先月、


1月29日に、前立腺肥大症の治療を終え無事退院された、英国のチャールズ国王。


とてもお元気そうなご様子で病院をあとにされる姿を見せておられました。



ところが、昨日の2月5日、

新たにバッキンガム宮殿から以下のの声明文が。




《拙訳》

『先だって行われた陛下の良性の前立腺肥大症の入院治療におきまして、新たなご病気が明らかになりました。そして、その後の診断検査により、がんの一種が特定されました。


 本日より、陛下は定期的な治療を開始し、当面、医師の助言に従い、公の場での職務を延期されます。ただしその間も通常通り、国家および公式文書の執務は継続されます。


陛下は、医療チームの今回の迅速な治療(開始)が可能となったのは、先だっての(前立腺肥大症の)処置があったからこそだと、感謝をしています。


陛下は治療に対して、あらゆる面からも前向きな態度を保っておられ、できるだけ早く全ての公務に復帰することを楽しみにされています。


陛下は、憶測を防ぎ、がん治療により影響を受けている世界中の人々への、社会の理解が広がることを期待し、今回の診断を公表することを決められました。』


"During The King’s recent hospital procedure for benign prostate enlargement, a separate issue of concern was noted. Subsequent diagnostic tests have identified a form of cancer. 

His Majesty has today commenced a schedule of regular treatments, during which time he has been advised by doctors to postpone public-facing duties. Throughout this period, His Majesty will continue to undertake State business and official paperwork as usual.

The King is grateful to his medical team for their swift intervention, which was made possible thanks to his recent hospital procedure. He remains wholly positive about his treatment and looks forward to returning to full public duty as soon as possible.

His Majesty has chosen to share his diagnosis to prevent speculation and in the hope it may assist public understanding for all those around the world who are affected by cancer."


《語彙》

procedure=治療

benign=良性の

prostate enlargement=前立腺肥大症

diagnostic=診断の

commenced=commence 開始するの過去・過分

regular treatments=定期的な治療

public-facing duties=対面の公務

is grateful to人=人に感謝する

swift=迅速な

intervention=《医》治療・処置

wholly=完全に、すっかり

diagnosis=診断

speculation=憶測


上記の声明文の音読と解説のYouTubeをUPしました↓


チャールズ国王は現在75歳。


がんは、年齢を重ねることで罹患しやすい病気と言われています。


今回、見つかったといわれるチャールズ国王のがんは、


「前立腺がん」ではない


とのことです。


(これまでご自身のご病気を全て公表されてきたチャールズ国王ですので、しばらくしたら、あらためて、がんの種類についても発表されるのではないか、と、メディアのインタビューに答えるイギリスのがん専門家もいました👇)





いずれにしましても、


がんは、生涯罹患率も今や2人に1人。


その半数の方々は治癒しているわけですから、不治の病というわけではありませんので、


ぜひしっかりと治療を受けられて、またお元気になっていただきたいと思います。


また今回のバッキンガム宮殿の声明を受け、ヘンリー王子がイギリスに帰国するようですね。


病気は本人だけではなく、家族も第2の患者と言われています。


ウィリアム王子も、現在、キャサリン妃が腹部手術の回復の只中でもありますし、きっと大きなプレッシャーの中にいることと思われますが、




どうかご一家一丸となって、この難局を乗り越えられます様、心よりお祈り申し上げます。




🇬🇧Zoomオンライン発音記号講座🇬🇧

ご参加者を募集しております音譜

《2024年2月の開催スケジュール》

  7日(水)10:00〜10:30

10日(土)20:00〜20:30

21日(水)10:00〜10:30 

24日(土)20:00〜20:30


詳細はHPをご覧ください↓


ピアノブログもよろしければどうぞ音譜↓🎹