Tomoko's オンラインイギリス英語発音レッスン


こんにちは。


1月もとうとうあと少しですね。


じつは年末年始とひどい風邪をこじらせてしまいまして、今でも話したり、朗読をすると喉がすぐ枯れてしまうのですが、体調自体すっかり元気になりました照れ 

健康は本当に宝ですね。


さて前回のブログではイギリスのキャサリン妃の入院・手術の声明文をご紹介しましたが、


今回は、チャールズ国王の体調についてのバッキンガム宮殿からの声明文と、現在ニュースなどで報道されていることをご紹介いたしますおねがい




1月17日、ケンジントン宮殿からキャサリン妃の健康問題の声明文がでて間も無く、今度はバッキンガム宮殿から以下の声明文が出されました。



'In common with thousands of men each year, The King has sought treatment for an enlarged prostate. His Majesty's condition is benign and he will attend hospital next week for a corrective procedure. The King's public engagements will be postponed for a short period of recuperation.'


《拙訳》

『国王はこの度、毎年数千人の男性が罹患している「前立腺肥大症」の治療を受けられることとなりました。

陛下の症状は良性であり、来週、修正(矯正)手術のため、病院で治療を受けられます。

国王は回復されるまで、短期間、公務を延期されることになります。』


・enlarged prostate 前立腺肥大

・benign 良性

・corrective procedure 矯正手術

・public engagements 公務

・recuperation 回復



イギリスでは前立腺肥大症は 50才以上の男性の3人に1人が罹患するそうです。


チャールズ国王も、ご自身で症状を感じ、自ら検査を受け病気が分かったとのこと。


ですから、これを機に国民にも検査を促し、そして同病の男性たちを励ます意味でも、堂々と公表をされたのとことです。


メディアも王室メンバーが、このように自身の健康状態を公に発表するのはとても珍しいことと言っていますが、


おかげで『前立腺肥大』のネットサーチがスパイクし、


NHS(国民医療サービス)のウェブサイトの前立腺肥大のページもパンク状態、


そして検査の数も増えているそうです。



イギリスでは、チャールズ国王が病気を公表したその勇気を讃え、早い回復を祈る声とともに、好感度もすっかり上がったようです。



その後、国王の治療の経緯ですが、


まず、1月26日金曜日に以下のバッキンガム宮殿から、あらたに次の声明が出されました。




"The King was this morning admitted to a London hospital for scheduled treatment.


His Majesty would like to thank all those who have sent their good wishes over the past week and is delighted to learn that his diagnosis is having a positive impact on public health awareness."


《拙訳》

『今朝、国王は予定された治療のため、ロンドンの病院に入院されました。陛下は、この一週間で応援をくださったすべての方々に感謝するとともに、陛下の受けた病気の診断が、国民の健康への意識に前向きなインパクトを与えた結果になったことを喜んでおられます。』


・be admitted to 〜に入院する

・treatment 治療

・His Majesty 国王陛下

・diagnosis 診断


チャールズ国王は、この声明文の出た26日の朝、カミラ王妃とともに、キャサリン妃と同じ病院である、


The London Clinic


に来院。そこでその日に手術を受けました。

手術の前には、キャサリン妃のお見舞いにも行ったそうです。


チャールズ国王はキャサリン妃をとても大切にしている、とニュースでは伝えていました。


実は、かつてヘンリー王子がまだダイアナ元妃のお腹にいるころから、チャールズ国王は娘が欲しかったそうです。


ですから、生まれてきた赤ちゃんが男の子だったことにがっかりした、と言われています。

(ヘンリー王子、少しかわいそうでしたね。ちなみにダイアナ元妃は男の子だとわかっていたけれど、黙っていたのだとかおねがい



とにかく、まずは義理の娘(キャサリン)を見舞い、


それからご自身の手術を受け、


その間、

一度お住まいのクラレンス・ハウスに帰宅されたカミラ王妃は、


夕方再度、

病院を訪ねて国王に寄り添ったそうです。


翌日27日の午後も、

カミラ王妃は病院にお見舞いに行きました。

(3時間ほどいたのことです)


翌々日28日も2度。

一日2回、夫の病室を見舞っていると言われるカミ王妃。


実は、ロンドン・クリニックと、クレランス・パレスはとっても近いのです。


ロンドン・クリニックは

リージェンツパークに近い大通りの角にあります。


クレランス・パレスはバッキンガム宮殿から少し離れた邸宅ですが、病院まで車だったら10〜15分するかどうかではないでしょうか。


なぜそんなことがわかるかといいますと、じつはロンドン・クリニック🏥は、


私がかつて5年通った母校のRoyal Academy of Music(英国王立音楽院)の斜め向かいにあって、


毎日目の前を通っていたので、当方、この辺の土地勘がかなりございますニコニコ


話しが横道に逸れましたが、とにかく本当に、



'Royal Family is behaving 

like "family"!!


『ロイヤル・ファミリーが、まるで「普通の家族」の様に振る舞っている!』


と、ニュースキャスターが驚きながらコメントをするほど。


どんなに公の人々でも、やはり人間。

もう、痩せ我慢や、無理をするのではなく、

家族が支え合う。


そんな姿を国民は驚きながら見守って、そして色々なメッセージを受け取っているようですね!


また、チャールズ国王の公務への復帰についても


'Charles will be out of work for up to a month to recover from surgery'


(チャールズは手術からの回復のため、1ヶ月は公務を休む)


と、王室のスポークスマンが発表しました。


書類関係のお仕事はおそらく今でもやっているのでは、と言われていますが、 


'public engagement'

「人前に出る公務」


については、1ヶ月は要するべきという、医師からの指示のようです。


チャールズ国王は見かけによらず(?)じつはとてもワーカホリックなのだそうです。


そしてキャサリン妃もまた、本当に責任感の塊のような方ですので、


やっぱり一度、ひとつでも病気になったら、


無理をしないで、充分休む。


本当に大切ですよね。

真面目な人ほどそれが難しいですので。


だからこそ、チャールズ国王や、キャサリン妃のような方々のご病気の発表、そしてその後の回復までの在り方まで、たくさんの意味合いがあると思いますし、


まずは、お身体ゆっくり休めていただきたいですね!


最後に、直近のニュースからもうひとつ。

キャサリン妃が今日?(1月29日)退院されて、ウィンザーにある邸宅へ帰宅されたようです!

本当に約2週間で退院ですね。

よかったですニコニコ


どうぞこれからゆっくり療養なされます様に。


キャサリン妃の入院の声明文について、YouTubeでお話ししました↓


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