2021・1・9 群馬県下仁田町・御岳山(兄倉山) | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

時節柄、誰とも会いそうにない山、

そして軽くひと登りで登れる山という条件で山を探し・・・

山頂でお昼を食べようと考えて、

題して「ランチ登山」へ出掛ける。

 

簡単なうどんセットを作り、 「 こちら様 」 の地図に磁北線など書き込んで出発する。 

下仁田町の「ほたる山公園」の駐車場に駐車して登山開始です。

今回も開始時刻は12時10分。

朝7時の朝食のため、山頂までシャリバテが少し心配!

管理棟の前から入山です。

すぐ、こんな可愛い狛犬の祠があります。

側面には安政4年とあります。 一体いつ頃?

 

そして、赤鳥居

山の名前が、

御岳山だけあって信仰の山ですね。

 

左右には石像が沢山です。

高さ1mを越える立派な出で立ちです。

 

少し歩くとこっちにも!

 

そして自然石に刻んだ様々な願い事が随所に点在しています。

山頂の祠へお参りするに当たり・・・

参拝者が手を合わせて居るると、

自然に呼吸が整うという目的かも知れません。

次々に現われてきます。

こちらの台座には安政五年と刻まれてあります。

確か江戸時代に富士山が爆発した歴史がありますが、

そんな関係なのでしょうか。

それは宝永山があるので時代は宝永だった?

 

道は落ち葉が溜まって足首が隠れるほどの場所もあります。

右上の棒切れは杖代わりです。

西上州の低山には、ストックよりもこんな杖が似合うんです!

 

そして

見通しの良い尾根に出ると、正面に小沢岳が姿を見せています。

群馬ではこの山を「西上州のマッターホルン」と呼んでいます。

そこからつつじの道が山頂へと続きます。

 

そして到着した、思った通りの山頂です。

下仁田の町並みが展望できるように、立木が伐採してあります。

町並みの上には

妙義山とその左に谷急山が肩を並べるように位置してます。

東には榛名山や赤城山も!

しかし、展望は良いですが冷たい風が吹いています。

山頂の石祠の隣には、可愛いうり坊が守り神のようです。

石祠は町を俯瞰して設置されてあります。

側面には文久三年の文字が確認出来ます。

年号と暦年対照表を持ってくれば良かった!

 

昼ご飯は少し先に行った場所で!

左のピークが稲含山で右の高みが、白髪岩で原三角点のある山。

今回はコンロを使って食べた暖かなうどんが当たりです!

そして、苦くて甘いコーヒーも。

 ランチ登山は目的達成!

陽が陰ったりしてましたので、早々に腰を上げて前に進みます。

 

その後は道というものはない状況が続きます。

西上州らしい痩せ尾根と赤松・・・

危ない道です。

 

そんな道でも・・・石祠があります。

その姿は、

まるで山道に疲れて辿り着いた山小屋を見たときのようでした。

 

その後は地形図を確認しながら、こんなスギ林のヤブを下ります。

全くの赤テープもありません。

 

ここに下山しました。

林道は有難いです。

ほたる公園近くにあった 牛も入れる大きさの入り口

こんな大きな罠は初めてです。

 

下山した場所にあるほたる公園は休止状態でした。

 

向こうの岩山は浅間山(センゲンヤマ)で、左奥が150mの鎖のある鍬柄岳(クワガラダケ)です。

正に西上州らしい景色です。

誰にも会わないランチ登山が終了したのは、午後2時32分でした。

2時間20分の行動でした。

 

下仁田の町は・・・

雪の無い御岳山によって守られ、平穏な姿でした。

早く平穏がやってきてほしいものですね!