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復帰しました。

2/21 皆さん、こんにちは。

長らくご心配をお掛け致しました。
本日から、まだ大事を取って午前中だけではありますが作業を再開致しました。写真はギタリストのYさんのtmpストラト・ネックのスロープヘッド化中のショットです。

お陰様で病院の検査で分かったのですが、長らく失われていた左手の握力が56Kgまで戻っていました。本来の握力の8割まで戻ってますので、この部分の神経を圧迫していた要因が手術で消えたと言っていいでしょう。首筋の激痛も無くなりましたしね。嬉しいです。

但し、上半身の負荷を背負っている一番下の腰椎は軟骨が既に失われている為に、すっと立ち上がれる様にはなりましたが、根本的にはこれからなるべく負荷を架けない様に暮らして行かなくてはいけませんので、作業のやり方も変えて行くつもりでいます。
今後は畳くらいある大きく重い板材を担いだり加工したりは避けなくてはいけないでしょうね。

でも大丈夫。自らの身体の現状がどうであるかが今回ハッキリ分かりましたからね。それに見合った生き方や仕事の仕方にシフトしながらいい結果が得られる様にしていけばいいのですから。

人の人生で一番の問題なのは自らの器と言うか実力、力量、度量を把握せずに生きていることです。

努力をし続ける事の大切さと、そして潔く自らの度量を認め、諦めるべき時にはスッと諦めて切り替える。これも重要でしょうね。
どこかの首相みたいに理想を実現出来る実力も無いのに権力の座にしがみついているって、みっともないですし、いっそう混乱を生みますもんね。

今週から仕事は再開しますが当分の間、1日数時間の作業に留めます。完全にペースを戻せるまではそんな感じで行かせて頂きます。
今後は売り上げ減少も覚悟していますので、それに合わせてお手伝いさんも既に辞めて頂きました。

もう一度、自分の仕事の仕方から考え直し、更に素晴らしい楽器作りが出来る様に再構築して参りますので、皆さん今後とも宜しくお願い申し上げます。m(_ _ )m

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もう暫く

2/15 ヨコハマ快晴です。昨日の午前中に退院して、すぐに自宅に戻りました。
その夕方から雪が降り始めて今朝になるまでの間にそれなりの厚さで雪が積もり、その雪が今も街のそこかしこに残っています。
自宅に戻ると、それまで居た病室がいかに暖房が効きっぱなしで暖かだったかが分かりました。
雪が降り積もったことも勿論あるでしょうけど、「あっ、寒いんだ」って思い、慌てて暖房を強めにかけました。

久しぶりに作業場に立つと、まるでいつも寝起きしている部屋に戻った様な気分になりましたね。
世間では10日ちょっとの日にちの流れだったでしょうけどワタクシには確実に人生の区切りの期間だった様に思えています。

身体の方は麻酔をかけられた上での手術とは言え、やはりダメージを負ったんだな、と感じています。
なるべくゆったりとした動きで過ごす様にしています。今週は作業を行わずじっくりとダメージが消え去るのを待とうと思っています。

作業台には寝かし続けたマホ系の板材が置いてあります。(写真)
この板を挽き割っていってTELESAのセミホロウ・モデルのトップ材にするつもりなんです。通常のマホよりも腰が粘り強く太い響きが得られる素材です。順柾目になるように挽き割ってセンター接ぎしてトップ材にします。リヤーはtmp版のテレキャスター仕様です。
目の前の材を手でさすってやると勝手に こうしようよ!って誰かが耳元で言うんですね。

完成時の音はとっくに自分の中で流れていますので実際に楽器にしてその音を聴きたいのです。大雑把に言えば、今回はダニー・クーチマーあたりがいっぱつで惚れ込んじゃう様なサウンドです。

少しずつ形にしていきたいと思います。
それまでにはもう少し休養時間が必要だと身体が言ってますので、お時間を頂きたいと思います。
作業再開までもう暫くお待ち下さい。m(_ _ )m

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スウィッチ

やあ、皆さん 入院10日目の夕暮れを迎えました。
明日昼過ぎには自宅であり工房でもある我が家に戻ります。

多くの皆さんに支えて頂いたお陰で無事に退院が叶います。
ありがとうございます。m(_ _)m

今回の手術に際する検査で、本来背骨と背骨の間にあって,クッションの役割をすべき軟骨がワタクシの場合、何箇所も擦り切れて,無くなっていることが分かりました。
その部分では背骨と背骨が直接ぶつかり合っている為に骨のバリが出て、それが神経の束に食い込んて身体の各所にトラブルをもたらしていました。

今回の手術ではその神経に食い込んでいたバリを削り取ったわけですが、根本的に相変わらず背骨同しがぶつかり合っていることには何ら変わりありません。

これからは、その状態で どう仕事をしていくか、身体を長持ちさせていくか、を考えていかなくてはなりません。

こうした自分自身の実情含めて、それ等を時代の変化と捉えます。
時代の流れを捉えながら生きていくべきが人。
流れに流されず、飲み込まれず、波を捉えて生きれば立ち上がることだって出来ます。

