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とれすけのブログ

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はや5月。4月はとうとう更新できなかった。

けれど、前回の続きで音作りについて。
あれこれやって、スタジオに入ってみた結果、いけると思ったところとやはりNGなところがあり、またいろいろと手を加えている。
前回は作り込むだけ作り込んだ音にしてみた訳だけど、ソロの音はまあまあ、バッキングの音がいまいちという感じであった。
全体的に残響系の処理は格段によくなった。
ところが、バッキングはどうも理想からは程遠い。
コンプがひとつの壁になってるのと、モジュレーションも設定をあんまり深く考えていなかったのできれいな感じの揺れにならない。
イコライジングもちょっとやり過ぎた模様。

対策として、まずバッキング用のコンプはMS-50Gをやめて往年のオレンジスクイーザーに再登板願うということにした。
昔、基盤をケースから出してラックに組んでいたものをまた元に戻した経緯があり、その時の半田が結構怪しげだったので、再び半田をやり直し、調整もし直して、さらに外部電源で使えるようにしてと、結構な手間がかかった。
まだ試している段階だが、調整がまだというところ。

コンプをソロとバッキングそれぞれ使い分けることになったので、ループセレクターに組む必要が出てきた。
ループセレクターの方は、以前書いた通り4ループのうちの1ループはノイズが出てしまって、使用をしていなかったのだが、こうなるとそこを生かさないといけなくなってしまった。
ということで、再びケースを開けノイズ対策。
原因はまあデジタル信号をラインが拾ってしまうという現象なので、正直もっと大きなケースにして配線を離せばそれだけで解決するのだが、今さらケースも変えられようはずもなく、アルミホイルでせっせと遮蔽する。
これでまあなんとか使えるレベルにまでは持っていけた。

あとついでもあったので、以前プリセットボリューム用に作っておいたバッファー2連の基盤をケースに入れてみた。
せっかくなので、ボリューム付きバッファーとそのまま出力のバッファーをスイッチで切り替えられるようにして、チューナー用のアウトも設けた。
下部の写真の右に写っている青いケースのものがそれ。
ギターから直で入って基本はかけっぱなし。

バッファー


さて設定だが、前回作り込むだけ作り込んだものを、今度はシンプルにしていく。
ソロの歪み系に関しては傾向がつかめてきたので、EQも最低限に抑えることにした。
問題はバッキング用のクリーントーンで、前回はなんか音が抑えられ過ぎちゃって、気持ちよくないので、これまたまずは設定をシンプルにしてみたのだが、そうすると今度はモジュレーションの掛け方をシビアに考えないといい感じにならない。
改めて設定をあれこれいじっている。
まだ、納得のいく音になっていない。

なぜかBOSSのディストーションを中古で買ってしまった。
GT-8のBOSSのディストーションで案外いい音がしたので、実機を試してみたくなった。
BOSSのディストーションは今まで使ったことがない。
いや、ハーフラックの奴に入ってたのは結構使っていたか。
元々ディストーションにせよオーバードライブにせよ、ほとんどの機種は使ったことがない訳なんで、そう考えると色々試すべきなんだろうけれど、どうもBOSSのディストーションというと欲しいと思ったことがないんだな。
で、試奏した結果だが、悪くはない、がちょっと線が細い音になってしまうというのが正直な感想である。
案外粘りのある音が出るので代行、あるいはバックアップの機材としてはアリだ。ただ、今使ってるディストーショユニットと比べてしまうと、やはり好みは自作のユニットの方になってしまう。
音作りの幅が広いのと、中音域でのクセがはやりマネできない。
あとは色々組み合わせてどうかという感じだけれど、しかしもうボードにもあまり空きがないし、入れる場所も苦しい感じなので、どうしようかなというところ。
もう暫くは使ってみようと思う。

当面の課題は、コンプの設定とモジュレーションの掛け方の試行ということになろうか。
昔、SPX90でいい音出せてたのに、なかなか再現できないでいる。
コーラス系は最初、ネイディーンズのコーラスを買い、その後はBOSSのBF-1(でっかい奴)でコーラス効果を出してて、その次はモジュレーションのかかるデジタルディレイを使い、そしてSPX90にたどり着いたみたいな変遷をしている。
以降はラックエフェクターばかりに頼ってきた。
しかし、もうボードには増やせない。
有りものでなんとかやってみよう。

このところアクセスが増えているようなので、わかりやすくまとめてみようと思う。
ZOOM MSシリーズのうち、USBポートの付いている機種は、適切な形でMIDIプログラムチェンジ信号を送ってやるとパッチを切り替えることができる。
MS-50Gの場合はパッチが50個あるので、これを任意に切り替えることができるようになると、かなり使い勝手が広がる。ということで、過去に何度か書いた通り、私の場合はMIDIスイッチャーに組み込む形にした。ただ、造作もコードも複雑になるので、単純にレガシーMIDIからUSB MIDIへの変換BOXみたいなのを作った方が簡単だし、応用もきくだろう。

必要なのは、Arduino UNO、USBホストシールド、ケース、あとの部品は下記を参照にして欲しい。

配線図

図のICはフォトカプラである。LEDは特段なくてかまわない。
例によってUSBホストシールドは省略してあるが、ARDUINOの上に重ねて使用する。
ホストシールドはいくつかのバージョンがあるようなので注意。
私が使った奴を一応載せておく。

