小さな花のひとりごと -34ページ目

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

1か月前のつぶやきです。
意思疎通ができなかったり、声に発することができなくなってから会うのでは、私がイヤ。
そんな姿になってまで会っても楽しくない。
だから今、会いたい人に会う。
楽しくなければ。
元気なうちに。
いつでも会える、来年も会えると当たり前に思ってる人とは違う。
先の約束ができない。
いつも小刻みに進んでる。
遠い先は見ない、見えない。
ほんの少し先の約束をする。だって約束は守るものだから。
 
さて、最近のつぶやきです。
主治医が
5年生きるのを目指してみてと、言った。
その時は、またまた~無理!と思ったけれど、まんざら無理でもないかも知れない。
そしたら何をしよう。
新しく何を始めよう。
ほんの少し先だけでなく、欲張ってもっと先の未来に目を向けても良いんじゃないか。
それでだめでも良いじゃないか。
諦めるのはもっと先延ばしにしよう。
主治医のひとことを本気にしてなかったのに、
いつしか頭にずっと残ってしまい、
5年生存がないこともない、5年目指せば何かが残せるはず。と、考えが変わりました。

怖がることはない、やりたいことやろう。

 

このブログは、闘病の記録でしたが

こうなったらどこまで頑張れるかの記録になると思います。

だって5年先を目指すのですから。

 

 
 
 

 

 
今は言われないかもしれないけれど、
20年前に(初めて乳がんになったころ)なぜ女性の乳がんが増えてきたのか、
その理由の1つが食事の欧米化(←今どき欧米化なんて言葉あるのかな)が理由だというのがありました。
 
バターなどの乳製品が良くないとか、肉よりも魚(和食)にしたほうが良いとか、
玄米が良いとか、食べるものに関していろんな意見がありました。
ふーん、そうなんだと素直に聴いていましたが、実践したことはありません。
私は食べ物の好き嫌いが多いのがコンプレックスなのです。
子供の頃よりも大人になった今の方が嫌いなものがハッキリしています。
努力した結果なので治しようがありません。
イクラやウニも嫌いなので、損しているねとも言われますが、自分では全然損だと思いません。
 
ただ、
好き嫌いなくバランスの良い食事ができないからガンになったのでは、と言われそう。
大人のくせに好き嫌いがあるって、我儘な人間に思われそう。
という引け目があります。

いろんな闘病ブログを拝見させていただくと
身体に良い食事を実践している方に頭が下がります。
私の我儘な食事はとても人に見せられません。
家族で私だけが好き嫌いがあるというのも、なぜだかコンプレックスです。
 
 
 
1年前の1月22日は、初めて呼吸困難になった日でした。
一緒にいた人は、私に何が起きているのか分からなかったのでしょう。
ただ無言でした。
ふざけている、大袈裟に演技していると思ったのかもしれません。
私は息が入ってこなくて死に物狂いでしたが(^^♪
 
何が自分の身に起きているのか?この苦しさは何なの?
このままここで倒れては迷惑をかけてしまうと、パニックのように頭はグルグル。
 
身体は肺が酸素が足りないと信号を送っているのに、
頭の中では別のことを考えているなんて、ホント身体は不思議。
早く戻れ、早くいつもの呼吸に戻れ。

初めての体験は(頭の片すみでは死も思い浮かび)とにかく恐怖でした。

そんなことも、今は懐かしい思い出(記念日)です。
 
身体の内が見えなくて、事実を知らないって無謀ですね。
今では、1週間後にまた苦しくなるんだよ、次は入院だよって教えたい。
当時は息苦しさが治まったら何もなかったようにいつもの生活をしていました。
肺の中は水が満タンだったのにね。
 
懐かしく感慨深い日ですが、1年後を元気に迎えることができました。
感謝の気持ちでいつものこぶ観音へ参拝に行きました。
いつもよりも更に感謝の気持ちを込めてお祈りをしてきました。
 
 
 
