画像はセントジョンズワートです。
夏至の日に収穫すると、より効果があると言われているハーブです。
数年前にお友達の庭にワサワサ咲いていたのを頂いた時の画像です。
前回、太陽の温かい光と鬱は関係があると書いたのですが、
軽いうつには「セントジョンズワート」に効果があると言われています。
ハーブ研究の先進国ドイツでは処方に取り入れているとも聴きます。
サンシャインサプリメントの愛称もあるハーブ、というより薬草ですね。
(傷にも良いのです。)
でも、残念なことにセントジョンズワートを使えない人がたくさんいます。
私もその一人です。
医薬品を飲んで代謝するには、多くは肝臓から分泌される薬物代謝酵素が働いてくれます。
セントジョンズワートはその薬物代謝酵素の分泌を増強してしまいます。
そうするとどうなるか、お薬の働きに影響が出ます。
酵素の量が増えるので、予定よりも早くお薬が代謝されてしまいます。
つまりお薬の効果が早く終わってしまう(減弱)のです。
また、グレープフルーツは小腸から分泌する薬物代謝酵素の働きを邪魔します。
そうすると、代謝が進まないのでお薬の効き目が強くなってしまいます。
強くするとか弱くするとか、面倒な組み合わせですね。
私の飲んでいるイブランスは、セントジョンズワートとグレープフルーツのどちらもNGです。
薬局でアドバイスされていると思いますが、
もし、アドバイスを忘れてしまったら、
おくすり手帳を開くと、その注意書が貼り付けてあります。
私のおくすり手帳もずいぶん分厚くなってきました。
ハーブの資格講座を行う時に必ず教えるのが、この薬物代謝酵素です。
アロマもハーブも自然の恵みで植物だから安全でしょ。と思いこまずに、
自然だからこそ危ない面が必ずあると知っておくことが大切です。
そして、
お薬の代謝にも関わるハーブがある。ハーブってすごいね。と
ハーブを知ることがワクワク楽しいのです。