部品点数も多くないので、そう難しくはないだろう。
ただ、実用に当たっては、ケースに収める方がいいだろう。
当然デジタルノイズのノイズ源になる。
また、電源関係はちょっとクセがあるので注意。
出来上がったモノをUSBでMS-50Gにつなぐと、USBからMS-50Gに電源が供給される。
容量の多い電源回路を別途搭載すれば別だが、Arduinoのレギュレーターを使用した回路だと、ちょっと容量が心配になる。
MS-50Gに専用の9VACアダプターを付けて電源供給すると、USBからの給電は切れるようであるが、ACアダプター差しっぱなしでも、電源が供給されないとUSB側から電流が流れてしまう。
なので、電源投入は必ずMS-50Gからという注意が必要だ。
私は9Vのエフェクター用のACアダプタから、電源スイッチを経由してARDUINOのレギュレーターにつなぐ形で電源としている。 
なので、別途ACアダプタージャックとスイッチが必要。
Arduino本体の電源ジャックは、普通のエフェクターのジャックとは正負が逆なので、使わない方が間違いがないだろう。

あと、ケースに実装する際の注意だが、USBホストシールドのリセットスイッチを外から押せるようにしておいた方が良いと思う。
ハングした時に押せばすむようになる。

信号線の近くにあれば、デジタルノイズ発生は必至なので、やはり金属ケースに収めるべきであろう。
使用しているホストシールドは、Arduinoに比べて基盤の長さが短く、上に重ねると、USB端子が外端に届かない。なので、別途USBジャックを買って配線するか、USBケーブルをつないでしまって、線からだすとか、そこは工夫して欲しい。

コードは以下の通り、ごく簡単なものだが提示しておく。

//MIDI ProgramChange Converter

#include <Usb.h>
#include <usbh_midi.h>
#include <MIDI.h>
#define LED_PIN1 2

MIDI_CREATE_DEFAULT_INSTANCE();

USB Usb;
USBH_MIDI Midi(&Usb);

void SendMIDI(int number)
{
Usb.Task();
byte Message[2];
Message[0]=0xC0;
Message[1]=number;
Midi.SendData(Message);
delay(10);
}

void setup(){
MIDI.begin();
Usb.Init();
pinMode(LED_PIN1, OUTPUT); //LED
digitalWrite(LED_PIN1, HIGH);
}

void loop(){
Usb.Task();
uint8_t data1,data2;
if (MIDI.read()) //MIDI受信
{
switch(MIDI.getType())
{
case midi::ProgramChange:
data1 = MIDI.getData1(); //プログラムチェンジナンバー取得
SendMIDI(data1); //MIDI送信
}
}
}



これで、MIDIスイッチャーや、例えばBOSS GT-8などのMIDI端子をつなげば、MS-50GをMIDIで連動させられる。
あとは工夫次第。レガシーMIDIの替わりに、普通のフットスイッチを付けて、スイッチごとにプログラムチェンジナンバーを振ってあげれば、簡単なMS専用のスイッチャーにもできる。

音作りの幅が広がることは言うまでもなく、ライブでもMSシリーズをフル活用できるようになるだろう。

私はもう、曲目ごとにパッチを変えてる。
5~6千円ほどでできると思うので、やってみて損はないと思う。
但し、メーカーの補償外の行為であり、結線によっては壊れるリスクなしとしないので、そこは自己責任で。

*2017/9/19追記(ライブラリが表示されていなかったのを修正しました)

*USBホストにはライブラリが必要
https://github.com/YuuichiAkagawa/USBH_MIDI


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音作りも佳境に入ってきた。題目は6曲あって、そのうち4曲はカッティングの音とリードの音を、2曲はリードの音を作っている。
やっていて、今までいかに無頓着に音を作っていたのかを再認識せざるを得なかった。大体エフェクターで定番の中庸なセッティングを作っておき、あとはアンプのEQを調整するくらいだった。スタジオでもライブでも音量があるからかなりの部分誤摩化せているというか、自分ではいい音出してるつもりになっていたという感じだろうか。エフェクターよりもアンプのセッティングによってかなりのバラツキがあったと思う。
今回は、スタジオでまずアンプのセッティングを決め、それに合わせてエフェクターのセッティングをさぐっている。セッティング表をEXCELで作って、弾いては録音し、それをまた記録して微調整を重ねている。

EQがあれば好みの音が簡単に作れそうに見えるが、波形なんかを見ているとそんな単純なものではなく、特に歪み系の音は、倍音成分が色んな帯域で山や谷を形成しており、帯域ごとの音量だけでなく、例えばダブリングによるフィルター効果があったり、位相差によって櫛形にフィルターがかかったりと、一筋縄ではいかない。まあ、であるからこそ世の中には無限とも言っていいくらいの歪み系エフェクターがある。
そして、これだけのエフェクターがあると、そのパラメーターの組み合わせは膨大な量になる。
もちろん、全部試すなんてことはしない。経験と勘で、大まかに範囲は限られる。
問題はここからで、では目指すものは何かということになる。
理屈はまったく関係がなく、耳で聞いたものがすべてということになる。

今回、音作りをしている中で、いくつか気がついたポイントやアイデアを記録しておこうと思う。

さて、空間系で使用しているYAMAHAのFX-550なのであるが、今回はアンプで鳴らすという前提のもと、モノラル出力での音作りを基本とした。
ここに落とし穴があって、FX-550はモノインステレオ出力なのだが、モノラル出力する時はLチャンネルのみをアンプへつなぐよう支持されている。
ところが、ブロックダイアグラム上は、このモノラル出力の際は、Rチャンネルの音がそのままLチャンネルにMIXされるだけなのである。
何が起こるかというと、端的に言えば、左右でディレイタイムを分けていた時などは、モノで両方のディレイが出力されてしまう。タイムにもよるが、大抵不自然になってしまうだろう。
もう一つは、このFX-550のパラメーターの中にステレオ接続した場合の左右の広がりを調整する為のWIDというパラメーターがあって、これは若干の遅延をもって左右に広がりを出そうという仕組みらしいので、これがモノチャンネルで重なると、フィルター効果を発生してしまうのである。
従って、モノ出力の場合にはこのパラメーターは0にしておかないと違和感のあるディレイ音になってしまうということ。
これらは新たな発見であった。

