トーストマスターズ体験記_95_2015年春季コンテストシーズン2
2015年5月、春のコンテスト。この大会は所属する神奈川トーストマスターズクラブとしては大きな出来事の有る年でした。 まずは、日本語スピーチコンテストにおいてエリアコンテスト(地区大会)を突破したI黒さん。彼女は、その後のディビジョンコンテスト(南関東大会)も優勝し、全国大会へと駒を進めることになります。 そして、全国大会でもパフォーマンスを発揮し、見事に3位に入賞されました。ご本人もまたあの舞台に立ちたいとのことで、今も神奈川トーストマスターズクラブの中心として活動されております。 大会優勝は、輝トーストマスターズにも所属しておられたK刈さん。笑うことの大切さを訴える暖かいスピーチでした。 また、私のメンターであり1年間のディストリクト76ディレクター(日本地区の総責任者)としてトーストマスターズ日本支部を取りまとめてきたW邊さんも、本大会をもってひと通りの役割を終えることとなりました。 トーストマスターズは1年毎にトップが入れ替わります。大会後に役員総会が有り、そこで次期のディストリクト76ディレクターが決定。トーストマスターズの任期は7月~翌年6月ですので、W邊さんの任期はまだ少し残っておりますが、大仕事であるこの全国大会を成功裏に終えることができてホッとしている姿が印象的でした。 私自身も会長としてクラブを引張ってきたものの、改めて組織を運営することの難しさ、コミュニケーションの難しさを感じていました。 話すことができる様にとクラブに入会し、話せる様になったことでコミュニケーションが上手くなった、それは錯覚でした。話すことが上手くなることとコミュニケーションが上手くなることは別である。話すことは意志疎通のための大きなツールではあるが、それだけではコミュニケーションを取ることはできない。 苦労の多い一年であったと思うと同時に、今後に大きく繋がる一年であったとも思います。 もしも読者の皆様の中で、トーストマスターズクラブで役員を打診されているのであれば、是非積極的に手をあげてください。役員の仕事は大変かもしれませんが、本当の意味でコミュニケーションというものの難しさと大切さを感じることができますよ。