Tomoko's イギリス英語発音レッスン


1月17日、イギリスのウィリアム王子一家のお住まいである、ケンジントン・パレスから、以下のアナウンスが出されました。


『キャサリン妃が予定されていた腹部の手術のため入院し、手術は成功に終わった。10日間から14日間の入院ののち、イースター(今年の4月)後まで療養期間をとられ、その間の公務はすべて延期される。』



突然の発表にイギリスメディアも驚きを隠せず、入院期間の長さ、そして4月までという療養期間の長さから


'a major surgery'(大手術)


であったことは間違いない、とのコメントが多く、ご病状が心配されています。


ご病気については、ほとんどのメディアが

'speculate'(憶測する)するべきではない』というスタンスのようで、とてもよいことだと感じています。


一応、王室のアナウンスでは、

『がん性の病気ではない』→(not cancer-related)と、言われており、それについては安堵できるとのことです。


また報道によるとキャサリン妃は、


London Clinic


という、ロンドンでも指おりの

私立病院で治療、入院されているとのこと。


(イギリスではNHSという国民医療制度があり、治療費は無料ですが、1%ほど、このような私的医療機関が存在し、質が高く、治療はすべて患者負担となります。)


ウィリアム王子も19日には来院され、今後も、いくつかの公務をキャンセルして、夫人に寄り添うようです。


以下、ケンジントン・パレスからのアナウンス全文と訳となります。



《拙訳》

昨日、ウェールズ公爵夫人(キャサリン妃殿下)は、予定されていた腹部手術のために入院されました。

手術は成功し1014日間、入院をされ、その後は療養のため、ご帰宅される予定です。


現時点の医学的な助言に基づき、イースター(4月の復活祭)後までは、公務に復帰する可能性は低いと思われます。


ウェールズ公爵夫人は、この声明により寄せられる関心について深く理解しています。


国民の皆様には、夫人の子供たちのために、できるだけ平常を保つことを希望しており、また医療情報が個人的であることをご理解いただくことを願っています。


そのためケンジントン宮殿では、ウェールズ公爵夫人の健康状態に関する更新を、重要な新情報がある場合にのみ、提供いたします。


ウェールズ公爵夫人は、ご迷惑をおかけする全ての皆様にお詫び申し上げます。夫人は、再び可能な限り、多くの予定が早急に再開できることを、心待ちにされています。


Her Royal Highness The Princess of Wales was admitted to hospital yesterday for planned abdominal surgery.

'The surgery was successful and it is expected that she will remain in hospital for ten to fourteen days, before returning home to continue her recovery. Based on the current medical advice, she is unlikely to return to public duties until after Easter.

The Princess of Wales appreciates the interest this statement will generate. She hopes that the public will understand her desire to maintain as much normality for her children as possible; and her wish that her personal medical information remains private.

Kensington Palace will, therefore, only provide updates.

 on Her Royal Highness' progress when there is significant new information to share.

'The Princess of Wales wishes to apologise to all those concerned for the fact that she has to postpone her upcoming engagements.

She looks forward to reinstating as many as possible, as soon as possible.



語彙

Her Royal Highness=妃殿下

The Princess of Wales=ウェールズ公爵夫人→キャサリン妃の敬称

be admitted to hospital=入院する

abdominal=腹部の

surgery=手術

updates=新情報

engagements=公務

reinstate=回復、復帰する



じつはこの発表の90分後、

今度はバッキンガム宮殿から、チャールズ国王が良性の前立腺肥大の治療のため、


来週治療(手術)を受けられるという発表がありました。


イギリスではこの、立て続けの王室メンバーの健康のニュースに、大きな衝撃が走っています。


ただチャールズ国王は、前立腺の病気は50代以降の男性には多く見られる病気のひとつということで、


国王が公表することで病気にたいする国民への周知と、同病の男性たちへの勇気となるようにとのご意志があったそうです。



キャサリン妃は現在42歳。

とてもスポーティーで、お元気な姿が印象的な方ですが、この年齢は、ちょうど多くの女性にとって


変化


が起きやすい年齢でもあると思われます。


比較するには大変おこがましいのですが、

当方もちょうど42歳のときに、乳がんが発覚しました。


その時、やはり身の回りの多くの同世代の女性が、大きな健康上の変化(不調や大病、手術など)を経験しており、


きっとこれは、これまでがんばってきた身体と心を休めたい、そのようなタイミングというものが、きっと多くの女性にはあるのではないのかと、自分もふくめ感じていました。


キャサリン妃はとても責任感の強い女性でいらっしゃるので、


きっと、これからをもっとお元気に、充実してご活躍されるために


今、お身体を労わるための療養が必要だ!という、身体からのサインなのでは、と、


勝手ながらまるで自分のことと重ねて感じております。


とにかくまずは、キャサリン妃の手術後の経過に問題がなく、順調に治癒されること、そして、ご家族と安心して、ゆっくりと心身の回復に努められることをこころから願っています。



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