あと、アナログエフェクターならいいが、マルチのデジタルエフェクターを使用する場合には、やはりエクセルなどで各パラメーターをきちんと記録しておく方がいい。
容易に元に戻れるというのもあるが、効果と数字を耳において一致させておくという作業は、後々役に立つと思う。
思わぬ発見にもつながる。
大体、いい音、というのはかなり幅があると私は思っているので、そのいくつかのパターンを分析する事は、いい勉強になると思うのだ。

最後にディレイである。
これの使い方は奥が深い。
教科書的に音符に合わせるのもいいが、それ以外に、人間が生理的に欲するタイムのようなものがあるような気がしてならない。
空気感を付加するために190msあたりを追加したり、スローな曲でも、あまり長いロングディレイは浮くだけとか、リバーブとの組み合わせでもまた印象は違ってくる。
ダブリングも、フィルター効果的なものから、ライブ感を出すような使い方、ソロギターの音を太くするような用法と、定番なく色々試すことをお勧めする。
その際、必ず録音してみること、また、ギター単独、オケと合わせた音色の両方を録って最適な音作りを模索することが大事だと思う。

今回は、最初ボードの入口にベルベットコンプを配していたのだが、その前にバッファーを入れることでやはり音が替わった。インピーダンス的にこっちの方がマッチしているのだろう。

ということで、試行錯誤、色々やってみることがまずは肝要かと思う。
時に、無難なパラメータ設定ではなく、思い切った設定を試していくことも大事ではないかと思っている。

P.S.今活用中のループセレクターとMIDIスイッチャーの組み合わせは、やはりデジタルノイズに難があり、できれば今度は一体式のプログラマブルループスイッチャーとして再設計してみたい誘導に駆られている。モード切替式で作れれば、MIDIスイッチャーくらいの筐体に入れられると思うのだ。今度は電子スイッチ式にして、初段にバッファー内蔵、あくまでMIDIナンバーをKeyとしたプログラム、また、MIDIコントロールチェンジ信号出力モードも儲けて、ボリュームコントロールその他を実装してみたい。
無論外部MIDI出力、USBMIDI出力対応である。

技術的なハードルはそう高くない。
あとは資金と根気である。


MS-50G、FX-550での音作りも少し進んだ。
自宅にアンプがないので、スタジオに入った時の音を頼りに音を作っている。
ただ、アンプもJC-120、ヤマハGシリーズ、Fender TwinRiverbとまだ一定してないのでなんとも言えないが、やはりTwinReverb、ヤマハを使った時の方がいい音のような気がしている。
定番のJC-120を使いこなすべきなのだが、どうもやはり音が硬い上に低音が出過ぎる。
無論、プリアンプ部でトーンは変えられるが、どうもギターとの相性がよろしくないようだ。
ヤマハの方がクセがないと言うか、音作りはしやすかった。
そういえば、私がバンドを始めた頃は、スタジオもヤマハのFシリーズが主流だったように思う。
大学の時はTwinReverbだった。
こういうのに慣れているせいか、JC-120はどうも苦手である。
ここ数年はスタジオでもライブでもJC-120を使って来たのだが、スタジオはともかくライブではいい音を出せたことがない。
一番の理由はハウリングである。どうもJC-120はハウリングし易いような気がする。
ハウリングを避ける為に、どうしてもエフェクターのゲインを下げたり、歪みを絞ったりすることになるので、音が痩せてしまうというか、しょぼい音になるか、低音の出が良過ぎてグシャグシャの音になるかという、非常に情けない状況が続いた。
今回は久々にボードを組んだこともあり、0からの音作りを進めている訳だが、今の段階ではやはりヤマハが一番納得のいく音がする。
しかしながら、ヤマハのアンプを置いているスタジオはあまり聞かない。ということでTwinReverbで音作りをしようと考えたのだが、スタジオでの音作りにはそうそう時間を割けない。
なので、スタジオの音を録音して来て、似たようなサウンドのセッティングをBOSSのGT-8のアンプシミュレーターで再現することにした。
GT-8のアンプシミュにもTwinReverbはあるので、それを選択することにして、ただ、スピーカーではなくイヤホンでモニターする関係上、聴感で近い音を設定してみた。

ディストーションの音はある種出来上がっているので、FX-550とMS-50Gでの味付けということになる。
ディレイはFX-550でもMS-50Gでも可能なのだが、やはりヤマハのFX-550の方が品位のいい音がする。なので、ディレイはFX。そうするとリバーブはMS-50Gの方で。
EQはややこしいのだが、FX-550とMS-50Gのグライコの両方で調整。それにMS-50Gでは定番のノイズリダクション。これがあるおかげで、ディストーションサウンドでもノイズがまったく気にならない。実際には音を出してる時はノイズも結構乗っているのだが、無音時に聞こえないことが結構な違いを生んでいる。
基本はカッティング用のクリーンサウンドとリード用の歪みの2種類なのだが、ピックアップのセンターとリアでは気持ちのいいポイントが違うし、ディレイタイムも曲に合わせてとか、曲によってはダブリングをかけたり、ディレイの深みも変えたりとか、結構細かく設定している。
実際にスタジオで録音してみると、例えばEQの設定が3ポイントくらい違うと、かなりな違いに聞こえるし、特に残響音系は深みによって音の艶が全然違う。
スタジオで弾いている時は音量のせいもあり、耳自体のコンプレッションで気持ちよく弾いているのだが、録ってみるとその違いは歴然としている。
もっとも、録音で再現される音が例えばライブでお客さんに聞こえる音かと言えば、そんなこともないのだろうが、音作りに当たっては大いに参考になる。