 
画像はセントジョンズワートです。
夏至の日に収穫すると、より効果があると言われているハーブです。
数年前にお友達の庭にワサワサ咲いていたのを頂いた時の画像です。
 
前回、太陽の温かい光と鬱は関係があると書いたのですが、
軽いうつには「セントジョンズワート」に効果があると言われています。
ハーブ研究の先進国ドイツでは処方に取り入れているとも聴きます。
サンシャインサプリメントの愛称もあるハーブ、というより薬草ですね。
(傷にも良いのです。)
でも、残念なことにセントジョンズワートを使えない人がたくさんいます。
私もその一人です。
 
医薬品を飲んで代謝するには、多くは肝臓から分泌される薬物代謝酵素が働いてくれます。
セントジョンズワートはその薬物代謝酵素の分泌を増強してしまいます。
そうするとどうなるか、お薬の働きに影響が出ます。
酵素の量が増えるので、予定よりも早くお薬が代謝されてしまいます。
つまりお薬の効果が早く終わってしまう(減弱)のです。
 
また、グレープフルーツは小腸から分泌する薬物代謝酵素の働きを邪魔します。
そうすると、代謝が進まないのでお薬の効き目が強くなってしまいます。
 
強くするとか弱くするとか、面倒な組み合わせですね。
私の飲んでいるイブランスは、セントジョンズワートとグレープフルーツのどちらもNGです。

薬局でアドバイスされていると思いますが、

もし、アドバイスを忘れてしまったら、

おくすり手帳を開くと、その注意書が貼り付けてあります。

私のおくすり手帳もずいぶん分厚くなってきました。

 

ハーブの資格講座を行う時に必ず教えるのが、この薬物代謝酵素です。

アロマもハーブも自然の恵みで植物だから安全でしょ。と思いこまずに、

自然だからこそ危ない面が必ずあると知っておくことが大切です。

そして、

お薬の代謝にも関わるハーブがある。ハーブってすごいね。と

ハーブを知ることがワクワク楽しいのです。

 

 
曇り空は、寒さが身に沁みます。
木造一軒家は、悪天候になるとテキメンに影響を受けるので、
こういう曇天は寒くて寒くて、太陽のありがたさを痛感します。
 
冬は季節性感情障害(冬季うつ)になりやすいのをご存知でしょうか。
日照時間に関係していると言われています。
 
太陽の光が届かないどんより空の日は、気持ちまでどんよりします。
秋はメランコリックになると言われますが、それも冬季うつの入り口でしょうか。
仕事の帰り時間が、ちょっと前までは明るかったのにいつの間にか真っ暗、
太陽の光がどんどん減っていく秋は、ソワソワと焦ります。
季節の移り変わりは当たり前ですが、それを心と身体が受け止められない時が要注意です。
 
友人のお母様に冬になるとうつになる人がいました。
高齢になると身体の恒常性を保つ力も弱くなるので、
季節の変化に対応できなかったんですね、そのお母様は毎年うつになりました。
でも春になると元気になるのです。
他にも、関東に生まれ育って結婚をきっかけに日本海側(東北)に行った妹さんが、やはり冬になると鬱っぽくなると言っていた友人もいます。
 
太陽の明るい光は大事。
人の気持ちにも影響を与えるんですね。

私は、(何度も書いていますが)
朝、カーテンを開けて太陽のオレンジ色の光をみると
「今日も朝を迎えられました。ありがとう」と太陽に話しかけるようになりました。
新しい1日にスイッチが入って笑顔になれます。
 
昨年と今年の気持ちの大きな違いは、周りに目が向けられるようになったことです。
昨年は(どうせ〇ぬんだし)と、何をするのも身勝手な気持ちが優先していました。
まさかの新しい年を迎えられたことは、考え方を一変させました。
周りへの感謝がなによりも変わりました。
 
乳がんになって、おまけの人生を生きていくと決めて20年経ちましたが、
20年後の再発は、おまけのおまけがくっついてきました。
残り少ないおまけは、たくさんのものを愛おしく感じる感情を教えてくれました。