今回はモーターの選び方についてのお話しです。
現在のラジコンではモーターは、どのカテゴリーにおいても2種類のモーターがあります。
『ブラシモーター』と『ブラシレスモーター』です。
どちらのモーターを選ぶかによって購入するアンプが変わるので気を付けて下さい。
そして、どちらのモーターにもターン数というものがあり、ターン数が少ない(数字が小さい)ほど速いモーターとなります。
それぞれの構造の話は難しくなるので省略しますが、簡単に特徴を説明すると
『ブラシモーター』
値段が安い(1000円くらい~) 安いモーターは寿命がある アンプへのコードが2本
ブラシモーターを制御するアンプが安い
TTなどのキットに付属している540モーターといわれるモノなど
『ブラシレスモーター』
価格が高い(6000円くらい~) メンテナンスがラク アンプへのコードが3本
ブラシレスモーターを制御するアンプが高い
結論から言うと、初心者のかたが選ぶのは540モーターで十分です。
それは、初心者だから…ではなく、540モーターは現在も各地のショップレースのレギュレーションで採用されているモーターで、ギヤ比を調整すれば速くなってしまうからです。
サーキットで走ることを前提に考えた場合はなおさらです。
たまにスピードを求めて速くて高いモーターを買うかたがいますが、その必要はないと思います。
速いモーターを買っても、コーナーが多いサーキットでは、スピードとパワーを持て余して全開にすることが出来ません。
それどころか、ぶつかってしまった時に大きなダメージを負って車を壊してしまいます。
寿命に関してもブラシレスモーターより短いとはいえ、週1~2回の頻度でサーキットを走るぶんには最低でも半年から1年くらいは問題なく走るでしょう。
初心者のかたから見ると周りの人たちが速く見えて、自分も速いモーターで追いつこうと思うかも知れませんが、そんなことは考えなくても大丈夫です。
540モーターでも、必ずすぐに追い付けるようになるので安心してください。
そして、予算に余裕があって、今後、屋上サーキットでレースをしてみたいと思う方はブラシレスモーターを選択しても良いと思います。
理由はブラシレスモーターが、現在の屋上サーキットのレギュレーションで決められているからです。
屋上サーキットでレースに出る場合のモーターは,、タミヤ製15.5ターンのブラシレスモーターです。
屋上サーキットに限らず、レースに出ることを目標にしているかたは、途中でモーターとアンプを買い換えないとレースに参加できなくなる恐れがあるので、自分が出たいレースのレギュレーションに記載されているモーターを選ぶのも良いと思います。