首都圏に住んでいると、電車に乗る機会は多く、私も仕事柄電車にはよく乗ります。コロナが騒がれていますが、朝の通勤時の電車は相変わらず満員(それでも、ギュウギュウという程ではありませんが)状態です。
そして、電車に乗って車内を見渡すとあることに気付きます。
みんな一様に背を丸めて携帯をのぞき込んでいます。携帯を見ていなければ、寝ているか、ごくまれに小説や参考書などの本を見ているか・・・。いずれにしろ、みんな揃って視線は下を向いています。
体と心は連動します。
自信を持つためには、心の在り方・考え方を改めることももちろんですが、身体もそうした姿勢を取ることが大切です。そうでないと、改めた心や考えが身体によって元に戻されてしまいます。
自信を持つために取りたい姿勢、それは身体を開く姿勢です。
力を抜いて、背筋を伸ばし顔を上げましょう。身体の中心を突き出すように両手両足を広げてみましょう。そうして陽の光を浴びましょう。
背筋を丸め、下を向く姿勢は身体を閉じ自分の内に向かう姿勢です。時には、内面と向き合うために必要な姿勢ではありますが、現代の日本人は慢性的にこの姿勢を取っているため、意識して開いていって欲しいのです。
身体を開き、世の中に向かって自分という存在を発する、こうして心に加えて身体を変えていくことができれば必ず自分自身という存在への自信が出てきます。
私が、本当の意味で自信を得ることのできた最後のピースは、正にこの身体を開くことに有りました。
もともと日本人は、このような身体を開く使い方を日常してきていました。
腰を入れ、蹲踞をし、四股を踏む。。腹を割り、身体の中心から自己を開いていました。
我々は、もっと先人が成してきた所作や考えを振り返るべきなのだと私は思います。
今、背中を丸めながらこの記事を見ているのなら、、この後、今一度自分の姿勢を見直してみませんか。