小さな花のひとりごと -19ページ目

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

月に一度のアロマレッスンは、
特に難しい話も期待されず、
受講生さんは何をやるのか、当日来てから知るというお気楽な会です。
 
今回は、バスボムとバスオイルにしました。
 
バスボムは絶対に失敗しないレシピを持っているのですが、
気候や温度や個人の体温などで微妙に失敗することがあります。
どうやら今日はそれに当たりました。
形が崩れてしまいます。
そんなときはラップで包んで丸めれば、まん丸バスボムになります。

たくさん精油を使ったわけではないのですが、
部屋中が懐かしく良い香りに包まれました。

その香りで、
昨年まで毎月行ってきた会場での講座を思い出しました。
 
その会場で講座を行うと「ゴミ箱が良い香り」
講座が終ったあとの片づけでゴミが出ますが、
それが精油の香りなので、ゴミなのに良い匂いと言われていました。
ずいぶん長くお世話になってきた会場です。
 
頑張っていた頃の香りです。
元気だった頃の香りは、再発なんて考えたこともなかった頃の記憶そのもの。
だからかな?今日は元気が残っています。
明日の講座の準備もサクサクと(^^♪
いつもこれくらい元気だといいんですけどね。
 
 
現在、アロマテラピーとメンタルヘルスに関するテキストを作っていますが、
肩が凝ってすぐに集中力が途切れます。
 
ふと思い出したのが
アロマテラピーに出会うきっかけをつくってくれた亡き友人のこと。
私の恩師のような存在です。
彼女は、亡くなる前に本を執筆していました。
今から思えば、生きた証を残したかったんですね。
当時の私はそこまで理解できませんでした。
 
その本は手元にあるのですが、今まで一度も開いたことがありませんでした。
 
今回、テキスト作りに参考になるかと
どんなことを書いていたんだろうと初めて開いてみました。
読むのでなくペラペラと眺めただけなのですが、
彼女の顔や声や仕草や・・彼女の全てが一気に蘇りました。
本そのものが彼女でした。
 
やっぱり恩師だなぁとつくづく思います。
まだ何かは分からないけれどメッセージを受け取りました。

もう15年くらい前の出来事です。

彼女が亡くなったと電話がきたのは、あるラベンダー畑にいた時でした。

本を開いたからでしょうか。

ラベンダー畑が浮かびます。

 

香りは記憶の脳(海馬)を刺激します。

今日は、記憶の中の大切な友人がラベンダーを思い出させてくれました。

 
病院の受付に何本かの七夕の飾りがありました。
先週、緩和ケアで行ったときも気が付いていたのですが、
1本だった竹の飾りが、今週は3本に増えていました。
 
みんなが元気になりますように(^^♪

主治医は、
必要以上に採血をさせたくないし、
症状が落ち着いていれば通院も半分に減らしたいようです。
「でも〇〇さん(←私)は心配だから、今まで通り来てください」
 
その時は軽く笑って「そうですよねー」と答えましたが、
あとになってみると、
やっぱりそうかー。ダメかー。
何気にショック受けてます。
どんなに元気そうにしても、やっぱり心配されちゃう存在なのでした。
 
一番は、とにかく白血球の数が低すぎて感染症が心配のようです。
イブランスでの骨髄抑制は、
一般に先生たちの考える骨髄抑制とは違う、と医薬品メーカーが話すそうですが、
患者たちの(私を含め)様子を診ていると、そうなんだなと思うと言ってました。
この白血球数で何事もなく過ごしているのが不思議なようです。
 
私自身は慣れてしまって、今の治療が続くかぎりはこのまま低空飛行で行くと思います。
数値が上がることはなさそうです。
毎月血液検査してるのに、体調も数値も変わらないので、
ついに来月(4週間後)は採血ナシにしてみました。
ということは・・
来月の診察は早く終わるぞー(*^_^*)
 
 
 
すこし前に紫蘇ジュースを作った経緯を書きました。
 
紫蘇ジュースの特徴はキレイな赤色のアントシアニン色素です。
あの色素に抜群の抗酸化作用があります。
紫蘇ジュ-スの保存性がすごく良いのは、あの色素のおかげです。
 
赤しその保存食作りに「ゆかり」も好きです。
いつもは、梅干漬を作った後の赤しそを乾燥させて作っていましたが、
今年は、梅干がつくれなかったので、
紫蘇ジュースを作った残渣のシソの葉で作ってみました。

画像は、出来立てのゆかりです。

 

煮出した赤シソは、アントシアニン色素が抜けきって緑色ですが、

なんと塩を加えてモミモミすると赤色がジワジワと出てくるのです。

ほんの少しクエン酸を入れたら、更に鮮やかな赤色が戻りました。

 

アントシアニン色素は、我々人間の目には見えなくても、植物の葉の中にまだまだ存在しているんですね。

感動と驚きの発見でした。

今回のは、すこしだけクエン酸を加えたので爽やかな酸味も効いて美味しいです。

ゆかりは美味しいですよね。ごはんが進みます(^^

 
緩和ケアの通院日。
特に変化もなく、連絡することもない日ですが、
そうだ。最近、気になっていることを話そう。
 
車の運転をしている最中に、
一瞬ですが
どこを走っているのか分からなくなることがあるのです。
 
いつもの交差点なのに、初めて見る景色に感じます。
ここはどこなの?私はどこに向かっていたんだっけ?
ここにこんな建物があった?
一瞬だけ混乱します。
 
すると、もう一人の自分の意識が
ここはいつもの〇〇だよ、よく見て。ほらね。と自分に言い聞かせています。
そして視界はいつもの景色に戻り、ホッとします。
 
信号待ちの間だったり、
運転中の僅かの時間だったり、
夜でも昼間でも、いろいろです。
初めての道では、こんな経験はありません。
いつも通る身近な道で起こります。

まさか脳転移?まさか認知症?
そんな不安がよぎります。
いつもの道は、注意力が散漫な運転をしているので、
ちゃんとしろ!ともう一人の私が言っているような気もします。
それならいいんですけどね。
そんなことを緩和の先生に話して、
もっと気になってくるようなら脳MRIでも撮りましょうかとなりました。
 
やっと脳の検査ができるかも。
個人的には再発が分かった時点で、やってほしいと思っていたのです。
でも、やらずに済む方がいいかもしれないですね。
とりあえず、運転中の白昼夢が何なのか?
不思議で仕方がありません。