BOSSのGT-8と比べて、音作りは格段にやりやすくなったと感じている。
特にMS-50Gは大分使い込んで来たこともあり、どういうエフェクトがどう使えるかと言うことと限界も分かってきたので、活用の幅が広がった。なによりありがたいのが、6台分のエフェクトを任意に設定できるという点だ。
GT-8では、基本となるエフェクター群があって、それに何にでもなるFXというセクションが2つはあるのだが、ディレイは多くても3台までしか使えないとか、そういう制約が出てしまう。
そして、コンプも基本のものではなくて、シミュレーション系のコンプを使おうとすると、もう基本以外のエフェクターはあと1台しか使えなくなるし、使わない基本のコンプは無駄になってしまう。
その点、MS-50Gは無駄なく使えるというか、音はちょっと粗いが充分代役にはなる。

カッティングにはコンプということで、マニュアルを見るとCompというのとRackCompというのがあって、Compの方はDynacomp風とあるのだが、どうもマッチしない。で、RackCompの方は4コントロールなので、まあ我慢していた。しかし、よくよく見るとバージョンアップしたことで、あと二つコンプが増えていた。このうちのM_Compというのが、なかなかいい感じであった。
あと、PitchDelay。ディレイでコーラス風にというのを狙っていて、最初はModDelayというのを使っていたのだが、どうも感じが出ない。ということでPitchDelayを試してみた。あまり細かく設定できないのが残念だが、ピッチを0.1とか0.15とかでやってみるとまあ使える。パラメーターに関して言うと、ちょっと効きにバラツキがあってもどかしい感じはする。それと、いじっていて違和感を感じるのは、つまみを回す量とパラメータの増減の仕方のシンクロ感。それと、特に音量のレベルに関しては、表示される値はあまり信用しない方がいいような気がしている。

歪み系は今回まったく使う気はないのだが、単体のディストーションと組み合わせて面白いなと思ったのがZ_Clean。歪まないプリアンプという感じなのだが、GainとToneとLevelだけのシンプルな構成ながら、独特のドライブ感と言うかマイルドさを加えられるような感じで、これはスタジオで試してみたい。以前、単体のディストーションとアンプシミュで音作りみたいなことを書いたけれど、似たような感じだろうか。アンプシミュはもっとたくさんパラメーターがあるのだが、こっちの方が当たりのような気がする。ブースターとしても、Boosterよりもこっちの方がいいと思う。
リバーブもSpringがいい。

ということで、今のところ構成としては、カッティング用としてM_Comp→GraphicEQ→ZNR(ノイズリダクション)→PitchDelay→Spring(リバーブ)、リード用としてGraphicEQ→ZNR(ノイズリダクション)→Z_Clean→HD_Hall(リバーブ)という感じになっている。この後にFX-550でEQ、モジュレーション、ディレイをかける。ディストーションとの組み合わせで、リードの音はそこそこ出来てきた。カッティングの方はまだ試行中。いろいろ掛け過ぎという感はあるが、今回はとにかく作り込んでみる。ディレイのタイムとMixレベル、リバーブのMixレベルにもこだわってみたい。これだけやって、まだ2つはエフェクトが使えるというのがなんともありがたい。
これを単体のエフェクターだけで揃えるとなると、ボードもバカでかくなるだけでなく、ノイズと音やせで我慢できなくなるだろう。それとパラメーターは固定になってしまう。
MS-50GをMIDIコントロール可能にしたことで、色んな設定を試せるというのは大きい。
設定を一つだけということになると、どうしても無難なところで妥協してしまうが、これだと冒険できるというか、実験的に極端な設定を試してみたりとか、こうなるともう研究みたいなものだが、アイデアも広がる。そして、何よりすぐに色んなエフェクターを試せるというのが、MS-50Gの一番のアドバンテージではないだろうか。音のクオリティは正直ものたりないが、価格を考えれば無茶は言えない。

YAMAHAのFX-550はなくても足りそうな気がするが、実際には音作りの肝はこっちにある。
揺れ系ではシンフォニックは独特の音色だし、ダブリング、ロングディレイのクオリティなしには作れない音がある。大きさだけが難点だが、ボード化したことで音作りはしやすい。
音作りに関していうと、ものぐさな私にとってはつまみにすぐ手が届くことが実は一番重要かも知れない。

3年ほど前まではラックのエフェクターで音作りをしていた。SPX-900でシンフォニックやダブリング、SDE-330でロングディレイ、DEP-5でリバーブみたいな感じ。その再現に近いかも知れない。ただ、EQはRolandのE-215という2chの15バンドのグラフィックイコライザーを使っていて、チャンネルでリードとバッキングを使い分けていた。
こればかりは再現は難しい。パライコでも近いカーブは作れると思うのだが、視覚的要素というのはかなり大きくて、耳だけでのイコライジングには正直限界を感じている。
なんか、プログラム可能な15バンドEQみたいな製品はないのだろうか。ただ、やはり見た目だけじゃなく、あの並んだスライドボリューム、2つ同時に動かせるとか、両端を間髪を入れず動かせるとか、そういうUIが案外重要なんだとMS-50GのGraphicEQを使いながら思ったりしている。
アナログ万歳というのでもないのだが、ディストーションなどはパラメーターの数字表記よりも、つまみの1ミリに対する感度が大事だと思う。数字はかえって有害だったりする。

