初めてサーキットへ行くのって勇気がいりますよね?
なんだか敷居が高そうだし、初心者は肩身がせまい思いをするんじゃないか?初心者用のマシンじゃ鼻で笑われるんじゃないか?なんて自分も思っていました。
でも、せっかく買ったラジコンを楽しむためにも、ぜひ気軽に利用してみましょう。
サーキットは初心者のかたが全て優先されるわけでもありませんが、速いひとや上級者がえらいわけではありません。
もちろん初心者優先とはいえ、そこには初心者のかたでも気をつけるサーキットならではのマナーやルールもあります。
整備はキチンと
『サーキットへ行くまえに(走行練習編)』でも書きましたが、まずはマシンを自分でコントロールできる速度で真っ直ぐ走るように練習・整備をしましょう。
すぐに走らせたい気持ちは分かりますが、まずはピットロードなどでキチンとトリムの調整をして真っ直ぐ走るマシンにしてください。
初心者のかたが上手く走らせられないのは仕方のないことだし当然ですが、マシンはキチンと組み立て整備をすれば真っ直ぐ走ります。
特に、TA-07やTB-05のようなターンバックルを使用して調整をするようなマシンは、ちゃんと左右の長さを測って説明書通りにしっかり組み立てましょう。
サーキット以外で練習したままの、ホコリだらけのタイヤで走ることもNGです。
サーキットの路面には、レコードラインといわれるグリップの高い部分があります。
レコードラインは、サーキットを走るみんなが長い時間をかけて走り込んで作られるものです。
そこを汚れたタイヤやマシンで走ると、ホコリで一気にグリップが低くなり、再びグリップを高い状態にするには長い時間が必要となってしまうのです。
挨拶
サーキットに行くと、ピットエリアのテーブルでメンテナンスをします。
ピットエリアに人がいた場合は、『こんにちは』などの声掛けか、恥ずかしいかたは会釈だけでも構わないので挨拶はしましょう。
無理にフレンドリーになる必要はないです。帰るさいにも『お先です』などの声掛けか、会釈だけでもしていきましょう。
一番良いのは、サーキットに通ってるかたたちから先に『こんにちは』などの挨拶があると、初めてのかたは嬉しいし安心ですよね。
コース上での抜かれ方
自分より速い人が後ろから迫ってきたときは、あせらずそのままコースの真ん中を走って構いません。
初心者のかたは、コースを真っ直ぐ走らせることもまだまだ不慣れです。
速い人に道をゆずろうとして、避けようと思ったら壁にぶつかり、マシンを壊してしまったりするので、そのままの走行ラインをそのままの速度で走りましょう。
あせる必要はありません。
サーキットに慣れているかたは、先を見てある程度の予測をしながら走っています。
どちらに避けるか分からないマシンは予測不能ですが、真っ直ぐ走っててくれれば上手い人は、抜けるポイントでキチンと初心者のかたを避けて抜いてくれます。
たまに、気を使ってストレートで止まる方がいるのですが、ストレートで止まることは絶対にしないで下さい。
これは、本物の車なら高速道路の真ん中で車を止めることと同じくらい危険な行為です。
ストレートに限らず、コース上では止まらないように心掛けてください。
トラブルなどで止まってしまわない限り、基本的にマシンを止めて良い場所はピットロードだけです。
コース上で止まってしまった場合
万が一、故障やクラッシュなどでコース上にマシンが止まってしまった場合は、大きな声で『止まってます!』と周りに知らせましょう。
トラブルで止まってた自分のマシンに、他の人のマシンがぶつかって嫌な顔をされたことがある…などは、自分では言ったつもりの『止まってます』が、相手に聞こえてないことから招く誤解が多いです。
ちゃんと『止まってます』と言ったのに、相手が勝手にぶつかって壊れたんだから自分は悪くない。
と、思うかも知れませんが、少し厳しい言い方をすると周りに『止まってます』と聞こえなければ、言ってないと同じです。
サーキットはいろんな音がして自分が思ってる以上に周りの声は聞こえません。恥ずかしがらず大きな声で知らせましょう。
コースで止まってしまったマシンを回収するために、サーキットに入るときも同様に大きな声で『入ります!』と知らせましょう。
その他
サーキットは全員が上手い人というわけではありません。初心者で練習中のひとも大勢います。
コースに慣れてきて、誰かと競いたくなるかもしれませんが、相手も同じ気持ちかどうかは分かりません。
接触して相手のマシンを壊してしまう可能性もあります。
他のかたと無理に競ったりすることは控えましょう。
わざとではなくても、走行中に他のかたのマシンと接触してしまった場合は大きな声で『ごめんなさい』と謝りましょう。
サーキットによっては時間割で速いマシンと遅いマシンの走行時間を区分しているところもありますが、区分がないところもあります。
当然ですが、区分がないからといって延々と自分だけ走らせることは控えましょう。
初心者のかたに気を使って、走行を控えてるかたもいます。
マナーに関しては、どれも難しいことではありませんが、心配なかたはまず手ぶらで近くのサーキットに行って、雰囲気だけでも感じてみるのも良いかもしれませんね。