎると言うと、
主治医はクスっと笑って
「まあ、いいじゃない。治療に専念しても。」
と、言われてしまいました。
治療に専念しても、それ以上に暇すぎます。
ところで、今年1年は
今までにない何かに夢中になり、何かを残したいと思っています。
そう決めているのですが、夢中になれる何かが見つからない状態です。
私は何をやりたいのかなぁ。。
アロマやハーブにばかり打ち込んできたから、他が見つかりません。
去年までと別の生き方をしたいと思うのは、今の私にはとても我儘で贅沢で冒険です。
万が一、短く途中で終わることがあっても、
そんな命の燃やし方をしたいと決めることができたのも
新しい年を迎えることができた治療のおかげです。
雨が少なく乾燥している冬は虹も遠慮してしまう、それを昔は「隠れる」と表現したそうです。
虹は天と地の架け橋と信じられていた時代があったそうですが、
虹に出会う機会が減る冬は寂しかったのでしょうね。
私は俳句をやりませんが、俳句の季語にも「冬の虹」があります。
冬に虹が全く出ないことはない、希望がどこかに必ずある、と
意味を込めて俳句を詠むのだそうです。
難しいことはともかく、
夏であろうと冬であろうと、虹を観られるとテンションが上がります。
たくさんの人の希望の懸け橋になりますように。
冬の太陽の日差しは優しくて好きです。
カーテンを開けて眩しい朝日を見ると、会いたい人が浮かびます。
優しい夕日を見ると、みんなの1日が無事に終わったかなと思いを馳せます。
温かく染まったオレンジ色の空は、ずっと眺めても飽きません。少しずつ暗闇が迫ってくる夕焼け空も好き。大切な人達も眺めているのかなと想うと嬉しい。