あとはアンプ次第、という感じになってくるが、ここが一番難しいかもしれない。
いや、むしろ問題は夢中になって時間を忘れてしまうことかも知れない。










ギタリスト、松原正樹氏の訃報を聞く。とても残念だ。
奇しくも、昨年末から改めて氏が組んでいたバンド、パラシュートの曲をコピーしていて、一回目のスタジオに入ったところで癌での闘病の報に接し、日を経ずして今回のニュースを聞くことになった。

改めて松原氏の事績を振り返ってみると、思っていた以上の楽曲に参加していることに改めて驚かされた。1万曲ともいう。
あの独特の音色とフレーズは、聴けば一発でわかるほどポピュラーなものであった。
しかし、それだけでなく、あの音色ではない楽曲で、とてもメロディアスかつスリリングなソロの曲があってとても気に入っていたのだが、その曲もソロは実は松原さんが弾いていたものであった。
ソロも特徴的だが、カッティングでもまた一時代を築いたといってもいいのではないだろうか。ボイシングのセンスといい、もはや一ジャンルを作ったといってもいいような気がする。

今回、パラシュートの曲をコピーするに当たっては、音色をできるだけ近づけて見ようと悪戦苦闘している。
前回紹介したエフェクターボードもその為のもの。ライン出力ではそこそこ近い音は出るのだが、しかし、アンプで鳴らすと全然そんな風にならない。
スタジオに入ってみて改めて音作りの壁にぶち当たっている。
もっとも、パラシュートもライブ演奏ではもっとラジカルな音を出しているので、そもそもから違うと言われればそれまでだが、今回は、なんかこだわってみたい。
ソロフレーズも、ある程度自分なりに弾いてみたいと思っていたのだが、氏への追悼の意味も込めて、なるたけ近づけてみたい。
とは言え、氏のフレーズは聴くに優しく弾くに難しい。
早弾きとかはあまりないのだが、あの繋がりのいいフレーズというか、氏のように滑らかに弾くのはなかなか難しい。

ちなみに、スタジオでのエフェクターボードの使い勝手は、ほぼ満足のいくものであった。
ただ、運搬は大変。旅行用のキャリーカートで運ぶので、平地はいいが階段は禁物。腰をやられてしまう。
しかし、まずは音色だ。
エフェクターボードをスタジオ用に回したことで、今自宅ではBOSSのGT-8を改めて使っている。
使っていて思ったのだが、GT-8をアンプシミュ抜きで使うのもありなんではないだろうか。
なんか今までアンプシミュにこだわりすぎていたような気もする。
単純に、マルチエフェクターと考えるとむしろ音色は作り易いような気がする。
実際、アンプ抜きで内蔵のディストーションを使ってみて、案外いい音が出るのに驚いている。
また、ペダルやスイッチのアサインの自由度を考えると、ライブパフォーマンス的にもこっちの方が”向き”だ。
前回は重さで断念したが、今のエフェクターボードを考えると大差ないと言うか、GT-8の方がはるかにコンパクトである。
しかしまあ、いろいろやってみようと思う。
松原さんの追悼の意味でも、今回は手を抜けないなと思っている。

まだまだ氏の新しい曲をこれからも聴けるものと思っていた。
ライブは、クロスオーバージャパンと、ゲストギタリストとして登場した高中正義の”夕天”ライブに行けたのがせめてもの思い出であろうか。
近年多かったライブハウスでのライブには是非行きたいとずっと思っていた。
しかし、氏の曲、演奏は永遠に聴き継がれていくことだろう。
ご冥福をお祈り致します。








久々に更新。

ある曲のコピーをやることになって、エフェクターボードを作成。
結局、写真の通りかなり大掛かりなものになってしまった。

ボード

自作のループセレクターとMIDIスイッチャーを核にしてシステムを組んだ。
ループセレクターの方にはトレブルブースター、BD-2、ディストーション、自作のディストーションユニットをセットし、空間系はZOOM MS-50Gと、写っていないけどYAMAHAのFX550で賄う。
しかしまあ、古い機材と自作の機材ばかりだねぇ。

MS-50GとFX550をMIDIでチェンジするので、かなり自由度は高い。
空間系もメインはFX550。
EQとモジュレーション、ディレイ、リバーブが同時に使えるので、こちらで大枠の形を作っている。
コンプもなかなか使える。
ただ、EQはちょっと使いにくい。
LOW、MID、HIGHと周波数を選んで増減できるのだが、Qがないので、パラEQともちょっと違う。
強いて言うなら、周波数を選べる3バンドのグラEQという感じで、正直使い勝手は良くない。
ただ、モジュレーションはヤマハ独特のサウンドを出せるので、これが欲しくて今回導入した。
ディレイもテンポで決められたり、なかなか勝手がいい。
元々FX500も持っていて、音は割と気に入っていたのだが、いかんせんMIDIでのプログラムチェンジのタイムラグが致命的で、ライブでは使えないと思っていた。
FX550はその点改良されており、十分使える。

今回、ダブリング用にマルチをもう一台エントリーする予定で、最初の候補はZOOMのMS-70CDRだったんだけど、やはり欲しい音はヤマハの音だったので、かなりかさばるのだけど、FX550を選択した。

Z00MのMS-50はというと、これはまずノイズリダクション。
そして、コーラス、モジュレーションディレイ、デジタルディレイ、リバーブなどを組み合わせて使っている。FX550の補完という感じで、あとはバッキング用にはグラEQを使ったり、ハウリング防止用にパラEQをエントリーしている。
歪み系、アンプシミュは一切使わないという利用に落ち着いた。

歪み系はやはりアナログの方が個人的にはしっくり来る。
今のところ、アンプで歪ませる感じではないので、歪み系の音作りの幅を広く取っている。
とは言っても、構成は極めてシンプルにしてある。

