久々に更新。
スピーカーの記事が続くけれど、一旦ここまでにしようかと思う。
色々とやってきた自作スピーカーだけれど、結局PM-M0841CKを別な箱に入れてみたいという誘惑に勝てず、吉本キャビネットのダブルバスレフエンクロージャーキットDB-800を購入。
スピーカーも新たに秋葉原で2個調達。
1個400円なんで、ためらいがない。
値段のせいもあるけど、なんか、デザインと音が気に入ってしまった。
店頭の札には加賀と付記してあった。加賀電子製なのだろうか。
DB-800は穴径が73ミリと、フランジなしのPM-M0841CKがぴったりのサイズ。
キットはシンプルで、木工用ボンドだけあればできてしまう。
ただ、後から吸音材調整とかは出来なくなるので、一面だけ接着せず、とりあえずテープ止めして聴き込んでいる。
さて、音だけど、なかなかいい感じだ。
先に作ったバックロードホーンに比べると、中音域の変な癖がなく、低音も余韻がありそこそこいける。
鳴りも悪くなく、それなりにスケール感も感じる。
ようやくスピーカー本来の音が出て来たという感じ。
ただ、高音のシャリシャリがちょっと耳につく。
ディエッサーが欲しくなる感じ。
全般的にバックロードホーンのような音の魅力はあまり感じない。
また、小音量時にはぐっと鳴りが引っ込んでしまう。
この辺はバックロードホーンの方が良かった。
ただ、変に帯域を抑え込まなくてもいいので、ボーカルなども張りがいい。
今度は上条恒彦も伸び伸びと歌っている。
低音のモコモコ感はない。というか、そこまでの低音は出ていないという感じ。
例によって測定して見るとこんな感じ。
やはり10KHzあたりにピークがあり、これは改善が必要。
吸音材で抑えられるだろうか。
全体的にハイ上がりになっているが、変なディップはなくまた箱鳴り感もなく、ハイを抑えてあげれば聞き易い音だ。
低音は、ユニットの限界か、ダブルバスレフという割には出ていない感じ。
ただ、なだらかに落ちているので違和感は感じない。
聴感上は、バックロードホーンに比べて低音が出ているように感じる。
一応、アンプのトーンつまみで低音を+、高音を少し下げて補正して聴いている。
吸音材で少し改善を試みてみるつもりだけど、それほどこだわらなくとも十分聴ける音なので、当面これでいい。
一応の満足感は得られたので、スピーカー回りは一旦ここで終了しようと思う。
最初からこのキャビネットを選んでいれば、そうそう悩まずに済んだかもしれない。
しかし、バックロードホーンを作って見たことで色々得たこともある。
改めて良い音というものを考える機会になった。
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