運転中の白昼夢 | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

緩和ケアの通院日。
特に変化もなく、連絡することもない日ですが、
そうだ。最近、気になっていることを話そう。
 
車の運転をしている最中に、
一瞬ですが
どこを走っているのか分からなくなることがあるのです。
 
いつもの交差点なのに、初めて見る景色に感じます。
ここはどこなの?私はどこに向かっていたんだっけ?
ここにこんな建物があった?
一瞬だけ混乱します。
 
すると、もう一人の自分の意識が
ここはいつもの〇〇だよ、よく見て。ほらね。と自分に言い聞かせています。
そして視界はいつもの景色に戻り、ホッとします。
 
信号待ちの間だったり、
運転中の僅かの時間だったり、
夜でも昼間でも、いろいろです。
初めての道では、こんな経験はありません。
いつも通る身近な道で起こります。

まさか脳転移?まさか認知症?
そんな不安がよぎります。
いつもの道は、注意力が散漫な運転をしているので、
ちゃんとしろ!ともう一人の私が言っているような気もします。
それならいいんですけどね。
そんなことを緩和の先生に話して、
もっと気になってくるようなら脳MRIでも撮りましょうかとなりました。
 
やっと脳の検査ができるかも。
個人的には再発が分かった時点で、やってほしいと思っていたのです。
でも、やらずに済む方がいいかもしれないですね。
とりあえず、運転中の白昼夢が何なのか?
不思議で仕方がありません。