ボードはすのこ型なんだけど、サイズに合わせて自作。
ループセレクターを入れるとやはりかさばってしまい、これを2段式にすることで、面積的には抑え得たが、高さがかさんでしまい、普通のエフェクターケースにはもはや入らない。
運ぶ時は旅行用のトランクにでも入れるしかない。

パッチケーブルも自作。
そんな高い材料は使っていない。
ただ、本数作るのは疲れた。
あと、初めて知ったのだが、シールドケーブルの芯線にかぶっている黒い皮膜は導電体だったということ。
今までに作って来たケーブル類を調べてみると、結構シグナル線と接触していたりする。
道理でおかしなことが起こっていたはずだ。
これには参った、というかこの歳にしてようやく知り得たという点がなんとも情けない。
しかし、分かったからにはちゃんとしたケーブルが作り得た訳で、トラブルの芽は摘むことができたとも言える。

さて、音の方だけれど、やはりというか、歪み系を使うとやはりかなりなノイズが乗る。
なので、再度ノイズ対策を試行錯誤。コンデンサ、抵抗を挟んだり、デジタルノイズ対策は、やはり絶縁したアルミホイルで信号線を保護してみたり。
完全にはなくせなかった。
どうも電源ノイズが乗るものが一つあって、電源アダプターとの相性が悪いようだ。
もうちょっと良い電源アダプターが必要かもしれない。

デジタル系とアナログ系の電源アダプターはもちろん別々に用意してあるが、ループセレクターの電源アダプターを変えるだけでもノイズは変わってくるので、なかなか厄介だ。

ノイズリダクションであとは誤摩化す感じ。

一旦このセットでスタジオに入ってみるつもり。

作成を予定していたプリセットボリュームだが、最初、アナログ信号を直接制御する形で回路作りを進めていて、材料もかなり調達していたのだが、FX550を購入したことで環境が変わった。
FX550ではMIDIボリュームを受け付けるので、これを利用すれば比較的簡単に制御できる。
プリセットの他に、ペダルを付ければボリュームペダルにもなるし、またFX550の他のエフェクトパラメーターも制御できる。
デジタルとアナログシグナル間でのノイズに悩まされるよりは、この方がトラブルも少ないだろう。
ということで、計画中。

コードも簡単になる。
もうLCDも付けず、プリセットのメモリーもROMとか使わずに、ボリュームそのものを使う形で考えている。
スタイルとしては、大塚明先生のプリセットボリュームのMIDIコントロール版みたいなイメージ。
今は、アイデアを少し寝かせているところ。
材料もだいだい揃ってきたので、作る元気があるかというところもある。
しかし、障害はむしろ今のボードに組む場合、電源をどうするかとか、MIDI配線の経路、取り回しの問題であったりする。

さて、自宅で使っている限りはなかなか使い勝手の良いシステムだが、スタジオで真価を発揮できるか、お楽しみにといったところだ。
持っていくのがまず大変だけど。









久々に更新。

スピーカーの記事が続くけれど、一旦ここまでにしようかと思う。

色々とやってきた自作スピーカーだけれど、結局PM-M0841CKを別な箱に入れてみたいという誘惑に勝てず、吉本キャビネットのダブルバスレフエンクロージャーキットDB-800を購入。
スピーカーも新たに秋葉原で2個調達。
1個400円なんで、ためらいがない。
値段のせいもあるけど、なんか、デザインと音が気に入ってしまった。
店頭の札には加賀と付記してあった。加賀電子製なのだろうか。

DB-800は穴径が73ミリと、フランジなしのPM-M0841CKがぴったりのサイズ。
キットはシンプルで、木工用ボンドだけあればできてしまう。
ただ、後から吸音材調整とかは出来なくなるので、一面だけ接着せず、とりあえずテープ止めして聴き込んでいる。

さて、音だけど、なかなかいい感じだ。
先に作ったバックロードホーンに比べると、中音域の変な癖がなく、低音も余韻がありそこそこいける。
鳴りも悪くなく、それなりにスケール感も感じる。
ようやくスピーカー本来の音が出て来たという感じ。
ただ、高音のシャリシャリがちょっと耳につく。
ディエッサーが欲しくなる感じ。
全般的にバックロードホーンのような音の魅力はあまり感じない。
また、小音量時にはぐっと鳴りが引っ込んでしまう。
この辺はバックロードホーンの方が良かった。
ただ、変に帯域を抑え込まなくてもいいので、ボーカルなども張りがいい。
今度は上条恒彦も伸び伸びと歌っている。
低音のモコモコ感はない。というか、そこまでの低音は出ていないという感じ。

例によって測定して見るとこんな感じ。
測定

やはり10KHzあたりにピークがあり、これは改善が必要。
吸音材で抑えられるだろうか。
全体的にハイ上がりになっているが、変なディップはなくまた箱鳴り感もなく、ハイを抑えてあげれば聞き易い音だ。
低音は、ユニットの限界か、ダブルバスレフという割には出ていない感じ。
ただ、なだらかに落ちているので違和感は感じない。
聴感上は、バックロードホーンに比べて低音が出ているように感じる。
一応、アンプのトーンつまみで低音を+、高音を少し下げて補正して聴いている。

吸音材で少し改善を試みてみるつもりだけど、それほどこだわらなくとも十分聴ける音なので、当面これでいい。
一応の満足感は得られたので、スピーカー回りは一旦ここで終了しようと思う。
最初からこのキャビネットを選んでいれば、そうそう悩まずに済んだかもしれない。
しかし、バックロードホーンを作って見たことで色々得たこともある。
改めて良い音というものを考える機会になった。





ダブルバスレフ型エンクロージャーキット DB-800(塩ビ)2本/BearHorn

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だいぶ間が空いてしまったけれど、スピーカー全般について色々やっていた。
まず、今持っている中でマストのスピーカーであるBOSEのPAM-3。

