音作りその2 | とれすけのブログ

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はや5月。4月はとうとう更新できなかった。

けれど、前回の続きで音作りについて。
あれこれやって、スタジオに入ってみた結果、いけると思ったところとやはりNGなところがあり、またいろいろと手を加えている。
前回は作り込むだけ作り込んだ音にしてみた訳だけど、ソロの音はまあまあ、バッキングの音がいまいちという感じであった。
全体的に残響系の処理は格段によくなった。
ところが、バッキングはどうも理想からは程遠い。
コンプがひとつの壁になってるのと、モジュレーションも設定をあんまり深く考えていなかったのできれいな感じの揺れにならない。
イコライジングもちょっとやり過ぎた模様。

対策として、まずバッキング用のコンプはMS-50Gをやめて往年のオレンジスクイーザーに再登板願うということにした。
昔、基盤をケースから出してラックに組んでいたものをまた元に戻した経緯があり、その時の半田が結構怪しげだったので、再び半田をやり直し、調整もし直して、さらに外部電源で使えるようにしてと、結構な手間がかかった。
まだ試している段階だが、調整がまだというところ。

コンプをソロとバッキングそれぞれ使い分けることになったので、ループセレクターに組む必要が出てきた。
ループセレクターの方は、以前書いた通り4ループのうちの1ループはノイズが出てしまって、使用をしていなかったのだが、こうなるとそこを生かさないといけなくなってしまった。
ということで、再びケースを開けノイズ対策。
原因はまあデジタル信号をラインが拾ってしまうという現象なので、正直もっと大きなケースにして配線を離せばそれだけで解決するのだが、今さらケースも変えられようはずもなく、アルミホイルでせっせと遮蔽する。
これでまあなんとか使えるレベルにまでは持っていけた。

あとついでもあったので、以前プリセットボリューム用に作っておいたバッファー2連の基盤をケースに入れてみた。
せっかくなので、ボリューム付きバッファーとそのまま出力のバッファーをスイッチで切り替えられるようにして、チューナー用のアウトも設けた。
下部の写真の右に写っている青いケースのものがそれ。
ギターから直で入って基本はかけっぱなし。

バッファー


さて設定だが、前回作り込むだけ作り込んだものを、今度はシンプルにしていく。
ソロの歪み系に関しては傾向がつかめてきたので、EQも最低限に抑えることにした。
問題はバッキング用のクリーントーンで、前回はなんか音が抑えられ過ぎちゃって、気持ちよくないので、これまたまずは設定をシンプルにしてみたのだが、そうすると今度はモジュレーションの掛け方をシビアに考えないといい感じにならない。
改めて設定をあれこれいじっている。
まだ、納得のいく音になっていない。

なぜかBOSSのディストーションを中古で買ってしまった。
GT-8のBOSSのディストーションで案外いい音がしたので、実機を試してみたくなった。
BOSSのディストーションは今まで使ったことがない。
いや、ハーフラックの奴に入ってたのは結構使っていたか。
元々ディストーションにせよオーバードライブにせよ、ほとんどの機種は使ったことがない訳なんで、そう考えると色々試すべきなんだろうけれど、どうもBOSSのディストーションというと欲しいと思ったことがないんだな。
で、試奏した結果だが、悪くはない、がちょっと線が細い音になってしまうというのが正直な感想である。
案外粘りのある音が出るので代行、あるいはバックアップの機材としてはアリだ。ただ、今使ってるディストーショユニットと比べてしまうと、やはり好みは自作のユニットの方になってしまう。
音作りの幅が広いのと、中音域でのクセがはやりマネできない。
あとは色々組み合わせてどうかという感じだけれど、しかしもうボードにもあまり空きがないし、入れる場所も苦しい感じなので、どうしようかなというところ。
もう暫くは使ってみようと思う。

当面の課題は、コンプの設定とモジュレーションの掛け方の試行ということになろうか。
昔、SPX90でいい音出せてたのに、なかなか再現できないでいる。
コーラス系は最初、ネイディーンズのコーラスを買い、その後はBOSSのBF-1(でっかい奴)でコーラス効果を出してて、その次はモジュレーションのかかるデジタルディレイを使い、そしてSPX90にたどり着いたみたいな変遷をしている。
以降はラックエフェクターばかりに頼ってきた。
しかし、もうボードには増やせない。
有りものでなんとかやってみよう。