【久保憂希也 公式ブログ】日々是鍛錬 ~ビジネスは結果。それがすべて~
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

「商売上手」という批判

ここ1年はFacebookで記事を書いてました。
その中でも、反響が大きく、
かつブログにアップすべき内容を
ピックアップしたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私が受けている(と思われる)批判の根拠に
「商売上手」があります(あると思われます)。

他人を「商売上手」と指摘することは多くの場合、
「提供する内容が対価にともなっていない」
という暗黙の批判の気持ちがあります。

つまり、「あいつ商売上手だな」と言う時の気持ちは、
「あいつは俺より提供する内容の質は低いくせに
お客さんだけは獲得できる」という
本音に近いのではないでしょうか。

私から言わせればまったくの逆で、
ビジネスしている以上「商売上手じゃなくて
どうすんのよ!?」と思うわけです。

どんなに良いものを作っても、
どんなにすばらしいサービスを提供できても、
そこに顧客がいなければ、ただのオナニー。
そんなのビジネスではありません。

確かに現時点での実力以上に顧客がいる
場合があるのですが、だからこそ
人や会社が成長するのだし、さらには、
顧客からもたらされるニーズや情報のおかげで
その会社にはノウハウがたまるのです。

つまり総じて評すると、まず顧客・仕事ありきで、
その後に成長があるというわけです。

これを勘違いすると、「あいつは儲かってるけど」
「俺にだってできる」「いずれダメになる」的な、
妬み・嫉妬・嫉みの感情にすり替わります。

つうか、「俺にもできるよ」的なことを
思うのであれば、すぐにでも真似すればいい。
私ならそうします。それが汚い行為とは
まったく思いません。ビジネスですから。

「キングダム」というマンガ
(中国の春秋戦国時代を書いています)の中で、
敵国からもっとも疎まれている
王騎将軍がどれだけ凄いか描かれています。

「死んで喜ばれる将軍」というのは、
他国からすると脅威だからそう思われるわけで、
そうならないとダメだということです。

私は見かけだけじゃなくて、対峙すると
普通に怖いので、誰も正面切って私に
嫉妬心をあらわにする人はいないのですが、
そうされたとすると私は喜びますよ。
競合から嫌われるくらいでなければ
私(会社)に価値がないということですから。

私を批判する人には負けるとは思えないな。
むしろ、私のやっていることを冷静に見て、
私の使い方を考えてる人の方がよっぽど怖い。

失敗は許すがミスは許さない

去年から先行投資をして、
今年から弊社のメイン事業の1つとして考えていた
ビジネスが(想定より)だいぶ下回っています。

1人の社員に任せているのですが、
明らかにその事業に対する執着心がなく、
時間と労力の半分をその事業に捧げろと
言い続けているのですが、全然ダメです。


一方で、これは挑戦であり、
結果としてダメなのは失敗なので、
経営者としてはこれを許します。
つまり、失敗は許すというのが私の判断基準。

しかし、よく勘違いされるのですが
ミスは絶対に許しません。

ミスが発生するほとんどの原因は怠慢です。
怠慢を許容いていたら仕事ではありません。

ミスは、その発生とともに
リカバリーすることに次の労力がかかります。
これはムダ以外の何物でもありません。

そして、ミスは最終的にお客様に迷惑をかけます。
これが致命傷です。
一度離れたお客様は二度と戻ってきてくれません。

失敗は許さないと、新しいことに挑戦する
意欲がなくなります。

ミスを許していたら、組織はツブれます。

この相違を認識することが大事です。

態度と頭

私のことを個人的に知っている方なら
簡単に想像はつくと思いますが・・・
私は基本的に社員を誉めたりはせず、
めっちゃ厳しく叱ります。

このマネージメントが良いか悪いかはさておき・・・
私が厳しく叱るポイントは2つあります。

1つ目は(これが一番大事なのですが)、
仕事に対する「姿勢」です。

仕事をナメてる奴は許せません。

お客様に満足していただくことが仕事であり、
その結果として自己が成長でき、
給料をもらえるという現実
を認識していない奴は、
テキトーなバイトでもやってて欲しいです。

この姿勢が欠けている人間は
何をやってもダメだと思う
し、
お客様にも迷惑をおかけすることになるので、
この点は何度でも、そしてしつこく問います。

そしてもう1つは、頭を使わないことです。
指示された仕事を、表面上こなそうとするのは
アルバイトのやることです。

社員であれば、その仕事の意味を考え、
目的を達成するために何をすべきなのかを
自ら考えてから行動しなければなりません。


知識やスキルなんて後で身に付くものです。
この2つは、ビジネスパーソンとしての素養です。

私からすると、せっかく一緒に仕事してるんだから、
社員だけではなく、取引先等も含めて
幸せになって欲しい、と思うのですが、
ここにいう幸せの概念はお金だけではありません。

もっとも大事なのは、自己の成長です。

「成長は厳しい環境の中でしかない達成できない」
という事実を考えると、社員を誉めることより、
厳しく叱ることの方が、本当の愛情だと信じています。

社員であり、給料をもらっている限りは
全員がプロなのであり、アマではありません。


このマインドセットを強く求めるし、
そうなければ組織として成り立ちません。

出張していると時間があるので、
いろんなことを考えるいい機会です。
(大阪のホテルより)

経営者とは会社そのもの

経営者の概念というのを勘違いしている人が
圧倒的に多いのではないでしょうか?

「社長」とは、確かに職種の名称です。
「課長」や「部長」と何ら変わりません。

しかし現実を考えてみると、会社の社長が
変われば、本当に会社そのものが変わる
ことは、
アップルやJAL、数年前のユニクロを見れば自明です。

経営者


そうなのです。会社とは数で勝負するのではなく
人で勝負するものなのです。

大きいければ強いというわけではありません。

さらに、経営者とは会社そのものです。
経営者が変われば会社は変わります。

経営者とは、社員の延長でなるものではありません。
そこには、使命やミッション、そして
会社全体に対して責任があるという覚悟が必要です。

自分がダメになれば、会社すべてが
ダメになるという感覚がない人は、
経営者になるべきじゃない。

逆に言えば、経営者のレベルで
会社のレベルが決まるのです。


「知略」対「本能」

経営者に必要な資質ということを
よく考えるのですが、その際に常に
突き当たるのが「知略」対「本能」
どちらが勝つのかという究極の命題

知略対本能

現在香港にいるのですが、移動中や
寝れないベッドの中でというキングダム
マンガを何度も読み返しています。

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)/集英社

このマンガでの結末はさておき・・・
経営者としてはどちらがいいのか!?

私はよく本能型とみられるのですが、
実際にはまったく知略型経営者です。

自ら大胆な攻めの方法を思いつくことはなく、
本を読んでは理論を実践し、他の会社で
成功している事例を学んでは自社に適用する。


もちろんすべての理論を取り入れるわけでは
ないのですが、いわば先に頭で考える方。

これが悪いだなんて思わないのですが、
私の中では、本能型の経営者の方が
非常に優れているという印象があるのも事実です。


まあだからといって、簡単にそうなったりは
できないし、双方にデリメリがあるとも思うので、
いわゆる両方いいとこ取りができないか
と真面目に考えてみたりします。

私なりの1つの解は、机に座って
考えてしまうと知略型になってしまうので、
ジョギング中や何もしていないときに
フッと思いつく思考を大事にしています。

これは、右脳・左脳の議論にも近いのでしょう。

香港でいいアイデアが出たのですが、
その公表はまた近いうちに。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>