聞き比べると、もうすぐわかるけど、低音が余裕。
11.5cmフルレンジ一発のアンプ内蔵スピーカーなのだが、低音が出過ぎなのでEQで下げている。
元々バランスがいいので、なだらかに下げてやればいい感じになる。
低音は空気感が全く違う。
空気の振動を感じる。
バスレフタイプだが、ちょっと信じられないような低音が出る。

クラシックには向かない感じだけれど、エレクトリックベースに本当に合った音という感じ。
聴くスペース、音量が限られた中では最高に気に入った音を出してくれている。
アンプ内蔵で、アクティブイコライジングを行うので、音量によってEQも変わってくるが、テープデッキやCDプレーヤー直結では音がいじれず、最初は低音の出過ぎでちょっと持て余していた。

ところが、iTunesをメインの環境にしてからはそれが一変して、EQで低音を抑え気味に調整すれば、実にいい感じで音を出してくれる。
これは今、縦置きで本棚にブックシェルフ的に配置している。
で、これを背にというか、その本棚によりかかって聞くのが最高。

残念ながら、今の環境ではあまり低音を出せないので、稼働率は低い。
それでも、この音がひとつの基準になっている。

次いで買ってみたのがBOSEの501Z。
BOSEばかりで恐縮だが、この系統の音が好きなのだな。
だが、これは今の環境では活かすことができなかった。
サブウーハーとサテライトスピーカーのシステムだが、サブウーハーでそこそこ音を出してやらないと中音域が物足りない。
だが、環境的にあまり低音を出せないとなると、バランスが良くない。
結果、気持ちのいい音は出せなかった。
しかし、これは今ヤマハのサラウンドアンプにつないでサラウンドシステムとして使っている。
アンプでスピーカーごとの音量を調整できるので、自由度は高い。

デスクトップ用としてはこれまたBOSEのMediaMate2。
これまた結構低音が出る。
但し、明らかにPAM-3とは帯域の違う低音だ。
でも、物足りないということはなく、気持ちのいい低音が出る。
経年劣化のため、ケープルの状態が悪くてあまり使っていないけれど。
今回自作したスピーカーよりもユニットは小さいが低音は出る。

さて、自作のスピーカーの方だが、先日本屋に行った時につい衝動買いしてしまったのが、特製のフルレンジスピーカーユニットが付いたDigiFi19号。
早速件のエンクロージャーに付け替えてみた。
といってもそのままではユニットのサイズが合わず、やはりバッフルを別途用意してはめこんでみた。
エージングもたいして行っていない中での評価だが、低音の出に関してはPM-M0841CKとそう変わらない感じ。
ただ、全体にバランスよくまとまった音がする。
その分、物足りなさを感じた。
正直、もう少し聞き込んでみないと分からないが、音の好みで言えばPM-M0841CKの方か。
これはかなりひいき目が入っていると思うけど。

ということで、PM-M0841CKの方で、さらに吸音材で音質改善を行っていた。
筐体の限界というのか、どうしても中音の特定周波数が暴れる感じで、箱鳴りを感じる。
ただ、低音も出したい。
で、まあ硬質のスポンジを空気室に配してみたり、そして、開口部奥にかなり大きめの硬質スポンジを入れて、ホーンからの出音を抑え気味にして一旦様子見。
これで大部中音域が聞き易くなった。
というより、特定の音が鳴いてしまう現象はかなり改善できた。
低音も、ユニットの特性上100Hz以下はほとんど出ないが、空気感は出るようになった。
全体のバランスもそう悪くない。
というところで、試聴をしてみる。
女性ボーカルなどはいいのだが、上条恒彦の歌がなんだかとても苦しそうだ。
これは、なんとも言えない現象なのだが、丁度位相差で落ち込んでいる帯域が、ごっそり削られたせいなのだろう。
声のメインの帯域が出ず、上澄みの部分が強調されるためか声の揺れる部分のみが強調され、音程もふらついて、とても苦しそうに聞こえるのだ。

他はいいんだけど、そこだけはいかんともしがたい。
リズミカルな曲は結構いい感じだ。
レスポンスがいいというのか、歯切れがいい。
ただ、いろいろ試しているなかで、低音を出そうとするとリズムがもたついて聞こえるというのを感じた。
気のせいかも知れないが、やはり感じるのだ。
なんか、いろんなことがあって、色々と面白かった。

リスニングポイントで聞こえ方はかなり変わる。
今は2.5mくらいのところで聞いている。
大音量で聞くにはやはり力不足だが、小音量でもスケール感はある。
出音は悪くないので、やはりエンクロージャーを変えてみるのがいいかも知れない。

色々聞いていると、耳の方の変化を感じる。
段々音量を小さくしていくとわかる。
最初は物足りなく感じるが、集中して聞いているとそれなりの音に聞こえてくる。

音楽を聞くと気持ちいいのは、ひとつは脳内で作り出している音と実際の音の適合が気持ちいいのではないか、などと考えている。

多分、100%満足するスピーカーというのはないのだろうと思う。

最後にe-scope 3-in-1でで測った各スピーカーの特性を載せておく。
赤線が測定値で緑線は無視。
ただ、リスニングポイントでの測定なので、スピーカーの特性を現しているものではないということ、部屋の条件も決していいものではないし、また音量、位置など測定の条件もそろっていないので、参考程度にしていただければと思う。

PAM-3
pam3

501Z
501Z

MediaMate2
SS

PM-M0841CK
PK

DigiFi(デジファイ)No.19(8cmグラスファイバー振動板本格フルレンジスピーカーユニ.../ステレオサウンド

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通販で頼んでおいたパーツが紆余曲折あってやっと届いた。
しかし、デジタルポテンションメーターの小さいのには参った。
ストローみたいなケースに入っているんだけど、どう言ったらいいのか一辺3mmくらいしかない。
変換基盤も頼んでおいたんだけどピッチが全然違う。
ということでしばらくこれは考えることにする。