まるで サーファーの様にね。

退院と同時にそのスウィッチを静かに切り換えます。カチッ! (^_^)
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芥川賞受賞作品

巷は三連休。
いきなり雪が舞い出した。

退院することが当面の目標のワタクシは、時間を埋める為に院内の売店で文芸誌を購入して、先日発表された芥川賞受賞作の二作を立て続けに読んでみた。

読んでみて・・・
自分には読む必要は無かったな、と感じた。σ(^_^;)

やはり、自分には宇宙物理学のホーキング博士の著書の方が一兆倍楽しめる。
個人的に博士には あんた側賞
を与えたい。
いらん! (博士談)
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開き直り

あ~ 皆さん こんにちは。
今日はいい天気で、やることも無いし読書、日向ぼっこ、読書、日向ぼっこの延長戦です。♪( ´θ`)ノ

読書もいいもんですけど、読みたい本となるとワタクシの場合、文学より物理化学誌とかネイチャー系なんです。

ここに入院してから読んだもので面白かったのは 先祖代々、マタギとして狩猟の人生をおくって来られた方のインタビュー記事でした。
実に思慮深いマタギとしての日々に感心しました。
あとは、現在手配中なんですが、縄文人と弥生人の比較研究した文献が読みたいです。
日本人って、明らかに二種に大別分類出来そうだと言う気が以前からあって、それは多分、縄文、弥生の2種だろうと。
もう少しその点が知りたいからです。

そんな事知ってどうする、って?

もちろん 暇だからだ。♪( ´θ`)ノ
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退院日

今週末は皆さんは連休なのかな?

ワタクシは抜糸出来るのが土曜日なので退院は週明けの月曜日なのだそーです。

明日退院と言う願いは残念ながら叶いませんでした。正直がっかり感ケッコー有りです。(T . T)

だってもう元気一杯ですからね。
もし院内にフットサルチームがあったら参加してまっせ。

でも従うしかないので、大人しくしてます。
本心はゆっくり風呂に入りたいのと、作業場を見たいです。世界で一番落ち着く場所、それが作業場ですからね。

今回、入院に際してひとつ失敗したのも、作業場の写真を撮影してiPhoneに保存してなかった事ですね。

いつだってそうなんですが、自分の存在を証明出来る唯一の場所なんです。

早く帰りたいです。σ(^_^;)


Tatsuya Matsushita

いい仕事

皆さん、こんばんは。
もう院内は消灯時間を過ぎてます。

お陰さまで、執刀医の先生、看護婦さんからも驚かれる程の回復でして、今日なんか試しに廊下を走ってみました。
おーッ、走れる!
実はワタクシ、長年まともに走れない身体になってしまっていたのです。

術後3日で院内を走った患者はいません!って看護婦さんには叱られましたけどね。♪(´ε` )

執刀医のS先生が施術後のワタクシに会心の出来でしたよ!って、おっしゃってくださっていたんですが、ワタクシも技術屋なので、いい仕事が出来た時の嬉しさが分かりますので、先生が会心の仕事をワタクシの手術で出来たことが嬉しく、思わず
そりゃ良かったですね先生!って言いそうになりました。(^-^)

驚くほど傷口も小さく済んでいるそうですしね、何もかもが実にありがたいです。

そして、こんなになるまで頑張り続けてくれた我が身体にも感謝です。
ありがとう。
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背骨ピック

入院して初めての日曜日でした。
まだ夜中の12時にもなっていませんが、院内はとっくに静かに寝静まっています。

タバコも入院して以来一度も吸っていませんので、吸いたいですね~

例えは、今回の様な入院とか、何かしら区切りとなるような事が起こると、それにどんな意味があるのか考えたりします。
なぜなら、そうした場所にはまるで落し物のふりをして大切なものが拾われるのを待っていたりするからです。

今回のそれが、削った背骨で作ったピックだとはゼッタイ思いませんけどね(^◇^)

きっとそのうち、それが何か気付く気がします。

Tatsuya Matsushita

街の灯り

病室から見る風景は何となくいつもとは違って見える気がします。
たぶん、それは気のせいであり、また、気のせいに見せかけた真実でもあるのでしょうね。

Tatsuya Matsushittmpブログ

背中からチューブ

みなさん、おはよーございます。

病院の朝は早く、6時前には院内はザワザワし出します。

ずいぶん回復が早いですね~
看護婦さんにそう言われても、自分では分かりませんもんね。
そうなんだ、と思うだけ。

背中から血抜きのチューブが出ているので、そこが痛いのと寝返りがやっかい。写真がそのチューブ。
でも他のチューブはもう抜いたので、こいつが最後の一本。

もう今日で入院4日目。
こんなに休んだの何年振りだろう?
少なくともここ10年は無かったですね。
見舞いに来た人が 、人一倍働いて来たんだから、ゆっくり休みなさいよ、って言ってくれます。
人がそう言うってことは、休んでもいいのかな?って思います。

息子に オヤジは自由人だから、って言われますが、自由な人間ほど多くの責任を背負っているってことを忘れんなよ、って言ってますね。


自由って、実は不自由から成り立っている。
by Tatsuya Matsushita
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