前回の記事『とにかく明るい安村さんが、BGTで大ウケした理由』
YouTube動画UPしました
イギリスで大人気のオーディション番組、
ブリテンズゴットタレント。
ドント ウォーリー
アイム ウェアリング、、
「パーンツ!!(大合唱)」
とにかく明るい安村さん、
まさかのワイルドカード枠で、
決勝進出を果たしました!
この敗者復活劇、
『BGT』視聴者がニ分されるほどの大論争だったようですね!
「なんで、こんなのが!」
「もう飽きた!」
「もっと才能のあるコンテスタントがいたのに、かわいそうだ!」
「こんな裸野郎のどこが面白いんだ!」
「審査員をクビにしろ!」
→敗者復活は視聴者投票ではなく、審査員(TV側?)の決定なのです。
現地のメディアを見ると、↑の様な批判が非常に多く上がっていて、
『安村さんヘイト』
にまで発展するのではという心配も。。
批判する方々の気持ちもよくわかるのですが、でも安村さんが悪いわけではありませんよね。
ただ、私見ですが、
辛口審査員のサイモンは、
最後まで安村さんが大好きだった
と思っています
予選で言いはなった、
'I absolutely love you.'
(ぼくは君が大っ好きだ)
の言葉に嘘は無い、と思っています。
そしてそれは、イギリスの多くの視聴者もそうなのではないか、と。
アンチが大勢いる一方で、たくさんの人が、ソーシャルメディアでは、
「誰も傷つけない笑い」
「もう一度見たい」
「彼はみんなを笑わせるために、自分のベストを尽くしている」
そんなコメントに溢れています。
また、
日本からだけでなく、
イギリス在住の日本人の方々も、
恥ずかしいとは思わず、
『誇らしかった』
というコメントをよせていました。
それが、今回の本質でもあると思います。
正直をいいますと、
優勝されたノルウェー人コメディアンのヴィーゴさんは、
一体何が面白いのか、私は最後までまったくわかりませんでした
サイモンにも、まったくウケていなくて、
なんとなくしらけていて、、。でも安村さんのときはやっぱり嬉しそう
サイモンは、安村さんを選んだことについて、
「僕が選ぶわけないじゃないか、はっはっは(冗談でw)。いやいや、これは満場一致の結果だよ。どうしても彼にいてほしかったんだ。彼なしでこれほど盛り上がりはしなかったろうからね。」
(すごくニコニコしているサイモン)
と答えています
安村さんの一生懸命さ、またみっともなさをさらけ出すことをいとわず、人を笑わせることへの真摯さ。
私はイギリスに数年住んだ経験があるだけですが、イギリスには何というか、自虐的な精神をひとりひとり心に持っているところがあるなあと感じていて、
そこにあのギャグが刺さってしまったかもしれませんね
自分も本当はあれぐらい堂々とはっちゃけたい。
それをやってる彼はすごいといいますか。。
ドント ウォーリー
アイム ウェアリング、、の
『奇跡のコール&レスポンス』は、まさに「パンツ」で日本人とイギリス人の心が一つになったミラクルでしたね。
日英同盟といい、車の右ハンドルといい、歴史的接点や共通点はあるのですが、、
こんな可笑しな一体感が令和に生まれるとは思いもよりませんでした
私個人でいいますと、
まず準決勝の、
アフタヌーンティー ネイキッド ポーズ!!
と聞いた時点でもう笑いがとまらず
クリケット ネイキッ...
で、見る前からまた笑い、、
とにかく(笑)、もはやネタを聞くだけで笑ってしまいました。
アフタヌーンティーもクリケットもまさに英国を象徴するものですがちょっとハイソなイメージがあるので、、
(ティーはティーでも、一般庶民は、たいてい普段スーパーの大袋に入ったティーバッグを飲みますし、クリケットは英国の伝統的な国技とも言えるスポーツで、やはり上流社会でたしなまれるというぼんやりとしたイメージがあります。)
それをやるのか、、という想像だけで笑ってしまうのです
決勝では、スーパーヒーロー、と言う事で、
スパイダーマン、
バットマン、
スーパーマン、
もはやネタ切れでイギリス関係ないのではと思わせて
ネクスト、
ヴィラン ネイキッド ポーズ!
(悪者のネイキッドポーズ)
('Villain'=悪者、悪役)
で、
✖︎ブザーを押すときの
サイモン!
スーパーヒーローは、
サイモン弄りの布石だったのですね、、。
サイモン嬉しそう
安村さん、準決勝、決勝は、ほとんど向こうのテレビ局のお膳立てだと思いますし、
(ただアビーロード、エルトン・ジョン、フレディ・マーキュリーは、もう何もネタがないと言う安村さんに、マツコデラックスさんが、TV番組でアドバイスしたのをそのままやったと言う話しも)
時間もない中、英語も、パフォーマンスも、、大変だったと思います。
でも本当に一生懸命なのが伝わりました。
そして、舞台上の小道具さんやバックダンサーさんに小道具を渡すときには必ず、
'Thank you.'
とお礼を言う、真面目さ、真摯さ。
やっぱり見てる人は見ていますよね
イギリス人は、伝統、貴族、階級社会、ジェントルマン、、
どこかお高く見えてしまうかもしれませんが、あのウィリアム王子ですら、
クイーンズイングリッシュではなく、
「エスチュアリー(ロンドンテムズ川河口沿いの地域)アクセント」、つまり一般庶民に寄せて話していると言われています。
安村さんがチャールズ新国王の前で披露することはかないませんでしたが、
イギリスでは「トニカク」が、チャールズ新国王とカミラ女王の前でパフォーマンスするのを見たかった、というツイートはたくさんありました
イギリスのお茶の間をとにかく明るく笑わせたこの度の安村さん。
名前の通りの明るい表情と、ご本人の長年の絶え間ない継続する力。
それらが身を結んで、今回の奇跡が生まれたのだろう、と私は思いました。
ちなみに現地の、安村さんアンチの方々の気持ちも理解できます。見苦しい、ちっとも面白くない。。
ただ、優勝したViggoさんも、私はどうしても面白くなかったのです
でも、終始にこやかで明るかった。
それは、安村さんと共通していたように思いました
イギリスも色々問題を抱えて、人々が鬱屈としている。だから、TVはあえて明るく、馬鹿馬鹿しく。
そうしたお国の側面も、どこか垣間見えたBGTだったのかな。
そのように私は捉えようと思います。
そして、私はやっぱり安村さんが面白くて、
たったいま思い出すだけでも笑ってしまいます
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