でもって、例のPM-M0841CKで組んだバックロードホーンのスピーカー。
スポンジを入れたりやっていたけど、やっぱりホーンを殺しちゃってるなと思って、再度吸音材の調整をやっていた。

近くのお店で10cm角くらいの低反発ウレタンというのを売っていたので、それを厚みで2種類、あと同じく同サイズのただのウレタンシート(55円!)をそれぞれ2個ずつ調達。

でまず空気室ののどの部分に入れていたスポンジを撤去。そこに低反発ウレタンの厚い方をバッフル面の裏側と空気室の上部にも張り付け。
そこから前回使ったe-scope 3-in-1で測定しながらあれこれ。
で、今のところ、ホーン最初の底面に貼ってあった吸音材にプラスしてウレタンシートを敷き、エンクロージャー上面の裏側にあたる部分にもウレタン、ホーン出口の底面にウレタン、そして、ホーン開口部のサイド片面に低反発ウレタンの薄い奴を設置。
これでかなり使える音になってきた。

試してみたのだが、低反発ウレタンよりもただのウレタンの方が吸音効果がある感じ。低反発ウレタンはどちらかというと音を跳ね返してしまうようだ。もちろん入れないよりは音はマイルドになるけれども。

測定の結果

前回調整後
2

今回調整後
20151017

さて、どうだろうか。
前回と同じSweepで、ピーク保持の赤い線が測定値ということになる。緑の線は”今”の音なので無視。
音量が違っていて申し訳ないのだけど、左端の音量を合わせて見て頂くと大体違いが分かるかと思う。
前回はのどにスポンジを入れてかなり塞いでいる感じになっていて、その分抑えたような音になっていたが、今回は音の通りがいいというか、そこに無理は感じなくなった。
吸音材の加減で、かなり暴れを抑えられたように思う。
また、低音もボリュームアップしている。
500Hz付近のクセがどうにもならないが、箱なりや変な特定周波数の共振的なものは全然良くなった。

実際の曲で試聴をしてみる。
試聴曲は10曲くらいあって、いつも大体この辺の曲をかけて変に聞こえるところがないかをチェックしてる。
古い曲ばかりなのだが、ネイティブ・サンのSavanna Hot-Lineとか石川セリの遠い海の記憶とか、この辺で低音の鳴りを聴く。
サックスに輝きはあるか、ボーカルに艶はあるか、など部分部分気持ちよく聞けるか。
この曲は聴けない、というのを無くすのも重要。
録音でかなり違いがあるから、色々聞かないと分からない。
今回、アースウインド&ファイアーのBoogie Wonderlandがなんか最高だった。
歯切れが凄く良くて、低音も、ドンシャリには出ないけど凄く量感があって、バランスもよくて、かなり満足。
全体にスケール感が出た感じがする。

ようやくエンクロージャーサイズの音になった感じ。
ただ、200~500Hz付近はクセがまだあるので、曲によっては気になる。
そこで、イコライザーで250、500Hzを落として、その下の低音部を少し持ち上げている。
高音の鳴りもうるさくなくて、と言ってハイハットの刻みはちゃんと聞こえるし、この辺はバランスが良い。

比較してないから確かなことは言えないけれど、なんか、全ての音域がフラットに出るのが必ずしもいいという訳ではないような気がする。
もともと500Hzあたりの中音は絞った方が締まった音がして好きなのだが、この辺の音の作り方がひとつ鍵かも知れない。
まあ、これは私の好みの問題。
さらに言えば、大音量出せる環境でもないので、日常のBGM音源としての評価でもある。

しかし、一旦組んでしまうとパネルをネジ止めかなんかにしておかないと後からの調整は大変。
こんな小型の割と簡単な構造のエンクロージャーでも、中の天板にスポンジを貼付けるのに苦労した。
中も見えないので、iPhoneのカメラで撮影しながらやってみたり。

調整も耳だけでやるのは大変だけど、e-scope 3-in-1見たいなツールもあるし、考えればなんか色々やれる。
しかし、バックロードホーンの吸音材の調整はやってみる価値はあると思った。
本当はユニットを変えてみようかとも思ったのだけど、まだ可能性はある。
スケール感を残しながら締まった音にするという目標に一歩近づいた。
ウレタンシートをもう少し買って、もう少し調整を続けてみよう。


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プリセットボリュームを作るにあたり、音量調整用の回路を検討しているのだが、これというのがない。また、応用するにしてもそれが正しいやり方なのかがわからない。
ということで、少し真面目に勉強することにした。
そこで購入したのが、かの大塚明先生の電気実用講座である。
CDで頒布されているので、それを購入させて頂いた。

読み始めて、これは凄いと思った。
コンデンサの動作の仕組みが初めて理解できた。
今までは、回路図を見て、どこに何があるのか、ということは分かっても、どの部分がどういう動作で、なぜこういう回路に鳴っているのかまでは到底わからなかったが、これを読んで(まだ全部読んでないけど)それが見えるようになってきた。
とにかく、解説書というよりは読み物に近く、これは私には合っている教科書だと思った。
エフェクタを作るなら基礎知識はばっちり学べるし、電気全般の話なので、応用範囲は広い。
ブレッドボードやウェブ上で回路が作れる時代、実験をしながら学べるという環境がもし学生時代にあったら、と思う。

読むだけでも面白いので、是非とも一度目を通してみたらいかがだろう。
大塚明先生がここ(http://www.diskdig.com/MEJ/ME.htm)で頒布しています。